ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと19年目を迎えました。ACL効果でJ1昇格だ!

レノファ山口戦見どころ紹介

2018-05-02 | Weblog
ついに監督交代に踏み切ったヴァンフォーレ。新指揮官に昨シーズン途中まで山口を率いていた上野監督を迎え、新たな体制で再出発を図っていくことになりました。その上野監督が最初に迎え撃つのがレノファ山口。2014年から3年半在籍していた古巣相手ということで相当気合いが入っていると思います。上野ヴァンフォーレの船出を華々しいものにするべく、選手&チーム&サポーターが一丸となって勝利を狙っていきましょう。


レノファ山口
6勝2分け3敗(勝ち点20) 3位
ここ最近5試合のリーグ戦成績:→◯◯×◯×
注目選手:オナイウ阿道選手、小野瀬選手、三幸選手
予想スタメン

※メンバーとフォーメーションは実際と異なる可能性があります。

前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:レノファ山口FCvsアルビレックス新潟 明治安田生命J2リーグ 第11節 2018/4/28



山口の基本フォーメーションは4-1-2-3。日本代表の技術委員長を務めていた霜田監督が今シーズンから指揮を執ると出だしから好調なスタートをみせて白星を積み重ね、現在勝ち点20で3位につけるなどリーグに旋風を巻き起こしています。それは上野監督が山口で築き上げた全員攻撃&全員守備のトータルフットボールの精神を受け継ぎ、霜田監督流にうまくアレンジできているからだと思います。戦術も局面で人数をかけて激しく動いてボールを奪い、攻撃面ではパスを多く繋いでアグレッシブに仕掛けていくスタイルが定着しています。そのサッカーは非常に組織的でさすが技術委員長をしていただけの手腕があると思いますね。

山口の注目選手は3人。まずは1トップに入り攻撃の中心となるオナイウ阿道選手。千葉で飛躍し浦和で出場機会の少なさに苦しみますが、霜田監督がいる山口で燻っていた才能が開花。全身バネのようなしなやかな身体能力を活かした競り合いとスピード突破をチャンス時に発揮できるようになり、第11節終了時点で6ゴールを挙げて得点ランキングトップに立っています。そのオナイウ阿道選手とともに山口の攻撃を牽引しているのが小野瀬選手。縦への突破の意識が強いアタッカーは今シーズン絶好調で6ゴールを挙げ、オナイウ阿道選手と並んで得点ランキングトップに立つ活躍を残しています。また4得点を挙げている高木選手もサイドアタックで攻撃の質を向上させる仕掛人。山口はこの3人で合計16得点を奪っているので、迫力のある前線の仕掛けにヴァンフォーレ守備陣が押し込まれないようにしたいですね。そしてもう一人忘れてはいけないのが元ヴァンフォーレの三幸選手。アンカーの位置でチームを操る心臓となっている彼は、キャプテンマークを巻き存在感を示します。ヴァンフォーレは彼を抑えることで間接的に相手の攻撃力を半減させることに繋がると思います。


ヴァンフォーレ甲府
2勝5分け4敗(勝ち点11) 16位
ここ最近5試合のリーグ戦成績:→◯△×△△
注目選手:ジュニオール バホス選手、リンス選手、小塚選手
予想スタメン

※メンバーとフォーメーションは実際と異なる可能性があります。

前節の試合ハイライト動画
【公式】ハイライト:ヴァンフォーレ甲府vsジェフユナイテッド千葉 明治安田生命J2リーグ 第11節 2018/4/28



吉田体制から上野体制に替わり、基本のフォーメーションは全くのベールに包まれています。しかし就任会見で上野監督は、吉田監督が築いてきたサッカーを大事にすることを話していたのでしばらくは継続路線で戦っていきそう。なのでフォーメーションは3-4-2-1になると予想します。

