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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

渡辺かづき先生とのレッスン231

2024-08-22 11:14:43 | ピアノ

         実は、昨日のレッスン前は、自分の失態が明らかになって凄くバタバタしてしまい、練習もそこそこに出かけることになってしまいました。

  こういう時は気分を変えて、練習は諦めて、逆に早めに家をでようと出かけました。でも、そのお陰で、カメラを持つのを忘れそうになったのに気づいて戻っても余裕があり、問題なく通常より早めに着いた程でした。

  まず、最初は藤井英一さんの「ジャズピアノトレーニング」から、コード進行のアドリブ例No.1の曲から。

  レッスンでは今回初めて弾きました。左手が、私の不得意な1テンポ前に入る曲ですが、ゆっくり弾いて、どうにか~と思いましたが、朝のバタバタのせいもあり、なかなか落ち着かず、音がばらけて・・・先生も声を挟めず苦笑。「1テンポ前にしようとすると、音が崩れてくるので、もうそこは右の音をしっかり取ることに集中しては」とのアドバイス。

  そこで、「そもそも、その右のテンポすら怪しいかも知れないので右手だけで、まず弾いてみます」と弾き始めると・・・、先生が久しぶりに横で伴奏を弾いてくださいました。 待てないで早く弾いてしまったりなどの箇所も明確になり、行きつ戻りつ弾いていって、最後まで辿りつきました。右手がほぼ分かってきたところで、次回は、自分のレベルに沿って背伸びせずに両手で弾けるようにしてくることに。先生との連弾、楽しかったで~す。

  次は、同じテキストのパターン6のアドリブ例 というのを弾いてみました。こちらは、短い曲で、左の和音を間違えたりしましたが、それなりに辿りついて、やはり1テンポ先に出るときの問題はありながら、そこは右手の音を崩さないように努力して・・・酷い出来ながらも終了。

  さらに、心をしずめるために、先生のオリジナル曲”Eternal Silence" を前回に続けて弾いてみました。こちらも、肝心の静かないいところで頓挫したりしましたが、アドリブの出だしで、リズムが崩れて短くなっていたところを調整したり、弾き直しをして、「まあ、こんな所で~いいのでは」という先生のお言葉で終了。

   ここまで、わりとサクサクと弾き進めたので、さて、今日の1番の課題へ!

   前回、先生のアレンジ曲”Sunny Side Of  The Street" の楽譜を頂き、練習での弾き方もご指南いただいた通りに練習してきたものです。

   イントロ、A,B,C の4つの違う流れがあって、ひとつひとつ進みます。イントロは、まずそれなりにいってOK。

   そして、Aは、非常に単純なメロディーと左はコード和音だけ弾くのでOKということになっていました。で、「コードに先生が入れていたテンションの音が、今の弾き方だけだと全く入っていないですよね」とお伝えすると、「それを今日は、入れていきましょう」と先生。

   「左の和音の4つの音の真ん中部分の3.5thの音を、右手の方に移す。左手はその分シンプルに2音で~」。さらに、「9thや、♭9、#9、♯11、と入れていく。1番上がメロディー音になるようにする」

   それを、Aの最初から順番に説明を入れながら先生が 左手から音を抜いて右手に移して、さらに右手にテンションなど加える音を「今のが7thの音、これは9th、♭9」,などなど伝えながら加えて、実際に弾いてみせて下さる。

   Aの最初から2段、このように解説しながら弾いて下さると、シンプルなメロディーが、芳醇な音楽に生まれ変わっていく!!!まるで、マジック! 面白くて、しかも感動的でした。

   これまで、コード譜を頂いて、模範演奏を弾いていただいて、其れを録画させていただいたのを見ながら譜に起こして行く作業をやってきました。だから、コードから譜へのつくりかたは、だいたい分かっていたつもりでした。 でも、実際に、アレンジしていく時に、先生が右手の内声をどうやって作り出しているのか、まるで秘密の扉が開かれて、それが実際の音の響きの広がりで理解できました。

   素晴らしいレッスン。テンションの選び方の話や、ちょっと難しい話も、以前理論篇をやった時のことを思い出しながら、以前よりずっと分かってきたのを自分でも感じられたのも、うれしくなるレッスンでもありました。

   なにしろ、最初の頃、レッスンでコード譜に面食らって、コードを考えるだけで大変で、テンションの説明にもう無理~と思い、「先生テンションまで勉強する必要 私にありますかぁ~」と言ったら、先生が「テンションなしにはいきませんよ」とおっしゃったのを思い出しました。このテンションが先生のアレンジ曲に深みや趣きを与えているのが、今ならしっかりと分かります。

   この後は、先生がレゲエ風にアレンジしたというBとC。レゲエ風を3連符の「タアタ」としっかり3つに数えると注意を受けて練習しましたが、「違いますよ」「レゲエになってない」とのことで、どうやらジャズの2連符を「タータ」というのと同じに思っていたのが間違いのようで、クッキリ「タアタ」と弾けるところからやり直し。さらに、Cの最初もレゲエ風にするのに、「左手にタアタといれるてみるといいかな~」とか先生が言い出して、内心、(それ難しすぎるかも)と思いつつ、言いださず。次回までに、まずレゲエの音楽の研究を、いくつか曲を聴いて身につけることにしました。

   午前中は、すっかりミスに気づいてパニックになり消耗しましたが、レッスンですっかり元気を取り戻しました。そして、夜には、月もみられて・・・。人間、いろいろな楽しみや、癒しの時間を日々の中に用意しておく大切さを、感じた1日でした。

   お月様にお願いしたので、ミスのリカバーもどうにか上手くいきますように。

   


渡辺かづき先生とのレッスン230

2024-07-31 19:28:13 | ピアノ

        ちょっとレッスンの間が空いてしまいましたが、ピアノのレッスンに行ってきました。

  最近は、先生のCDやDVDの曲もほとんどを弾いてきたので、新曲を頂く率が下がってきて、昔の曲を私が引っ張り出してきて弾き直したりすることも多くなって来ていますが、発売はずっと前なのですが、先生が歌手の古里あゆさんと3つのCDを出していた事に数ヶ月前に気づきました。

