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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

渡辺かづき先生とのレッスン229

2024-06-28 18:01:02 | ピアノ

         今回は、出かける前に用事を入れずに練習して、ほぼ真っ直ぐレッスンにいったので、上手く弾けそうかなと思いつつレッスンに向いました。

  ところが、行きの電車で楽譜を取り出して見ていたら、どうもCDと一緒に合わせると音がズレてしまい、今日先生にどこが悪いか相談しようと思っていた曲の謎が解けちゃいました。カウントが間違って、私の思っていたより、長く待たないと行けないところを発見しましたっ!

  電車内ではピアノで練習できないので、指で軽くタッチを思い出しながら修正。ここでは、3つ待つ~などと、得意の拍子の補助線を入れて、付け焼き刃ながらどうにかなってきたので、ひと安心?

  さて、先生のところで最初に弾いたのは、藤井英一さんの「ジャズピアノトレーニング」の59ページ(パターン5)。結構、引っかかりやすいリズムでしたが、克服して弾けるようになるのが面白くて頑張りました。特に大きく間違いはしなかったものの、特に何と言うこともなく、「そんなところじゃないですか~」で、終了。

  2曲目は、前回先生が「まあ纏まってきている」と言ってくださったのを励みに、ecomusic [欧州都市]コペンハーゲン,デンマーク/Copenhagen,Danmark 「六月の木漏れ日」。もうひと息と、少しブラシュアップして滑らかに弾けるように練習をして臨みました。

  譜のダカーポでどこにもどるかとか、アドリブ後どこへ行くかで、ちょっと込み入った譜で、頭に入りきらず戸惑たりしたものの、どうにか無事に最後まで辿りつきました。アドリブも書き直したので、どうにか前回よりマシに弾けました。ただ、Aの最初のフレーズの、「タータターター」というのを、漫然と弾いてしまっていたようで、「最後の音はその前の音より長いの気づいて増すか?そこが短くなったりその後にもあるけれど、一定してないですよ」、とのご指摘が! 確かに、そうでした。音は本当に微妙で、確かにそこが「タータターター」よく楽譜をみてみると、音の長さの配分が 「2:1:2:3」になっていたのです。違って聞こえてきました。「タータターター-」となって、伸びやかなメロディーラインになったのでした。これが気づけなくちゃ初心者でした。勉強、勉強。

 先生が、この曲も、デュオでライブでチャレンジするとの事だったので、次のライブで聞けるか、楽しみです。

  さて、今日は3曲目に、むか~~~し弾いた時にかなり手こずった”The End of the Game"を練習してきていました。

  先生のオリジナルCDの”Beyond the Stars"に収録された曲です。先生の曲としてはメロドラマ風? 今回、この曲を弾いた後に、「この曲は、先生の曲の中では異色ですよね。何か、ドラマとか何かに使うような曲みたいで~」と思わず言ったら、「あざとい感じです」と先生が笑って言うので、驚きながらも分かった気がした印象的な曲です。

  以前に弾いた時に、「この曲はCDでは16ビートのパーカッションが鳴り続けていて、今弾いたのだと、4ビートとか8ビート風になっていましたよ」とだいぶ説明やら、実演をして頂きながらも、イマイチ身につかず、この曲の感じが出せないで終わってしまい、名残惜さが残っていて再チャレンジしました。

  そして、今回は、主要メロディーとコードは一緒でもアドリブとして、まったく別物の作りになっているCDのお気に入り部分を再現しようと粘り強く何回も聞いて確かめながら、オリジナルに近い形の譜起こしを完成させて練習しました。 時間はかかりましたが、CDの雰囲気は少しつかめ、コードにそった音の使い方も、譜起こししながら掴めた気がしました。  

  お披露目してみると、「譜割りが違っていて、2拍子カウントと4拍子カウントがばらばらになっているみたいですね~。どっちかに統一しないと・・・」と言われてしまいました。「でも、そこが、アドリブとメロドラマ風の本体が、雰囲気があまりに違って、アドリブに合わせると、本体が間がもてないんですよね。だんだんテンポが保てなくなってきてしまうので、CDに合わせて練習したんです」と説明。