前節の千葉戦では追加点が奪えずに土壇場で追いつかれた結果でしたが、決めきれないだけで決定的なチャンスは何度も作れていたヴァンフォーレ。守備面もしっかりしていて自分たちのやろうとしていたスタイルも表現できていたので、あとは細かいディテールを詰めていくことが上野監督の最初の任務だと思います。攻撃の中心となるのはジュニオール バホス選手。当たり負けしないフィジカルと長い手足を駆使したボールキープで前線の起点となり、ボールを持てばスピード溢れる突破力で一気にゴールに近づくことができます。今シーズン絶好調の彼にまずはボールを預けていくことが攻撃の基本となります。問題はそこからいかに厚みのある攻撃を仕掛けるか。バホス選手に絡んでいけるのはすぐ下の位置にポジションをとるシャドーの選手なので、今回はリンス選手が存在感を示せるかが勝敗の鍵を握ると思います。

リンス選手は昨シーズンJ1で12試合6得点と結果を残しチームのエースになりました。今シーズンもJ2の舞台でゴール量産が期待されたのですが、第11節終了時点で2ゴールのみと苦しんでいます。期待度が高かっただけに物足りない印象は否めませんが、新体制になった新しい刺激を受けてリンス選手は士気が高まっていると思います。J1の強豪相手にみせた混戦の状態をスルリと抜け出すドリブルの復活は待ち望まれているし、そのような彼らしいプレーを数多く見たいとサポーターは思っているはず。この山口戦ではバホス選手とリンス選手のコンビネーションで得点を取るシーンを見たいですね。小塚選手は上野監督とともに山口で飛躍を遂げた存在。古巣対決で良いプレーを披露したい気持ちをピッチ上で存分にみせてほしいですね。

山口は組織的なチーム。局面で人数をかけてくるので、ヴァンフォーレはうまくそのプレッシャーをかわして手薄となる逆サイドに展開していきたいところ。うまくサイドチェンジができれば一気にフィニッシュまで繋げる可能性が高くなるので、周りを見る視野の広さと長いパスが出せる小塚選手を中心にゲームメークを心がけてほしいですね。また相手は全員攻撃&全員守備ということで攻守に激しく動き回るので、90分間で必ずペースが落ちる時間帯がやってくると思います。ヴァンフォーレはそこで一緒にペースを落とすのではなく、千載一遇のチャンスと捉えて積極的に仕掛けてほしいです。それには選手交代で攻撃的なカードを切ることも効果的。森選手や道渕選手などカップ戦で活躍しててもリーグ戦にその活躍が繋げられない野心に満ち溢れた存在を適所で使うことが山口撃破に結びつくと思います。


明日は上野監督初陣。新生ヴァンフォーレの船出をみんなで応援しましょう!そして今シーズンホーム初勝利を呼び込みましょう!




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吉田監督契約解除!新監督に上野氏

2018-05-02 | Weblog



ヴァンフォーレは、昨シーズンからチームを指揮してきた吉田達磨監督の契約を解除し、新たな指揮官として上野展裕氏を招聘することを発表しました。

ついにこの日が来てしまいました。吉田監督の事実上解任。これまで若手育成が長けていた吉田監督をJ1からJ2に降格しても信じてチームを任せていたヴァンフォーレでしたが、今シーズンはやはりスタートからの出遅れが大きく響いてしまいましたね。現在ヴァンフォーレは16位にいますが、リンス選手やエデル リマ選手&河田選手など他のクラブに引き抜かれてもおかしくないような選手が軒並み残留し、ジネイ選手や金園選手&小塚選手などの補強にも成功するなど、戦力的に見てもこんな位置にいるチームではないと思います。開幕前のキャンプをうまく取り組めてなかったのか、シーズン中頻繁に戦術や選手を替えて臨んでいたことも不安定な戦いに繋がる要因となっていました。個人的には仮にも昨シーズンまでJ1を舞台に戦ってきたチームなので、こちらが対戦相手に合わせて戦っていくのではなく向こうがこちらをリスペクトして戦い方を変えてくるような、堂々とどっしり構えた立場で臨んでほしかったのが本音ですね。リーグ戦とカップ戦の兼ね合いもあって難しいチームのやりくりを強いられていたとは思いますが、先日の千葉戦のような5-3-2のフォーメーションに戻して守備的に戦い接戦に持ち込んで勝ち点1を得るのは、J1で生き残るサッカーであってJ2で勝ち続けるサッカーではありません。2点目&3点目を奪い、終盤に1点返されてもリードが保てるような力強いサッカーをJ2では表現していってほしいのですが、吉田監督のサッカーではそこがあまり見えてこなかったのも監督交代を決断させた要因だったと思います。

