ゆうの気まぐれ日記

備忘録のつもりで書いています。

紫陽花の季節

2020年06月03日 | 日記

 

庭の紫陽花が見ごろになった。

花言葉は知らないが、たくさん咲いていてもこの花はなんとなく寂しげに見える。

先日、花屋で鉢植えの紫陽花が目に留まって、それを買って友達の家に

娘さんの一周忌のお参りに行こうとしたが

この花は寂しさをかき立てるのでは?という気がふとして

ピンクの可愛いランの花と、換えて(替えて?)もらった。

長崎ではこの花を「オタクサ」と呼ぶと聞いたことがある。

長崎の出島にオランダ商館の医師として滞在していたシーボルトは

長崎の遊女に恋をし結婚し「稲」という子どもまでなしたが

スパイ容疑がかかり妻子を残したまま国外追放。

シーボルトは離れ離れになった妻を慕い紫陽花の花に

妻の本名「お滝」→「お滝さん」→「おたくさ」

自分が妻を呼んでいた言い方「オタクサ」と名付けたとの事。

一つ覚えで矢車草を見れば

「函館の青柳町こそかなしけれ 友の恋歌 矢ぐるまの花」

を思い出し

紫陽花を見れば「おたくさ」にまつわる恋物語を思い出す。

 

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