  ウォークマンを持参して行ったので、CDの音源を流して先生に聞いていただくと、「そうかぁ~。こんな風に演奏してたんだなぁ~。忘れていました」と言って、「これは、最初は確かにかなりゆっくりで、他の楽器と一緒じゃないと、ピアノだけだと表現しきれないなぁ~」ということになりました。  でも、好きだったアドリブ部分を自分なりに再現できて、私なりにとても勉強になり、満足できました。先生も、「大変だったでしょう、お疲れ様」とねぎらってくださったので、成果がありました。

  そして、次回は、先生のアレンジ曲の譜を1つ頂けることに。楽しみで~す。

  ところで、今、この最後の曲の音源がyutubeにないか検索したら、この曲はなかったのですが、先生がCDアルバム”Into the Light"を製作した時のプロモーションビデオがココで見られました。この曲は入っていませんが、ご興味があれば聞いてみて下さいませ。

  聴き直して、次は、先生が亡くなったお母様のために作った8分30秒あたりからの”Eternal Silence"をまた弾いてみたくなりました。

 

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渡辺かづき先生とのレッスン157

2020-03-19 20:55:42 | ピアノ

  今日は、早朝の天体観察で頭が少し眠気でボーッとしていた1日でした。そんな中でのレッスンでしたが、前回のように楽譜を持って行き忘れるほどのミスはなく、藤井英一さんの「ピアノで弾く”ジャズ・スタンダード”」から新曲の「クリスマス・ソング」。

  先生に、「えっ?今、クリスマス・ソングですか?!」と笑われてしまいましたが、あまりクリスマス風ではなく落ち着いたアレンジで違和感あまりなかったですよ。指使いを間違えると指が届かなかったり、違う音を鳴らしてしまったりとミスがでますが、とりあえず何の曲かは分かる程度に弾けました。「まあ、いつもの癖で、他に気をとられていると4分音符の3連符と2分音符の3連符が怪しい時ありますが・・・」と言われて、少し弾き直してみると、「気をつければ弾けるようなので、こんなものでいいんじゃないですか」合格。

  次は、同じく藤井英一さんのJAZZトレーニング本の練習曲「ブルース(その1)」1.2を前回弾いて、今日は3.4を練習してきました。前回、1テンポ前に左を出すのが難しく、ムラがでてしまったものの、右のリズムが崩れないことに主眼をおくという弾き方に変えてOKとなったので、リズムが崩れないように、頑張りました。1カ所、(1,2ト)のトで速い3連を打たないといけないところの音取りを間違っていた以外は、これも「こんなもんで~」ということで、先生との連弾へ。1~4まで、1回コケましたが楽しく演奏できました。「いいんだけど、ペダルを踏まないようにって言いましたよね。ペダルをこれで踏まれちゃってると、左手の音が濁って汚くなっちゃいますね」とのご注意を受け真下。注意を受けてすぐ忘れてしまう。いけませんねぇ。でも、これも取りあえずOKとなり、次は先に進むことに。このブルース、ウナギの寝床のように果てしなく長い曲なんです。苦労しますが、クイズを解いていくみたいに弾き方のコツを見つけて練習を積んでいくと、うまく乗れるようになると快感!とっても楽しいです。

  さて、前回忘れた楽譜を持ってきて”Blessed Life" さて、今回何回目か忘れるほど、結構続けて練習しました。入りの間違いも乗り越え、「ただ、最初のフレーズのタイにしている2つ目の音符、弾いちゃってましたね」ということで、調子づいて叩いてしまわないように気をつけることに。「これも、こんなものでしょう。アドリブもつなげられていたし・・・」ということで、今日は「こんなものでいいじゃないか」合格の連続です(苦笑)「アドリブの最後にEのコードで流れを変えて動いていくの、不思議でした。音楽って面白いですね、先生」というと、先生が「えっ?そうですかぁ」と不思議でないという顔。(いやいや、音楽って不思議がいっぱいで面白いですよ)。