J2降格と今シーズンの成績不振によりうまくいかなかったイメージがどうしても付きまとってしまいますが、吉田監督には約1年半ヴァンフォーレという地方クラブの指揮官として、大切な指導者人生の一部を山梨に費やしてくれました。ともにチャレンジしてくれた気持ちを尊重し、残った選手やスタッフはその経験を活かして上を向いていく糧にしてほしいと思います。個人的には練習場で見学に来ていたアカデミーのスクール生たちにお父さんのように気さくに話しかけていた一面を間近に見ているので、頑張って将来的にまたどこかの指導者として現場に戻ってきてほしいと思います。吉田監督ヴァンフォーレでの約1年半お疲れさまでした。






…そして新たなチームの指揮官も発表されました。滋賀県出身の上野展裕(うえののぶひろ)新監督は1965年生まれの現在52歳。現役時代はサンフレッチェ広島に所属。引退後は広島や京都のコーチやアカデミーの育成に関わり、2009年にツエーゲン金沢の監督に就任。当時北信越リーグにいた金沢をJFL昇格に導くなど3シーズン指揮を執りました。金沢退団後はアルビレックス新潟のユース監督となり、トップチームの指揮官やコーチが辞任したときには暫定的にチームを率いるなどトップチームでも経験を積みます。2014年には地域リーグからJFLに参加するレノファ山口の新監督に就任。就任初年度に4位に入りJ3昇格を決めると、2015年シーズンはJ3でいきなり優勝。J2昇格を1年で決めます。J2挑戦1年目となる2016年シーズンも快進撃を続け、攻撃的なサッカーでゴールを量産し12位に入る躍進を遂げました。急成長でリーグに旋風を巻き起こした山口でしたが、2017年シーズンは一転して低迷。勝ち星に遠ざかり、成績不振の責任をとるかたちで5月に退任していました。

ヴァンフォーレは現在得点力不足に陥り、その抜本的な問題解決に取り組んでいます。得点力不足解消を目指して、山口で攻撃的サッカーで名を挙げた上野監督をチョイスすることは間違いではないと思います。上野監督がこれから指導していけば攻撃に重点を置いた戦術も増えてくると思います。ただし今のチームの状況は深刻で、早急に結果を出し続けることが求められています。守備に比重が偏っているチームを攻撃的なチームに変えていくための時間が限られているなかで、いかに自分が推奨するサッカーをピッチ上で表現できるか、上野監督の手腕がいきなり試されることになります。途中からでも1~2試合は就任したばかりだからと結果が出なくてもかばってもらえますが、3~5試合で不穏な空気が流れ、それ以降だと本当に大丈夫かと言われてしまう世界。そうならないためにも初戦の山口戦に万全の準備をして気持ちを全面に押し出し、全力で戦う姿勢をホームゲームに集まるサポーターの前でみせてほしいです。そして勝利を収めて一丸となって前を向いて歩み出していきたいですね。


実は2016年8月に上野監督が率いていた山口のサッカーを町田に行って実際に観たことがあります(J2町田ゼルビア対レノファ山口戦試合観戦記←2016年8月11日過去記事)。過去記事でそのときのことも少し書きましたが、あの攻撃的なサッカーがヴァンフォーレでも観られると思うと個人的には今からとてもワクワクします。期待持てると思います。上野監督これからよろしくお願いします!




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