  ”Part of Mine””Bitter + Sweet””With a Tone”というタイトルなのですが、先生にほしいのですが買えますか?と伺ったら古里さんに直接聞いて取り寄せしてくださいました。ただ”Part of Mine” は残念売り切れでした。

  でも、他の2枚を聞くと、これがすべて先生アレンジのピアノ伴奏が素敵でした。そこで、少しずつ、これから楽譜を見つけて教えてくださることになっていました。と言うわけで、ワクワク楽しみにしていたレッスンでした。

  まずは、1曲目。いつもの指ならしのための練習曲から~と思ったのですが、今回は最初の内はいつもの通り藤井さんアレンジの練習曲をやっていたのですが、父方のルーツ探しなんかをしていて、ふと、父が好きだったガーシュインの曲を弾いてみたくなりました。そこで、楽譜を探し「ラプソディー・イン・ブルー」を弾き始めました。

  すると、まあ、♯と♭のてんこ盛りの楽譜。しかも、リズムもいろいろ変化。面白くて嵌まったのですが、難しい~~~~。けっこう時間を使って練習しましたが、やっと譜読みができたくらい。

  それでも果敢に先生の前でまず弾いてみました。先生、誰かといっしょに伴奏で弾いたことはあるけれど~余り覚えていないなぁ、とのことで、しかも、私が先生が見られるようにテキストの本をもっていくのを暑さか歳のせいで間違えてしまい・・・あらあら。ということもあって、今日は、1回弾いてお終いに。

  2曲目は、「六月の木漏れ日」というタイトルでで [欧州都市]コペンハーゲン,デンマーク/Copenhagen,Danmark 」で先生がecomusicの為に演奏したのが、画像と共に楽しんでいただける曲。実は、先日のライブで”And You and I"というタイトルもあらたに再登場。メロディーラインにも手を加え、千装さんのフルートとデュオに書き直しての演奏をした曲です。わたしにとっては、レッスンで弾くのは3回目でした。ミスタッチもけっこうしてしまいましたが、「まあ、怪しいところもややあったけれど、纏まってきて前回よりいいのではないですか~」との感想で、これもあっけなく終了。

  さて、3曲目は、今回久しぶりに"Eternal Silence "を弾いてみました。記録を辿ると、2014年9月とかなり早い時期に最初弾いて、その後も、弾き直しを2020年、2021年としていたのですが、アドリブもしっかり書き直しての、再チャレンジでした。

  和音が多いのでしっかり擦れずに音を落とさずに弾くのは相変わらず難しかったです。先生が、お母様の死を悼み作曲した曲でしたが、亡くなったのは東日本大震災の翌年の3月11日だったそうです。1回弾いて、気持ちが静かになったところでもう1回弾いて、これも終了。

  そして、そしてぇ~お待ちかねの古里あゆさんとのCD”With aTone”から、その1曲目 ”On the Sunny Side of the Street"の譜をいただきました。 なんと、わざわざソロで、さらに練習用に、まず第1回目の譜を作ってくださったそうで・・・だんだん、練習が進めばさらに、これに何かを加えていってくださるとのこと。

  さっそく、最初の部分のイントロは自由にルバートで弾いて下さって、その後のAは、歌と一緒に弾く部分になるけれど、歌手部分のメロディーをピアノで弾いて、コードに従って左を補う。Bが私には不慣れなリズム。レゲエで弾く! レゲエは正確に3連を4拍数えて~と、ともかく3連の音を4つ、12を感じて弾くとのこと。弾いて見せて下さりながら説明をしていただきましたが、レゲエとは、意外過ぎでした。

  さらに、主要なメロディーが始まった後も、やはり3X4 12でレゲエのリズムで音をとるとのことで、初心者のわたしのために、先生が3連で譜を書いたメロディーに沿って右を弾き、左はコードで簡単に付けて~と、お手本を弾いてくださいました。

  それで、まず次回のレッスンまでは、この第1段階楽譜で練習をしてくることに。

  意外な展開に、この課題をこなせるかやや不安ですが、さて、どうなりますか。それにしても、こんなに丁寧にテキストを用意して作っていただいたからには、怠けるわけにはいかなそうです。

  

  


渡辺かづき先生とのレッスン229

2024-06-28 18:01:02 | ピアノ

         今回は、出かける前に用事を入れずに練習して、ほぼ真っ直ぐレッスンにいったので、上手く弾けそうかなと思いつつレッスンに向いました。

  ところが、行きの電車で楽譜を取り出して見ていたら、どうもCDと一緒に合わせると音がズレてしまい、今日先生にどこが悪いか相談しようと思っていた曲の謎が解けちゃいました。カウントが間違って、私の思っていたより、長く待たないと行けないところを発見しましたっ!

  電車内ではピアノで練習できないので、指で軽くタッチを思い出しながら修正。ここでは、3つ待つ~などと、得意の拍子の補助線を入れて、付け焼き刃ながらどうにかなってきたので、ひと安心?

  さて、先生のところで最初に弾いたのは、藤井英一さんの「ジャズピアノトレーニング」の59ページ(パターン5)。結構、引っかかりやすいリズムでしたが、克服して弾けるようになるのが面白くて頑張りました。特に大きく間違いはしなかったものの、特に何と言うこともなく、「そんなところじゃないですか~」で、終了。

  2曲目は、前回先生が「まあ纏まってきている」と言ってくださったのを励みに、ecomusic [欧州都市]コペンハーゲン,デンマーク/Copenhagen,Danmark 「六月の木漏れ日」。もうひと息と、少しブラシュアップして滑らかに弾けるように練習をして臨みました。