  先生のオリジナル曲”The End Of The Game"を最後に弾きましたが、これも8ビート風にCDではパーカッションが響かせてくれるところを左手に入れてみましたが、あまり満足なできではないながら、これはその表現が大変なのでパーカッションでいれたので、それをソロでやるのは上級編となるので、これまた「こんなもんでいいじゃないですか」合格に。

  と言うわけで、今日は珍しくトントン拍子で40分ちょっとで弾き終わってレッスン終了。まあ、こういう日もあります。

  新曲を頂こうかと思いましたが。なかなか思いつかず、次回のレッスンまでに調整することに。こんなにうまくないのに全てOKというのも珍しい日でした。次回のレッスンは、藤井先生の新しい曲と、何か先生のオリジナル曲からまた復習で弾いてみることにしました。

  

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渡辺かづき先生とのレッスン156

2020-03-05 23:50:28 | ピアノ

 今日は、強風で我が家の利用する電車がビニールが架線にひっかかり運転見合わせに。これは、レッスンには行けそうにないと半ば諦めつつも、最後に"Blessed Life"のアドリブからオリジナルテーマに戻るあたりを再練習。ふと、PCで運行状況をチェックすると・・・運行が再開していた!

 慌てて用意をして、レッスンへ。問題なく、先生の家にたどり着いて楽譜を取り出すと、最後に練習した"Blessed Life"の楽譜がない(汗)一番練習していたのに。

 動揺しながらも、まずは藤井英一さんの「ピアノで弾く”ジャズ・スタンダード”」から新曲の””My foolish Heart" から初お披露目。結構出だしの4小節がリズムがとらえ辛く難しい曲でした。まずは、1回たどたどしくも最後まで弾いて、難しかったことを強調しつつ、ゆっくりと、出だしから確認しながら再度弾いていきました。 難しくさせている音は、初心者ゆえカットすることにして、進みます。Bにも出だし2小節目に取りづらい音がありカット(笑)だんだん楽になり、落ち着いてきて、間違いやすい落とし穴に落ちたら、弾き直しつつ、最後の音がたくさん並んで指がまわらない部分は、"Blessed Life"を置いてきてしまったので、レッスン時間に余裕がありそうなので、ゆっくり何回か弾いて繰り返し部分へ。どうにか、テンポをゆっくりに保って繰り返しから最後に辿り着くと・・・先生が、この細かいところは難しいし、「こんなところで、いいんじゃないですか」と言って下さり、あっさり次回は次の曲へいくことに。

 次は、同じく藤井英一さんの、これはJAZZトレーニング本の練習曲「ブルース(その1)」の1~11までに分けてあるものの1と2を今日は弾くことに。これは、これまで以上に複雑で、大変でしたが、出だしで先生に「あれっ、違いますね」と言われてしまい・・・そうだそうだとやり直すのですが、調子がでず。どうにか、3~4回目に取り戻してきて、先生がまた下の伴奏をつけてくださったのですが、自分の音を落としたり、左が楽譜通りに入らなかったり散々でした。

 先生が、これはかなり1テンポ前に(右左そろえて)音をいれることにこだわっているけれど、大事なのはテーマだから、左は一緒に出ずに遅れても大丈夫なので~と言って下さったことで、だいぶ肩の力が抜けて、楽しめるようになりそうでした。

 そして、最後に先生のオリジナル曲”The End Of The Game"へ。難題の4ビートで弾いていたのを、16ビートという課題が与えられていました。

 実はどうして最後まで"Blessed Life"を練習していたかというと、"Blessed Life"は明らかに16ビートの曲で、右手も左手も、16ビートのリズム感にあふれている曲。だから、そのリズム感を頭にしっかり入れて、それを4ビートになっている”The End Of The Game"にパーカッションがやっている部分を左手に入れて弾こうというので、少しつかまえどころが分かってきそうだったのです。

 先生に、分からないまでも、入り口に立った感じだったのをうまく弾けないまでも、こんな感じになって~と説明すると・・・考え込んだ先生が、「これだと、曲のイメージが違う」と席を代わっていろいろ弾いて、「16ビートだとどうも違ってしまうようなので、8ビートにしましょう」ということになり、模範演奏へ。なるほど、なるほど。大分モデレートな感じで、CDとはやや違いながらも、ピアノのソロで弾くには、耳に快い感じになり、しかも最初弾いたより華やかになりました。

