晴れ上がった空のように・・

日常の出来事や読んだ本の紹介

椿山課長の七日間

2006年01月29日 | 
体調を崩していて・・なかなか記事が書けませんでした。
博士の愛した数式」もう、読み終えてからずいぶん時間がすぎてしまいましたが、近頃、映画でも公開された模様。見てみたいと思っています。小説のほうは、記憶障害のある数学者の老人と家政婦さん、その子供がくりなすほのぼのとした物語。心の交流のテーマは、「数式」や「数字」。博士が発する言葉が数学者らしい?いいえ、らしからぬ感じで、とても新鮮で斬新に聞こえました

天才数学者、と聞けば、とてつもなく頭脳明晰、非人間的なクールさを連想しますが、博士は弱弱しく、心優しい老紳士であるのがまた、この物語の悲しさを誘いました。高等数学の公式や数式などたくさん出てきて、チョッと面食らったところもありますが、数学のお得意な方はきっと、「な~るほど!」なんて興味を抱くでしょうね、私には残念ながら、少し難解でしたが。
作者の小川洋子さんですが、この小説を書くにいたって、あの「藤原正彦」さん(国家の品格の著者)に綿密な取材をした経緯があるそうです。う~ん、納得!ですね

あれれ・・
椿山課長の七日間・・を書くつもりでしたのに、すっかり長文になってしまいました。・・
こちらは一言でいうと、「おもしろい!」何度も笑わせてくれて、最後には感動の涙~
浅田次郎の小説だね・・
詳しくは次回にします