  譜のダカーポでどこにもどるかとか、アドリブ後どこへ行くかで、ちょっと込み入った譜で、頭に入りきらず戸惑たりしたものの、どうにか無事に最後まで辿りつきました。アドリブも書き直したので、どうにか前回よりマシに弾けました。ただ、Aの最初のフレーズの、「タータターター」というのを、漫然と弾いてしまっていたようで、「最後の音はその前の音より長いの気づいて増すか?そこが短くなったりその後にもあるけれど、一定してないですよ」、とのご指摘が! 確かに、そうでした。音は本当に微妙で、確かにそこが「タータターター」よく楽譜をみてみると、音の長さの配分が 「2:1:2:3」になっていたのです。違って聞こえてきました。「タータターター-」となって、伸びやかなメロディーラインになったのでした。これが気づけなくちゃ初心者でした。勉強、勉強。

 先生が、この曲も、デュオでライブでチャレンジするとの事だったので、次のライブで聞けるか、楽しみです。

  さて、今日は3曲目に、むか~~~し弾いた時にかなり手こずった”The End of the Game"を練習してきていました。

  先生のオリジナルCDの”Beyond the Stars"に収録された曲です。先生の曲としてはメロドラマ風? 今回、この曲を弾いた後に、「この曲は、先生の曲の中では異色ですよね。何か、ドラマとか何かに使うような曲みたいで~」と思わず言ったら、「あざとい感じです」と先生が笑って言うので、驚きながらも分かった気がした印象的な曲です。

  以前に弾いた時に、「この曲はCDでは16ビートのパーカッションが鳴り続けていて、今弾いたのだと、4ビートとか8ビート風になっていましたよ」とだいぶ説明やら、実演をして頂きながらも、イマイチ身につかず、この曲の感じが出せないで終わってしまい、名残惜さが残っていて再チャレンジしました。

  そして、今回は、主要メロディーとコードは一緒でもアドリブとして、まったく別物の作りになっているCDのお気に入り部分を再現しようと粘り強く何回も聞いて確かめながら、オリジナルに近い形の譜起こしを完成させて練習しました。 時間はかかりましたが、CDの雰囲気は少しつかめ、コードにそった音の使い方も、譜起こししながら掴めた気がしました。  

  お披露目してみると、「譜割りが違っていて、2拍子カウントと4拍子カウントがばらばらになっているみたいですね~。どっちかに統一しないと・・・」と言われてしまいました。「でも、そこが、アドリブとメロドラマ風の本体が、雰囲気があまりに違って、アドリブに合わせると、本体が間がもてないんですよね。だんだんテンポが保てなくなってきてしまうので、CDに合わせて練習したんです」と説明。

  ウォークマンを持参して行ったので、CDの音源を流して先生に聞いていただくと、「そうかぁ~。こんな風に演奏してたんだなぁ~。忘れていました」と言って、「これは、最初は確かにかなりゆっくりで、他の楽器と一緒じゃないと、ピアノだけだと表現しきれないなぁ~」ということになりました。  でも、好きだったアドリブ部分を自分なりに再現できて、私なりにとても勉強になり、満足できました。先生も、「大変だったでしょう、お疲れ様」とねぎらってくださったので、成果がありました。

  そして、次回は、先生のアレンジ曲の譜を1つ頂けることに。楽しみで~す。

  ところで、今、この最後の曲の音源がyutubeにないか検索したら、この曲はなかったのですが、先生がCDアルバム”Into the Light"を製作した時のプロモーションビデオがココで見られました。この曲は入っていませんが、ご興味があれば聞いてみて下さいませ。

  聴き直して、次は、先生が亡くなったお母様のために作った8分30秒あたりからの”Eternal Silence"をまた弾いてみたくなりました。

 


渡辺かづき先生とのレッスン197

2021-11-20 20:39:27 | ピアノ

   昨日、先生のライブがあってお疲れのところですが、ライブ準備のためレッスンの間がいつもより空いてしまっていたので、今日夕方にレッスンを入れて頂いていました。

   先生もお疲れのところでしたが、私も前日の朝から夜までの過密スケジュールに、さらにブログへの書き込みも加え、頭がややぼーっとしている中をレッスンへ。

   最初の曲は、以前弾いていた「ジャズ・スタンダードの30」の楽譜集の中で、あまりにも長くてやらずに飛ばしてしまっていた「いつか王子様がーSomeday My Prince Will Come」(藤井英一さんアレンジ)。今回まず、3分の1だけ練習してきたのを弾いてみたのですが、他でヘ長調の曲を最後に練習したせいか、E♭を落として弾くことを繰り返しては、頓挫。最初からやり直すというヘロヘロぶり(苦笑)

   でも、だんだん指が思い出して、2回目は何とか、メインテーマは大きな問題はなく弾き抜け、アドリブへと駆け抜けました。こちらは、細かい上に、左手の入りも1テンポ先にでたりするところも多く、かなりつっかえ、つっかえになりながら、それでも、2/3ページをやり抜きました。間違えと言うより、練習が足りないことが見え見えでした。特に、リズムや譜読みでの問題のご指摘はなく、続いて頑張って練習してくることに。

   2曲目は、前回のレッスンで、以前弾いた藤井英一さんの”Love Is Here To Stay"を再挑戦で弾いたものです。先生に、リズムなどで崩れているところがあって注意を受けた上に、アドリブに至っては、「繋がりが切れているところがあって、説明しきれない。ちょっと注意していくと大変すぎる」との絶望的なコメントを頂いてしまったものです。結構がんばって練習していたので、「ここでギブアップする訳にはいかな~~~い!」と奮起。アドリブも含めて、集中的に練習して頑張りました。

   先生の第1声は、「テーマ部分は使っていいですけど、このアドリブ部分はペダルは使わないで弾いて下さい。それから、この前問題にしたところは、ちゃんと弾けていましたが、1拍のあと、付点休符があるところが、みんな少し早めに待ち切れていないですよ」とのご指摘。「待ちきれないでノメッて弾いてしまう癖」は何回指摘を受けてもなかなか抜けられません。「あとは、Cの2段目で、内声で音を入れているところで、メロディーの押さえ続けてほしいところを指使い4.5とわざわざ書いてあるでしょ。ここ、押さえてほしいんですよね」「なるほど、なるほど」 まだまだ、アドリブ前にも注意事項が満載でした。そして、ペダルを使わずにアドリブに突入。