 と、"Blessed Life"は楽譜を置いてきてしまったので、レッスン終了と思ったのですが、先生の最初に下さったオリジナル楽譜は持っていることを思い出し、前回音の出だしが不揃いになっていたところを修正した確認をしていただきOKをいただきました。それと、前回考えて頂いた(Fm6/C とCMのコードで、繰り返す)単純なヴァージョンのアドリブの確認と、その後に元のテーマに戻るところがどうも自然に行かない悩みを相談。すると・・・あっけなく、「それは、最後のところを、C7/Eに変えるといい。そうすると、戻る元のテーマの頭のFM7に自然に流れやすい」とのアドバイスがいただけました。「それだけですか?」 「そう、”E”と大事なのは、C7の”B♭”の音。この音を入れると、FM7に自然に流れる」 (なるほど、なるほど)「トニックは安定しているから、そこから直接サブドミナントに行くのが難しいので、(トニック→セカンダリードミナント→サブドミナント)とすることで、トニックから柔らかに音が流れを変えていきます」とのこと。

 確かに、E、B♭で流れが変わりFM7に動いていくのが、まるで魔法のような感覚で、音楽って面白い!!!楽しい!!!と今日もワクワクするような素敵な収穫のあるレッスンになりました。

 次のレッスンも、また楽しくなりそうですねぇ。頑張ります。 

 

  *我が家の4つ葉のクローバが冬を越えて息を吹き返してきました。草や枯れ葉をとって、お世話をしてあげないと~ですね。(全部が4つ葉ではありませんが、よく見るとたくさん見つかりますよ)

  

 

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渡辺かづき先生とのレッスン155

2020-02-21 23:21:35 | ピアノ

  今日は、レッスンの前に用事があって、家で練習してまっすぐ行く日と違って、最後のおさらいができなかった分 不安も抱えながらレッスンへ。

  まずは、藤井英一さんのJAZZトレーニング本の練習曲「3つの小練習曲」3つ目 ”Study in Paich"。かなり難しかったです。でも、この本にはCDがあるので、それを頼りにどうにか辿りついて、お披露目。すると、「この曲、最後のところにペダルの印がありますよね。それで、他にはない。ということは、書いてあるところ以外は、ペダルなしで弾いて下さい」

  (えっ、ペダルがないと誤魔化せない)と、思いつつ弾く。予想通り、先生に「休符2分音符で伸ばす、こっちも休符・・・」との注意があり、なるほど、なるほどと納得。ちょっと不安な部分もありますが、指示にしたがって弾いていくと、メリハリがついて来ました。で、最初の方のフレーズが慣れてきたところで、「じゃあ、僕がまた下を弾いてみましょう」と先生が下のパートを弾いて下さって、1カ所、いや2カ所つかえてしまったものの、どうにか最後まで頑張り、先生との演奏を楽しみました。

   藤井英一さんの「ピアノで弾く”ジャズ・スタンダード”」から、前回に続き3曲目の"My funny Valentine”。出だしの音が飛んで弾くところなどもあり、最初弾く時はうまくいかず。自分でも納得できないところも多かったのですが、そのまま続けて弾く内に、途中で弾き慣れてしてきて、どうにか弾き終わりました。すると、「3連符が問題だったんですよね。今も、違うことはあったけれど、後半になったら弾けてましたね」とおっしゃるので、再度弾き直し始めると「たぶん、そうやって弾くと弾けるんですよね。だから、これはいいんじゃないですか」という「こんなところで~卒業許可」を頂きました。(よかった。これ以上やっても今はもうこのレベルで極限でした)

