ヴァンフォーレ甲府熱血サポーターへの道!!

山梨に住むユタカのブログ。地元ヴァンフォーレを応援してこのブログもなんと19年目を迎えました。ACL効果でJ1昇格だ!

PSM清水エスパルス戦で良かった点悪かった点

2015-02-24 | Weblog
22日に静岡県沼津市の愛鷹で行われたプレシーズンマッチの清水エスパルス戦。結果から先に言うと0対1でヴァンフォーレは敗れてしまったのですが、この試合でのヴァンフォーレの収穫点はどこだったのか良い点と悪かった点を挙げて検証してみたいと思います。まずは良かった点から。

【前へ奪いにいく守備の実践】
この試合は山本選手を中央に置き、畑尾選手と渡邉選手が組む3バックでスタート。ディフェンスリーダーの山本選手が中心となっていつもより前目にポジションを構え、相手を待ち構えました。前半は頻繁に裏のスペースを突かれて何度もピンチの場面を迎えたのですが、それはこのやり方を採用した以上はある程度リスクに対する覚悟はできていると思います。本番ではない今の時期に失敗を恐れずにチャレンジできたということが重要で、チャレンジの大半はうまく機能しませんでしたが中には積極的なディフェンスが実を結ぶシーンもあり、実戦で取り入れられるかその感覚を掴んだと思いますね。

【ジバウ&エンリケ選手の存在感】
この試合で公式戦デビューを飾った新加入のMFブルーノ・ジバウ選手とFWウィリアム・エンリケ選手。ジバウ選手は先発フル出場&エンリケ選手は後半始めから登場しました。ジバウ選手は中盤の底の位置でプレーし、落ち着いてボールを散らすなどDFとMFを結ぶ橋渡し的な存在として活躍。運動量も豊富で攻守に積極的に顔を出すなど、昨シーズン在籍したマルキーニョス・パラナ選手にアスリート性を加えたような選手に感じましたね。エンリケ選手は前半のチームの悪い流れを払拭するかのごとく躍動。主に個人技中心でしたが、高いテクニック力とキレのあるドリブルで独特なオーラを醸し出し、チームのリズムを作り出しました。シュートへの意識も高く、うまく使えば十分戦力になりそうな存在ですね。

【高い攻撃意欲の阿部拓選手】
後半から出場した阿部拓選手。彼が登場するとチームの攻撃力が格段にアップし、スムーズにフィニッシュへの流れができていました。やはり彼の存在感は抜群で、今シーズンも彼に頼るようなシーンが出てきそうですね。


一方個人的にあまり良くなかったと思う点は…

【連携プレーの乏しさ】
今の時期はそれほどコンビネーションが万全でなくても良いと思いますが、それを考慮してもパスやボールの受け渡しにチグハグさがみられたことは否めません。特に前半は酷く、ボールを持っている選手がパスを出そうとしても味方の動き出しが鈍いので、パスのタイミングが一歩二歩遅くなっていた印象があります。それで相手守備陣の陣形が整ってしまい、待ち構えたディフェンスに引っ掛かってしまう場面がみられました。あと前線でのボールの収めどころが見つからずに攻撃の起点が作れていなかったので、展開を落ち着かせるため&マイボールの時間を増やすためには前線で体を張れる存在が必要のように思いますね。

【奪いにいかないチェイジング】
先発した1トップのアドリアーノ選手を筆頭に石原選手と伊東選手が組む前線のトライアングルは、前線でのプレスが組織的ではなかったために単独でボールを追っているシーンが目立ちました。前線のプレスが組織的ではないとボールを計画的に追い詰めてプレッシャーをかけることができず、相手の前へ運ぶフィードを容易にさせてしまいます。それではプレスが効いているとは言えず、せっかくの精力的な動きも無駄になってしまうのでとてももったいないです。アドリアーノ選手もサボらずチェイジングを続けてきたのですが、前線の守備に余計なスタミナを消費してしまって試合の終盤はバテていた印象があるので、攻撃に力が使えるよう複数人で連動し相手を人数が揃っているエリアに誘い込むような計画的で無駄のないプレスを心がけてほしいですね。


…PSMは敗れてしまったのですが、スコアはあまり気にしなくて良いと個人的には思います。この公式戦での実戦の舞台で得た収穫と課題を開幕までにしっかりと修正し長所は伸ばし、万全な準備をしてほしいですね。




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