   「そうですね。前回より、ずっと繋がってきましたね。これは、こんな感じでいいんじゃないですか」の(これ以上は○○、終了)となりました。

   3曲目は、先生のオリジナル曲のアルバム”Cressent moon”の中の”Eyes Of The Haert"のイントロと、さらにアドリブの半分を、まさにCDそのままの音で弾いてみたいと先生にお頼みして、楽譜起こししていただいたものを前回いただいたばかり。その頂いたイントロとアドリブの部分を弾いてみました。イントロは、譜ではそう難しくは見えないのですが、<音が少ない譜を、きれいに澄んだ音で際立たせる>というのは素人さんにはきわめて至難。難しかったで~す。先生はいたって無頓着に「そんなものですよ」とおっしゃいましたが、全然「こんなものじゃな~~~い」。その深い溝を埋められる日がくるのか・・・

   そして、アドリブ。これはめちゃむずでした。先生も自分で「譜にしてみて、こんなことを弾いていたんだと、面白かったですよ。自分では譜を頭に描いて弾くわけじゃないから~」とのこと。でも、先生にていねいに譜にして頂いたお陰で、リズムの変化が、ようやく私にも少し掴めました。ごまかしごまかししながら、先生のアドリブの雰囲気を微かに真似られたところで、「この曲もこんなところでいいんじゃないですか?」と先生。確かに、これより先にはまだ行けそうにありません。

   最後は、こんど勝手に私が思い出して楽譜を引っ張り出してきて”Eternal Silence"を弾いてみました。これもすでにCD”Into The Light" に収録されている曲です。先生にとっては、亡くなったお母様に捧げた曲。他の曲とは少し雰囲気が違う雰囲気の曲になっています。弾き直してみると、最初に弾いた時に比べて、かなり曲の抑えどころがみえてきて、少し自分も成長したかも?と思えました。苦節9年? そして、今回はCDで先生が弾いていたアドリブ部分にも、チャレンジ。それなりに雰囲気を捕まえられたので、披露してみました。 先生は、このCD以来ライブでもすっかり弾いていないから、アドリブまで自分でどんなに弾いたか忘れていたようでした。音楽家も小説家も自分の作品を聞き直したり、読み直したりはしないものなんでしょうか? 「先生、いい曲なんですから、寝かしておいたらもったいないですよね」。「う~ん、でもこれは、特別母に捧げた曲ですからね」「だから、特別に聞いて響くところがあると感じますよ」と加えてみましたが、いつかソロピアノの時に再演してもらえないでしょうかぁ~。

   さあ、今日は、こんな感じでレッスン終わって、2曲?3曲?が「こんなもんで~終了」しちゃいましたが、さて「いつか王子様が」以外は、次に何を弾こうかなぁ~~~~。新曲をお願いし忘れたので、自分でまた弾いたことのある曲を引っ張り出して練習してくることにします。

 


渡辺かづき先生とのレッスン166/167

2020-09-11 00:10:25 | ピアノ

             今日、ピアノのレッスンがあり、いつものように、自分の覚え書きのように167回目のレッスンの様子を書こうとしたら、166回目のが下書きに入ったまま、公開せずに眠っていたことに気づきました。実は、前回のレッスンも今回のレッスンもだったのですが、難曲に挑戦中で、悩み、挫折し~~という感じで、ほぼ2回のレッスンで、同じ悩みを克服できずに苦しんでいるところを、書き残しておくことに。

レッスン166:今回は、実は練習してもなかなか練習がはかどらず、悩み抜いて、レッスンへ向かう感じでした。

    というのも、前回のレッスンで初めて弾いた”Return  to Zero"。「最初は6/8拍子なんですけれど、その後、4/4ってなっていますよね。それが、全部6/8のままでした」と先生に指摘を受け、根本からやり直しすることになったのですが、「4/4拍子に変わったところからは、メトロノームと一緒に練習するのが1番よさそう」ということで、CDや先生の模範演奏に合わせて弾いてみたり、勿論メトロノームも駆使して、頑張ったのですが・・・どうもうまくいかない(嘆)

    いくら練習しても、6/8拍子→4/4拍子への弾き分けができない。違いがうまく出せない。

    悩み抜いて、3連符と2連や16分音符の連続音が入り交じったアレンジの曲を見つけて、練習してみることにしました。藤井英一の「ガーシュウィン・イン・ジャズ」の教本から”Someone To Watch Over Me" 。多分、聞けば誰でも知っている有名な曲です。まだ練習始めたばかりで、ボロボロでしたが、違っていたところを見て頂き、これから練習して苦手の3連符や曲の流れをつかめるように頑張ることに。

    そして、問題の”Return  to Zero"の6/8拍子→4/4拍子のところ。やはり、問題でした。うまく弾けていませんでした。先生にしてみれば、何故弾けないのかが理解できない?? でも、3連符が2連続のママの譜で曲想を4拍子って、3連符をなだらかに2つ弾けば6拍子になってしまうと嘆く私に、「まず、左の入れている音が、最初のルバートの時の弾き方と変化させて」「右に添わして弾くと6拍子になってしまうので、できれば弾かないでみたら・・・」「いやいや、弾かない訳にも・・・」「それなら、ちょっとこれはやり過ぎるといけないけれど」と譜面を3連符からとうとう書き換えて下さいました。(*・・*/・・*・)

    さあ、これで上手くいくか?何だか悩ましいですが、練習してくることに。そして、残りの部分にも問題があったようですが、それは次へ。

レッスン167: さあ、それで、今日のレッスンとなったのですが、まずは、藤井英一の「ガーシュウィン・イン・ジャズ」の教本から”Someone To Watch Over Me" から。あらあら、こちらは、結構前回よりは気持ちよく弾けるように少しなっていたのですが、「3連符がやっぱり不安定でしたね。できたりできなかったり。特に最初はできてないことが多かった」と先生に言われてしまいました。困ったことに、自覚症状なし。

     ゆっくりと、噛みしめるように(?)間違えないように弾きますが、この3連符、特に最初の音が抜けた3連符、ダメなようでした。前途多難。どうにか、注意して弾きましたが、罠がいっぱいでした(苦笑)