   3曲目は、先生のオリジナル曲"Blessed Life"。以前弾いた曲の2回目再チャレンジの3回目。大分弾き慣れては来たのですが、それでもミスタッチあり、立ち止まりあり、かなりボコボコな出来でした。そして、先生から「ちゃんと譜面通りに弾けていたりいなかったり、最初のフレーズから、途中にもありましたよ。それは、揃えた方がいい。一つ前に裏で打つべきなのに遅れているのがあった」とのご指摘が出て・・・確かに、指摘を受けて良く見ると、先に踏み出しているというか、裏で先行している音が連続でてきていて、それに十分自分の意識が向かってなかったことに気づきました。

   なるほど、そのパターンがよく見ると大事な構成だったことが理解できて、しっかり頭にインプット。弾き直し練習。まずまず分かって来たようなので終了。ホッ。「ところで、このアドリブ部分のところをやっていないのですが、この曲が流れているyoutubeがもう第一興商が公開しなくなって、アドリブが聞けないので模範がないんです(嘆)」と伝えると、椅子を交代してから、「でも、これコードがどんどん変化して難しいですよね。アドリブでも上級編になっちゃいます」「そうなんです。和音も綺麗で、変化も楽しいのですが、和音を繰り出すことに集中していると、なかなかうまく弾けないのです」と嘆き、「じゃあこのアドリブは無理そうだから、諦めます」ムードに私がなると、考えていた先生が曰く「アドリブは、元の譜のところを同じコードでアドリブに変えるのも多いけれど、まったく違う単純なパターンに直してもいいので・・・」となんと、アドリブの最初の1小節のコードをXtimes Repeat してみるといいということになりました! 模範演奏Fm6/C とCMのコードで、繰り返しながら、右は自由自在に展開。「凄いですねぇ、面白い!」と感嘆。単純に、左はコードをこう抑えて、右はFm6/Cの場合はE,A,Bが♭、CMはすべて白鍵の音階でいいですよね。分かりますね~と丁寧な説明のあと、曲の中でのアドリブの入りと戻り場所を確認。単純なアドリブ、有難いです!!! 楽しみに弾いて来ます。

   そして、最後はオリジナルCDの”Beyond the Stars"に収録されていて前回頂いた ”The End Of The Game"。結構、頑張って譜を起こし、アドリブも先生のをほぼ真似た形で、どうにかまとまりをつけました。1回弾いてみて、先生に1番に指摘されたのが、基本の譜読み間違いで、休符8分音符3つが流れて3連符に弾いてしまっていること。「確かに!」

  「それから、ソロで弾くには、余計なうるさいところあるので取りましょうか」とのことで、CDではバイオリンとのかけあいだったので、ピアノで聞かせて、次はバイオリンで聞かせて~というので楽譜にはいろいろ加わっていたのか?よくわかりませんが、2カ所、BとDの前のGmとE♭M7のコードでアドリブで入る2段分をそれぞれカット。

 それから、「確かにこれでいいのだけれど、実はこの曲はCDでは16ビートのパーカッションが鳴り続けていて、いまのだと、4ビートとか8ビート風になっている」と先生。「ソロでこの16ビート風にするのには、パーカッションで表現した部分を左手でいれるのがいいけど・・・」と左のリズムをいくつか弾き始める先生。

   先生の意図としては実際弾いている時、パーカッションで16ビートが入っていれば、今のような弾き方でいいけれど、パーカッションを抜かしてピアノのソロで弾くと、パーカッションもついて演奏したクールな感じがなくなってしまい、曲のイメージが先生の狙いと違うことになってしまっているようで、(これじゃ、メロドラマ風すぎる?)と感じたのかなと推察されました。「曲というのは、あくまで全体で表現しているから~」とのこと。納得。

   左で、そのパーカッションの16ビート風をどう入れるか。8ビート、4ビート、との違いを先生がまた弾き比べて聞かせて下さりながら、結局理解できたのは、4ビート→8ビート→16ビートになることによって、細かい裏音がどんどん入る。その裏音を、ピアノのソロにした時に、左手とかでどこかで鳴らして聞いている人に感じさせる事が必要。(それを入れられれば、16ビートになって聞こえる)ということのようでした。16ビートの裏音をどういれるかは難し過ぎて、実践を私ができるかは別問題ですが、課題が理解できたところで、今日のレッスンは修了。

