ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと19年目を迎えました。ACL効果でJ1昇格だ!

川崎フロンターレ戦で感じたこと

2016-08-10 | Weblog
6日にアウェー等々力で行われたJ1リーグ2ndステージ第7節川崎フロンターレ戦。試合結果は0対4でヴァンフォーレは敗れてしまいました。この試合で個人的に感じた印象を書いていきたいと思います。


★ドゥドゥ選手にかかる負担
最近チームに加わったドゥドゥ選手。新加入ながらすでに2得点を挙げており、早くもヴァンフォーレのエースとしての役割を担っています。守備重視のチームスタイル&少ない味方からのフォローの中で1トップとして孤軍奮闘の活躍をみせている彼ですが、日増しに相手からのプレッシャーが厳しくなっているのも事実でファールで動きを止められる回数も多くなってきています。もちろんファールをもらえることは次のチャンスに繋がることを意味しますが、残念ながら現在のチームはそのファールで得られたFKを有効に使えていない状況にあると思います。せっかくドゥドゥ選手が体を張ってチャンスを作っているので、そのチャンスを無駄にしない心がけや得点を奪いに行く集中力が求められます。あとドゥドゥ選手を抑えておけば大丈夫と相手に安易に思わせないためにも、ドゥドゥ選手を囮に使うようなプレーの必要性も大切です。ドゥドゥ選手というプラス材料を使ってチームとして様々な攻撃のアイディアを試してほしいですね。


★専門職選手の少なさ
この試合のヴァンフォーレは選手が一番得意としている専門的なポジションではない場所を務めることが多く、戦術的&相手の対策としてその能力が活かせる選手を今回起用していました。3バックを務めた松橋選手(ウイングバック)を始め、新井選手も本職はボランチの選手。ウイングバックの田中選手もFW登録。橋爪選手もプロに入った頃はFWの選手でした。日々の練習からそのポジションを極めるため一生懸命練習していることは理解できます。能力的にみればそこの適性もあると思います。しかしどうしても長年ポジションを務めている選手とコンバートされてポジションを務めている選手とでは経験の差が出てきます。その経験の差が出てくる瞬間は1対1の場面だったり精神面がすり減って気持ち重視で戦っているときなど試合の展開を左右するような重要な局面で露呈されます。今回松橋選手と田中選手が主にポジションをとる左サイドを川崎に狙われ、そこから3点目と4点目が入っています。試合全体でもやはり守備の経験が浅いこのエリアから攻撃を組み立てており、辛口に言えば‘穴’だったと言わざるを得ません。身体能力を活かして組織的に動けるかもしれませんが、本能的に攻めるところ&守るところで長年やっている選手の方が的確にプレーできたと個人的には思います。急造的にコンバートされたヴァンフォーレのポジションのミスマッチをしたたかに効果的に突いてきた川崎は一歩も二歩も上手でしたね。


★ボランチの守備の不安定感
この試合でボランチのコンビを組んだのはマルキーニョス・パラナ選手と保坂選手。相手の中盤の構成力に対抗するために今回保坂選手を起用したと思うのですが、中盤の底の位置で守備が効いていたかと言われるとそうではなかったと思います。守備が効いている場面が少なかったからこそ3バックが前に出て対応しなければならず、そこに一瞬できる裏のスペースを相手にうまく使われました。こういう中盤の構成力が高いチームには、中盤で強くプレッシャーがかけられる新井選手や稲垣選手など機動力のあるガツガツいけるような存在が必要だと思います。相手の主に攻撃を仕掛けるキーマンをここのポジションで封じることにより、前線へパスの供給を遮断して孤立させる狙いがあります。そのような状態だと相手のFW陣はボールをもらうために下がらなければならず、ゴールまでの距離を必然的に生み出すことができます。ゴールまで遠いとその分危険性も低くなるので失点のリスクも減らせます。今回のようにバイタルエリアを自由に相手に使わせるのではなく、ここの位置で厳しく守備をいくことが必要だったと個人的には思います。


★ボールを下げない努力を
ヴァンフォーレはこぼれ球の争いに勝つと、すぐに安全な横や後ろにパスを出して一息つこうとします。もちろんその行動は90分間の試合時間を考えるとペース配分の面から必要なものだとは理解できます。しかしそれがあまりにも多すぎるところが気になりました。相手も普段は裏を取られないように警戒してディフェンスをしているのに対してヴァンフォーレがとりあえず下げる選択を最優先でチョイスするので、それを見越してさらにキツく当たるような思い切ったディフェンスを仕掛けます。ヴァンフォーレは後ろに避難してもプレッシャーが来るので安心できず、正確な後方からのフィードもうまくできませんでしたね。結果相手のボール支配率をさらに高めることになり、自らを苦しめる流れに繋がりました。こういう悪循環にならないためにも、できるだけ裏に下げない心がけが必要となります。相手からボールを奪いこちらのマイボールになったら我慢してでも下げない努力が必要。そうすると相手はこちらに突然仕掛けてくるかもしれないというリスクを考えながらの守備となるので、思い切ってディフェンスできない作用が働きます。もちろんできるだけ前でプレーしていた方が得点へ近づくメリットもあります。近年のヴァンフォーレで良かった頃は中盤でプレッシャーをかけられてもボールを奪われない組織としての高いボールキープ能力を誇っていて、プレッシャーをかけられても相手をいなせるテクニックを備えており、いつでも素早い攻撃を仕掛けられるというオーラを漂わせていました。なのでそれが相手の抑制に繋がり、ヴァンフォーレが主導権を握る機会も増えました。これからはボールを奪われないような小気味良いボール回しを練習に組み込んで全体の組織力のレベルを上げてほしいですね。




にほんブログ村 サッカーブログ ヴァンフォーレ甲府へにほんブログ村
※ランキング参加中!1クリックお願いします♪

最新の画像もっと見る

コメントを投稿