     そうなると、”Return  to Zero"のも同じ? やはり6/8拍子→4/4拍子に入ってからが、問題山積み。「左手を入れすぎているかな」「速く弾きすぎているので、もう少しゆっくりで。 イントロとは明確に違うけれど、3連符の柔らかな感じは、本当は残してほしい」そして、Bの格好よくチャーチャッチャといくところが、「どうも弾いている度に違って弾いている。不安定」のご指摘。「そうなのです。聞いていると気持ちよく簡単に聞こえるのに、正直自分で弾くとどうも、ハマッテいる感じが今ひとつしない」と告白すると、1音目が(タ--タ--タ-)の音配分なのだけれど、「最初のが短くなりやすく、ったり最後の*の入りが遅い」とのこと。でも、なかなか~~~~。自分だけで弾くにはいいけれど、これでは誰かと一緒には演奏できないですよねぇ(嘆)。

     「聴くと弾くでは大違いで」と嘆くと、「そりゃそうですよね」。「まあ、これは、次もう1回やってだめだったら・・・」

     「棚上げですね」ということに。いい曲なのに、棚上げは寂しい。頑張らねば。

     というのが、今日の前回と大きく変身できなかった、トホホのレッスンでした。でも、次回はダメで棚上げになっても、新CDの主題曲を頂けることになりましたぁ! あと、他の生徒さんのために”Eternal Silence” の譜面をコード譜でなく書くことになったので、それも下さることに! それを励みに練習するしかないですね。それにしても、音楽は楽しいけれど、ほんとに難しくて苦しいぃ~~~。


今日も月がよく見えていますよ~

2016-08-12 19:20:32 | 惑星・天体ニュース

   今日は白井プラネタリウム館に「リオの星」というオリンピック開催中のリオデジャネイロの星空紹介をするプログラムを見に行ってきました。
   リオデジャネイロは子供が小中学生の頃に6年間住んでいました。

   太陽が、東から上るけれど南ではなく北側を周ること、日本では見えない星が南半球だから見えること。月の様子や星座の見え方が違うことは分かっていましたが、それでも久しぶりに見るブラジルの空、新鮮でした。

   白井市出身のリオの星・ウェイトリフティングの安藤選手が自分自身の日本記録を破る頑張りをみせたが、惜しくも5位だった話も紹介されました。

   そのプラネタリウムのプログラムで1番感動的だったのは音楽でした。というのも太陽が沈んで暗くなって始まるプラネタリウム。最初に流れた音楽が「!」
   私のジャズピアノの渡辺かづき先生の"Eternal Silence"だったのです。そして、リオに相応しいサンバが途中でかけられ、最後の夜が明ける音楽が、また渡辺先生の今度は”Into the LIght"だったんです。去年このプラネタリウムで渡辺かづき先生が封印していたソロ・ピアノを復活してコンサートをしたご縁で、プラネタリウムの一般投影でも先生の曲を流すようになっていた話は以前、このブログの ココ でご紹介しましたが、必ず毎回流している訳ではないようだったので、まったく頭の中になかったので・・・・思いがけなく流れてきた曲を耳にして、心が高鳴っちゃいました。先生の曲は本当にプラネタリウムの雰囲気にぴったり!感動でした。

   心が豊かになっての帰宅途中には光のシャワーを見つけました。

   

   写真では、私の感じたようにその神々しさがとらえ切れていませんが、空の上から降り注ぐ光の筋、素晴らしい光景でした。
   
   そして、家に帰ると夕方、青空の中に月も見えてきました。
   今も、お月様は空にいますよ。

   

   あっ、そうだプラネタリウムでもいっていたけれど今日は20:09~20:11まで北の低い空を大西さんがのっている国際宇宙ステーションが通過します。まずは、それを見てきま~す。このブログに時間前に気づいた方は、あなたも是非!

   ただいまぁ(笑)
   残念ながら、うす雲がかかっていて、国際宇宙ステーションは全然見られませんでした。
   そのかわりと言ってはなんですが、今夜のニュースで言っていたペルセウス流星群の流れ星、1つはっきり見ちゃいました。
  
   お願いする暇はありませんでしたが、前回実は書き忘れていたみたいなんですが火星と土星とアンタレスの三角を最後にみた時にも、流れ星をみました。確かに、今流れ星がよく見える時期なのかもしれません。きれいでしたが、一瞬で写真はとうてい撮れませんでした。

   今夜、雲が少しどき始めているので、流れ星を待ちつつ星空観察、楽しいかもしれませんよ。
   あなたの上の空の様子はいかがですか?


渡辺かづき先生とのレッスン36

2014-09-18 20:42:34 | ピアノ

今日のレッスン3曲の内、2曲は私が譜起こししたもの。

 まずは、南極のかわいいペンギンちゃんの映像つきでyoutube にアップされている"Blessed Life "から。

 いやいや、練習の時よりひどい出来でした(泣)でも、先生が

「(前回とれていなかった)リズムはちゃんと直って(所定のところに)入ってましたよ。あとは、そうですね~、右はこれでいいと思うけれど、左がこうカウントしている感じでずっとなっているのはどうも音楽的でないですね。どうにかしましょうか」

「でも、先生、やっとカウントして音がハマったという状況なんですけど。左手どうするのですか?左のカウントを崩すと、全体が崩れてきちゃうかもしれませんよ」こんな脅仕方をするのも本当はおかしい話ですが(苦笑)、ついこんな返答をしてしまうと・・・

「う~~~~ん」と考え込む先生。

そうなんだろうなぁ、この単純で味気ない左手でこの曲を終わりにするのは、先生としては納得できないんだろうなぁ~。仕方ない、ままよ~。

決意して「できるだけやってきてみま~す」と受けて、出来るかの保証はありませんが次回再度チャレンジすることに。

 2曲目は、結構リズムも明快で、コードの音もすんなりそれなりに出て、私としてはそれなりのレベルに譜が書けた"Pray for you"。

 譜にはしたものの、弾き慣れておらず下手くそながらどうにか弾き終えました。
 これは、もともと先生に1回も弾いて頂かずに、自分でCDは聞きながらも譜を起こしたもの。
 足りない音を先生の模範演奏を今回して頂くことになっていました。