   音楽の扉がまた一つ開いて、見えなかった世界が見えたような面白いレッスンでした。

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渡辺かづき先生とのレッスン154

2020-02-06 22:52:26 | ピアノ

  前回のレッスンでは、いろいろな課題が出て、それに対応してみようとあれこれ練習したら、何だかあれもこれも中途半端なことになってしまいました。ということで、結局5曲の楽譜を持ってレッスンへ。

  最初は、藤井英一さんの「ピアノで弾く”ジャズ・スタンダード”」から、今回は3曲目の"My funny Valentine”・ どうも、ガチャガチャした性格なので、こういうしっとり系は得意でないのですが、メトロノームのスピードをグッと抑えて練習しました。先生の感想は、「3連符がこれも2種類ありますよね。2分音符のと、4分音符分のと。で、いつものように、できていたのと、できていないのがある。しかも、できていなかったのが次はできたり、その反対だったり、安定してないんですよね」とのこと。それでは、弾き直しと思ったら「それで、弾き直すとできるんですよね」と笑う先生。

  そして、大事だと思われるひと言が、「楽譜にすると、こうなっているけれど、このひと呼吸早く出る感じも、ここの長さは~ときっちりカウントで感じるのでなく、音で感じて弾くのですよね。表現むずかしいけれど、音符で書いているけどホンとは書かずに伝えてくるのを弾くんです」「・・・・(難しい)」

  先生に今度は、弾きながら違った時に即座に指摘して頂ながら弾くと、確かに4分音符の3連で3つの音が均一に弾けてないところが出てきました。「でも、今度の方が間違いが少なかったかな」ということで、練習してくることに。

  2曲目は、前回この読本で弾いた「星に願いを」を以前、先生のアレンジで4ビート、8ビート、8分の6拍子で弾いた時の楽譜や先生の弾き比べ動画で復習してきたので、やや怪しい8分の6拍子を弾いて確認して頂きました。弾き方の話をしていて、「これがジャズ・ワルツですよね?」と聞くと、「跳ねてないので、これはただの8分の6」と先生。「軽快に跳ねているイメージだったのですが」と伝えると、跳ねるというのは・・・とジャズ・ワルツで跳ねた感じの模範演奏を弾き比べて見せてくださいました。「いやぁ、ほんとうに跳ねてる!」と大納得。でも、弾けそうにないので、次回は8分の6で練習してきます。

  3曲目は、藤井英一さんのJAZZトレーニング本の練習曲「3つの小練習曲」2つ目に今日は行って、”Study in  Rugolo”。とても難しかったのですが、これはかなり弾き込んで頑張りました。つっかえながらも、繰り返しで挽回。どうにか最後まで行きました。先生が、前回同様、「では、僕がベースを弾きましょう」と低音をアレンジしながら弾いて 併せてくださって、小さなセッション? 前回はかなり緊張しましたが、2回目だしどうにか、最後まで弾き通せました。1拍早めに入るのが、うまく行かない時があるのですが、「これは、ずっと出てきますからねぇ~」とのこと。練習している内に、上達できるといいのですが。

  4曲目は、坂本龍一さんの「戦場のメリークリスマス」。最後の盛り上がりのところが、だんだんスピードアップして苦しかったのが、実はペースが違っていたと指摘を受けて、ゆっくりでOKになった分、弾くのが楽になったのですが・・・弾いてみると、この最後はもっと強く盛り上がった方がいいということで、迫力不足だったようでした。どうも、素人は間違えるのが目立ちそうで、強く弾くには勇気がいるのです。でも、前回よりはよくなったということで卒業になりました。

  5曲目は、先生のオリジナル曲"Blessed Life"。以前弾いた曲の2回目再チャレンジですが、前回どうも雰囲気が違っていたので、先生が再度模範演奏をして下さったのに合わせて、思い切って楽譜を自分でコードを分析しながら作り替えてみました。そうしたら、全体の曲のイメージや、和音をどう先生がイメージしてコードを決めたかは見えて来ました。

