ゆうの気まぐれ日記

備忘録のつもりで書いています。

伯父の葬儀が終わった

2020年06月18日 | 日記

 

伯父(父の兄)が6月16日に亡くなり、昨夜が通夜、今日が葬式だった。

負けん気の強い伯父で若い頃はかなりの腕白者だったと伝え聞いている。

相撲大会で優勝の写真やボクシンググローブをして写っている写真も

見たことがある。

幼い日私はこの伯父が恐くて、伯父が家にいないことを祈りながら

祖母の家に行っていた記憶がある。

伯父の妻は優しく美人で、血のつながりのない義伯母の方を私は慕っていた。

高校三年の時、私の進路を決めるのにこの伯父が嫌われ役になって

強引に自分が勧める道を押し付けようとして言い争った覚えもある。

しかし後々その事は感謝している。

学生時代、照れ屋の伯父が会いに来て、そっと小遣いをくれたこともある。

口は悪いが実のある優しい伯父だった。

県職を退職後は民謡に打ち込み数々の大会で優勝し、民謡の先生となり

92歳で亡くなるまで指導に当たっていた。

この伯父は老いても人に弱みを見せるようなところが無く、

妻亡きあとは92歳で亡くなるまで一人暮らし。

いつも身なりをきちんとし、いつ行っても家もきれいに片付いていた。

今年に入って若い頃撮ったお気に入りの写真で遺影を作り、それを

亡き妻の遺影の横に掛けていざという時の準備をしていたとの事。

6月6日の夜中1時に同じ市内に住む長男に「息苦しい」と電話をかけ

救急車で搬送され、心臓機能の衰えで肺に水が溜まった状態に

なっていることが分かり入院していた由。

しかし亡くなるまで全く弱音を吐かず、自分の生き方を貫いたと

伯父の長男(私の従弟)が喪主挨拶で語った。

どこまでもあっぱれ!な生きざまだったと思う。

真似しようたってできるものではない。

しかしあの伯父があの世に行けば、あの世の事がちょっと気になる。

祖母(伯父の母)が生前、「優しい子ほど早死にし、憎まれ口をきく子が

残る」と言っていた。

この伯父が行けばあの世の祖母や伯母(伯父の妻)私の父母など

うかうかできなくなるのではなかろうかと、その状態を想像し

ニヤニヤしながらこれを書いている。

あの世でみんな賑やか且つ和やかに過ごしてもらいたいものだ。

 

(新型コロナ状況下の家族葬)

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