 先生からのご指摘は、
「B♭/A♭とあったら、左手をA♭にするというのはいいですよね。でも、今の状態だとこのB♭の3つの和音の響きが忘れられているんですよね」

「B♭で始まらなくても展開してあってもいいんですけれど、メロディーの下側にこのB♭の3音をできるだけ入れてほしいんです」
 実例をあげてメロディーのC音の下にDFB♭音を補足してみて下さる。

 おっ~、深い音になった。なるほど。

「他のこういうところ(○/○になっているところ)も同じなんです。コードを変えたところで出してほしいんですよね。この上のコードの和音も」

「アッ、確かに。でも、たとえばちょっと遅れて次の音でそのコード音を私は拾っているつもりだったんですけれど・・・」

「後でだすのでなく、コードを変えたところでその印象がかわるところを出してほしいので、コード変化した所でしっかり出してほしいんです」

「そういえば、音だけあとで置いたりする時は、さらにそこで指示を出していますね。たとえば、ひとつのフレーズに3つとかコードが並んでいたり」「そうなんです」

 勉強になりました。何か、すこしづつコツがつかめてきて、コードや作曲者の意図が見えてきました。
 では、次までに必要な音を補ってくるということで、最大のお楽しみ「模範演奏」へ。

  音が深い、美しい、豊かで彩りがある。うっとり。ため息。

  しっかり盗んで、次回チャレンジしま~す!楽しみです。

 さて、最後は"Eternal Silence "

 これは、先生が左手もすべて楽譜に起こしてくださったもの。前回、後半部分の指使いとかちょっと複雑になったところで息切れして「メロディーが消えていますよ」とご指摘を受けて、再挑戦の作品です。

 でも、実はそこも練習しましたが、ハマってしまったのが、先生のアドリブの譜起こし。自在にリズムを変えて、何ともカッコよく、どうしても真似がしたい!!!! 頑張りました。CDを学習モードで低速回転でゆっくり聞いて分析したり・・・

 お披露目。1回目は、基本が上手く弾けず、アドリブには到達せず終えました。そして、すかさず2回目を弾かせてもらった時に、どうにか苦労したアドリブを付けて終えました。

 「う~ん、なかなか頑張りましたね・・・・でも、それはさておき、特に1回目より2回目弾いた時に、また悪いくせが出て、最後の音を待てずに食べてましたね」

 が~ん(泣)先のアドリブをうまく弾く方に気をとられて最初の基本部分に気合が抜けて、また音が待ててなかったなんて。痛恨! 

 音楽というのは、しっかり基本ができてこそ聴ける音楽になる。私の場合は、先生の曲を自分の手でひねり出す喜びが中心になるので、どうも音楽性がないものになってしまうようです。

 最初の基本部分の音をていねいに、左足でカウントを取りつつ弾き直しました。

「今は、大丈夫でしたから、気を抜かないように弾いて下さいね」

 音を作りだす姿勢が自分中心になっていたことを反省。その姿勢が直らないと、自分だけ気持ちよくて終わる「音楽でない、他の人には雑音」になることに気づきました。

 まあ、私の場合はストレスの解消とか癒しとか、自分本位な音楽アプローチがもともとの動機?ともいえ、動機が不純だとも言えますが・・・先生の素敵な音楽を穢さないように、もう少ししっかりと練習をしようと心から今日は反省したのでした。

 でも、1時間のレッスンで面白さがまた1段増しました。そして、先生が今、この"pray for you"をジャズっぽくキーもCに変えて、アレンジしたのをトリオでやる準備中とのこと。ちょっと新バージョンを聞かせて下さいました~~~~。

 やぁ、楽しかった!!!
 次回まで、また練習頑張ります。
 
 

 




 

渡辺かづき先生とのレッスン35

2014-09-05 21:02:46 | ピアノ

今回は2週間でレッスンだったのですが、先生の新しいアルバムの中から先生が譜を作ってくださった "Eternal Silence " と、youtube にup されている先生がecomusicのために作った"Blessed Life "(南極のかわいいペンギンちゃんの映像つき)の2曲でした。

   まずは、”Eternal Silence"から。グランドピアノで突然弾くと只でさえうまくいかないのに、なかなか音が上手くでてくれません。勿論、いつものように何回もやり直しをさせて頂いて弾いたのですが、それでも思うようにいかず。全体的に音はどうにかつなぎましたが、「最初の部分の全音符が短くなったり、付点音符が付点でなくなっていたり・・・していますね」とのいつもながらの先生のお言葉。
   仕方なく、左足を使いカウントしながらいつもながらの修正をこころみました。

   あと、この曲では最後に右の小指でしっかりメロディー音を出しながら、和音を内声で出していくところがあり、そこが「どうもまたメロディーが呑み込まれているというか、聞こえてこない。F・G・・・と特に出だしの小指のF音はしっかりだしてほしいんですけれど~」というご指摘。
   楽譜の音が込み合って来ると、どうも正しく弾くのに一生懸命になって、メロディーがお留守になってしまう。

   やはりこういうのは、練習でしか克服できないところ、何回か挑戦させて頂きましたがちょっとやそっとでは修正がきかない。

  「何か練習方法はないですか?ジャズピアノにとってのハノンみたいのがあればやってみたいのですが・・・」と申し出ると。
  「『オスカーピーターソンのジャズのハノン』というのもあるけれど、それよりこれを今ちょうど僕もそう思って見ていたのですが…」ととり出したのは"The Little Pischna" 。「これで、僕も小指を強化しましたから~」とのこと。(今日、帰宅してamazonで見たら、定価より安く新品があって早速ポチリとしました)

  そして、”Blessed Life”。先生の模範演奏の動画を見ながら、コードから譜起こしした自作の楽譜を取り出して弾いてみました。
  「音は基本的にあっているのだけれど、リズムが・・・。たとえば最初の左はどうやって弾いているの?」「適当に」先生しばし沈黙。「やっぱり書かないと難しいかなぁ」

  この先生のお言葉は、「リズムが無茶苦茶でどう直すにも直しきれない」ということの同義語です。

  こちらも暫し沈黙。
 「この曲では、結構カウントの裏で弾いているんですよね。だから、左手を単純にリズムをとるだけにして、そこに裏の音を当てはめていくというのはどうでしょう」

  右手だけ弾くとどうにかあっていることがわかり、左手を単純にして譜を書き直して再チャレンジすることに。次回のレッスンでうまくいかなかったら、しばらく前のTara's Day Dream"のように棚上げしようということに。そうと決まっていれば、捨て身でチャレンジしてみま~す!