  でも、そこまでで今回は精一杯。結局弾き慣れずに、うまくは弾けませんでした。そこで、コードの読み解きが間違ってなかったことを確認。次回には、もう少し弾き慣れてくることに。「これは、結構細かくコードを変えたりしているから、大変だったと思いますよ」と先生。 

  そして、最後は先生に新しく先生のオリジナル楽譜でまだ弾いてなかった「The End Of The Game」の楽譜を用意して下さっていて、模範演奏もして頂きました。先生の曲の中では、異色の雰囲気の作品です。センチメンタルで、ちょっと昼メロのテーマ曲にできそうな、切なさが漂っている曲です。オリジナルCDの”Beyond the Stars"に収録されている曲です。バイオリンとドラムと一緒に入っているし、そもそも電子ピアノで弾いているし、ソロはどう弾くかなぁ~といいながら、先生が工夫しながら、ソロピアノ風にアレンジしなおしつつ、演奏してくれました。なるほど、なるほど~。途中から、アドリブも入り、だんだん複雑にメロディー以外の装飾が増えて、音が膨らんで、お~~~。いい演奏を聴かせて頂きました。

  弾いてみるのが、楽しみです。と言うわけで、何だかもりだくさんで、課題もたくさんできたレッスンでしたが、一緒に演奏を楽しめたり、素敵な演奏も聴かせて頂き、今回も大満足なレッスンでした。有り難うございました。

  これからも、頑張ろう!

 

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自然の闇を失って

2013-01-10 00:00:30 | 日記
1月7日のデイリー読売にとてもよい文章がのった。
 今日はちょっと皆さんに英語を思い出してもらいながら、その抜粋を味わってもらいたい。

Let there be dark

Now, when 8 of 10 children born in the United States will never know a sky dark enough for the Milky Way, I worry we are rapidly losing night's natural darkness before realizing its worth.This winter solstice, as we cheer the days' gradual movement back ward light, let us also remember the irreplaceable value of darkness.

All life evolved to the steady rhythm of bright days and dark nights. Today, though, when we feel closeness of nightfall, we reach quickly for a light switch. And too little darkness, meaning too much artificial light at night, spells trouble for all.

Every religious tradition has considered darkness invaluable for a soulful life, and the chance to witness the universe has inspired artists, philosophers and everyday stargazers since time began. In a world awash with electric light, how would Van Gogh have given the world his "Starry Night"? Who knows what this vision of the night sky might inspire in each of us, in our children or grandchildren? 

  This winter, let us begin.

 (今、アメリカの子供の10人に8人は、天の川を見られるような暗い空をしらない。自然の闇の価値を私たちが急速に失っていることを私は心配している。暗闇にゆっくりと日が落ちていく様を楽しめる冬至の時期に今あるのだから、闇の価値を思い出そうじゃないか。

  私たちの生活は、明るい光と暗い闇に彩られたものなのに、今では、闇が落ちるとすぐに電気のスイッチが入れられる。暗闇は小さく、人工の光だらけとなる。

  宗教的伝統では、闇は魂にとって計り知れない価値をもつと思われ、また宇宙を目撃するチャンスは芸術家、哲学者、星観察者にひらめきを与えると考えられた。電気の光にあふれた世界で、ゴッホはあの素晴らしい「星月夜」が描けただろうか?夜空は、私たちや、私たちの子供や孫にどのくらい多くのものを与えてくれることだろう!

この冬からはじめようじゃないか)
 

 ポール・ボガード(ジェームス・マディスン大学教授)の書いた文章で、これから「The end of Night(夜の終わり)」という著書が出版されるらしい。
 本当に、夕陽が暮れる美しさは、今冬至で身近に接する機会が多いのに、電車に乗っていても、みんな携帯の画面をみるとか、眠ったり新聞を読んだりで、車窓から外に繰り広げられている素晴らしい日暮れのグラデーションの美しさを見落としがちである。私は、今年の夏も天の川を見損なってしまった。

 暗闇が私たちに覗かせてくれる夜空を、みんながもっと楽しむ生活ができたらと記事を読みながら思った。
コメント (3)
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