  ということで、今回はうまく弾けたものはなかったのですが、それでもお願いをして、私の弾きたい曲希望リストをお見せして、その中で捉えやすそうな"Pray for you" のオリジナル楽譜をゲットしちゃいました。なかなか交渉上手な私です。フフフッ。

  この曲は、先生の2枚のCDでそれぞれ全然違った感じで演奏されている曲です。まずは、そうした演奏を参考にしつつ、先生のピアノソロでの模範演奏なしの状態で私1人「コードの森」に突入してみま~す。前回ペンギンちゃんの曲でもやってみましたが、これがなかなか面白くて勉強になるようです。

  我が家のご近所の皆様には、しばらくの雑音ご勘弁を!
  いやいや本当は、例外なくいつでも雑音なのですが(笑)

  ご近所の皆様の忍耐の上で私のピアノ練習は成り立っておりま~~~~~す。
  いつもご迷惑をおかけしておりま~~~~す。深く御礼申し上げま~~~~~す。

   

渡辺かづき先生とのレッスン34

2014-08-23 11:08:16 | ピアノ

  今回は、白内障での入院とその後のまだメガネを作り直せない状態での練習だったので、やや不安要素も。
  でも、いろいろな発見がありました。

  まずは、"Somewhere in the Night"から。
  先生の楽譜通りに弾きました。前回リズムのとり方が怪しげだったので、左足で最初からリズムをとり手堅く演奏。
  できとしては、つっかえたり、一部4分音符のタイになっているところの伸ばしが足りないとかもあり75点という感じ。でも、


  「(間違いを自分で分かっているならば)最初に問題だったリズムもちゃんととれていたし、弾き慣れてきているしいいでしょう」とOKを出して頂いちゃいました。
  
  「本当は、アドリブ部分が好きで頑張ろうとしたのですが・・・」
  「どんなアドリブが(僕のCDには)ついていましたっけ」

  ちょっと自分で書き取ってみた先生のアドリブ部分を弾いてみせる。先生、頭を傾げて思い出せない様子。
  再度弾いても・・・「???」潔く、諦めました。先生に思い出させる位には弾けないと話にならないですね(泣)

  「今回はアドリブはお預けということで、また戻って再チャレンジする時にアドリブも弾きます」と軽やかに宣言(言葉だけは簡単<笑>)

  そして、音楽分析:キー音Cm ハ短調。CmトニックⅠから始まり、Fm6はⅣのサブドミナント、G7はⅤドミナント。Aフレーズ終わったあとの1部分はFm7→B♭となっていて、これがCmから転調した「E♭基音」から考えたツーファイブになっていて、Aの最初に戻っていく。Aフレーズから今度は2に行きCのフレーズに進むと、ここは一転してハ短調からハ長調に変わる。ナチュラルな音どりで明るい感じに変化。CmではなくCM(Ⅰ)トニック→サブドミナントF(Ⅳ)→ドミナントG7(Ⅴ)へ。そして、またCmへ。フムフム、ちょっと分かってきましたよ。

 

  次は、"Being Peace"(リンクでyoutubeの演奏が聞けます!)。
  膨らませて、コードに従って先生の楽譜にない音を補っての演奏。
  楽譜に膨らませた音を書き込んでしまって演奏しましたが、書き込みが完全でなく、決めた音で十分弾きこんでなかったのでかなり「頑張ってます」感の強い演奏になってしまいました。2度チャレンジしましたが、いまひとつ。

  先生は、「音の入れ方は間違ってないので、いいんじゃないですか。ただ、あまり入れてガチャガチャした印象になって、メロディーとかが消されちゃうのは困りますね」
  「確かに!音入れるのに一生懸命で、そこには気が回りませんでした」

  頑張り感が出たのでは音楽じゃないですね。豊かに表現するために装飾をいれたのに・・・反省。

  そして、"Being Peace"の音楽分析。
  基音G、ト長調。トニック(Ⅰ)のGと、サブドミナント(Ⅳ)のCを基本組み合わせとした曲。
  私がこの曲で一番気に入っているAフレーズの最後の2小節目、E7#9、B♭7#11からA-7にいく音の気持ちよさ。「これはトライトーンの解決とかですか」と思い込みで質問をぶつけてみると、しばし沈黙。
  「そういう意味では、セブンスの中にはトライトーンが必ず入っているので、そういう意味合いではそうかも」
  「ここは、A-7このE7#9、B♭7#11からA-7になっていくまでの間の音がすべてセカンダリードミナントコードになっていて、セブンス音なんですよ」
   おっと~、こんなところで私が分からずに頓挫している「セカンダリー・ドミナント・コード」の登場でしたか。
  「これまで弾いている曲の中にも、こうやって自然にたくさんセカンダリー~のコードは入っていたんですよ」
  「そうなんですか・・・」ちょっと復習して考えてこよう。

  「大好きなイントロは、真似できませんでした。アドリブも・・・」(先生は心の中で当たり前でしょ、お月さんよ~と言ったかどうか<笑>)
  でも、アドリブは単純にAフレーズの部分のコードで弾いているだけですよ~とヒントを下さいました。
  いつの日か、アドリブをしっかり盗んで先生の前で弾ける日を夢見て、この曲はこれにてまたいずれの日にか・・・

  最後に、 "Blessed Life "(クリックでyoutubeで見られます)。ペンギンちゃんの映像も魅力的で、私の孫たちが我が家にくるとほぼ必ず聞いている曲です。
  前回、オリジナル楽譜を頂いて、コードに添って自分で左手もいい加減につけてそれらしく練習。孫に練習を聞かせたら、最初の出だしで「ペンギンの曲だ~」と分かってもらえる程度には弾けていました。先生の前でいざ弾いてみました。練習があまりできてなかったので、60点位のでき。

  「基本的なコードはみんな合っていましたよ。ただ、DをDmにしてFに#が落ちているところがありましたね。ほら、自分でもF#って書いてるみたいじゃないですか」とのご指摘。ということで、コードについてかなり慣れてきたようで、渡辺先生に習い始めて2年弱。最初は「先生、コードってなんですか?」みたいな初歩的質問から始まった私としては、大満足の結果に。

  そして、本当はどんな風に弾くのか先生に模範演奏をして頂きました。うっとり。幼稚園生から見上げるプロの世界。
  ため息がでる演奏を独り占めしました。
  皆様も、上記の"Blessed Life" をクリックして是非お楽しみ下さい。

  更に今日のレッスンのハイライト!が続きます。
  先生が譜起こししてくださった"Eternal Silence "の楽譜。レッスンの途中から、ピアノの右手に置いてあるのに気づきワクワク。”Eternal Silence"去年の先生の新作オリジナル曲で、最新CD "Into the Light"に収録の曲。去年の3月に亡くなられた先生のお母様に捧げられた曲です。

  そんな先生の思いがいっぱい詰まった楽譜を頂くことに。
  
  先生の模範演奏。心が休まります。
  先生の音にかなり忠実に隅々まで再現されている譜でした。

  「先生、凄いですね」「そうですね。かなりの細かい音まで再現していますよ」

  家に帰って自分で弾いてみる。
  下手な自分が弾く音でも、先生サウンドが響き渡る。
  この最初に譜を頂いて弾いていく時の幸せ、この時が一番ワクワクします。
  こんな歓びをもてるなんて・・・ピアノを小さい時に習わせてくれた両親に感謝。渡辺先生と出会えたことに感謝!

  
  指の中から生まれてくる音に「こんな風にこの音楽は紡ぎだされていたんだ!」という新鮮な驚き。
  自分で1音1音うたい出しながら、噛みしめつつ弾いていくと、心から歓びが湧き上がってきます。
  

  さあ、次のレッスンまで頑張りますよ~。 
  

渡辺かづき先生とのレッスン 14

2013-07-04 20:51:08 | ピアノ

  今日のレッスンは、まずアドリブ部分に問題をたくさん抱えた「遠い夢」から。
  出だしは、単純に左から右へ流れるように基本和音を流し、その後のアドリブ部分も極力単純なアレンジで通過。譜面通りのところも無難にクリア。

  結果は、「随分とよくなりましたよ。まだ、アドリブのところでテンポが最後にやや短くなる傾向はありますが・・・いいでしょう」
  やった~~~~。

  そして、頂いた新曲は、鈴木重子も歌った先生の曲"Pieces of a Dreams"
先生の模範演奏、素敵でした。真ん中で左右のテンポが微妙に絡み合うところがあり、難しそうだけれど、弾くのがとても楽しみ!!!!

  2曲目は、前回新しく頂いた「いつか見た夢」。珍しく短調の曲だが、切ない気持ちが私の心情にぴったり(?) 一部間違ってしまったものの、まずまずに仕上がった。

 「初めてでここまで弾けるとは、いいですよ~」。
  うれしい、褒めて頂いちゃいました。

 「アドリブをもう少し入れていましたね~」「はい、先生のCDをよく聞いていたので、マネしちゃいました」
 「じゃあ、もう次からアドリブを入れて行きましょう。2つ方法があるけれど、最初にテンポに関係ない自由なアドリブを入れて、譜面に入っていくのが1つ。もう1つは、そのまま譜面から入るけれど、Aの部分を曲想をテンポを変えたりしてくずして弾いて、それから1に戻って普通に弾いていく。そのどちらかをして、あとはBを終わった後に最初の1部分に戻り、右手をナチュラルな短調のスケールの音ならどれでもOK。アドリブで自由にいれて好きなだけ何小節でも弾いて(x timeというらしい)B、Cに行き終わる」との指示がでました。

  そして、模範演奏。ウットリと聞き惚れてしまいました。録音させていただきましたが、私しかこの演奏を聴いてなかったなんて勿体ない!この音楽映像、お宝で~す。いい音楽を独り占めの贅沢三昧。頑張って自分でも同じように先生の演奏をマネできたら・・・努力あるのみ。

  ジャズ理論の方は、先生の新曲"Eternal Silence"のキー音が何か。どうやってそれを見分けるかという質問をして、F音がキーのヘ短調と教えて頂いた。これで、少し譜面起こしの練習をしてみるつもり。
  あと、4度進行として、ⅡmからⅤ7に進むツーファイブやVから安定したⅠに進むドミナントモーションの勉強。基本、あのお辞儀の時のドファラ、シレソ、ドミソが順番入れ替われば(レ)ファラドでⅡ→ソシレ(ファ)でⅤ→ドミソでⅠっていう理解でよさそうだ。なんか、ピアノは、半音と全音が黒鍵によってあるのが、弾く時のコードと密な秘密構造なのだと思えてきた。

  ピアノとう楽器が、どんな風に形作られていったのか、とても興味が湧いてきた。

* なぜ黒鍵と白鍵があって、今のようなピアノになったのか~とネット検索していたら、(全部白鍵ばかりだと、どれが何の音か分からない)という目からうろこの説明が「ピアノの鍵盤について」サイトにあった。確かに弾けない!(笑)

  因みに、先生の曲は、今日弾いた「いつか見た夢」もダイアトニックコードが多いとのこと。そうなんだ。

  コードやスケール、長短調などなど、難しく眉をひそめていろいろ考えましたが、まあその内分かってくるでしょうと流すことに(笑)。
  
  さあ、弾き始めた2曲。どう弾いていくか、これから楽しみで~す。