いよいよ明るみに出てきた自民党の裏の姿。正直、元首相殺害の理由と言われた「特定宗教への恨み」が、旧統一教会だったとは、夢にも思わなかった。つぎつぎ明るみにでてきた議員とのあからさまなもたれあいの関係。
政治家で統一教会との関係の一覧表を見つけたのはココ。
日刊ゲンダイが、旧統一教会と関係のある国会議員112人のリストを入手。ジャーナリストの鈴木エイト氏が長年の調査によってリストアップしたものが掲載されていた。
リストを見ると、やはり自民党議員が圧倒的に多い。衆院議員78人、参院議員20人が統一教会系の団体等との何らかの関わりが確認された。野党でも立憲民主党6人、日本維新の会5人、国民民主党2人が関わりを持っていた。そのうち閣僚、党幹部の経験者だけでも34人に上る(下の表)。
そして、テレビもどんどん報道がはじまってきた。当然だろうが、テレビも新聞もしっかり報道し続けてほしい!!!
コンパクトに問題となっている議員の様子が見られるテレビ番組や新聞を紹介してみる
・日本テレビ【接点が続々】“統一教会”と政治家の関係 自民総務会長が発言「何でこんな騒いでるのか」「正直、何が問題か分からない」……後に釈明 自民議員との接点続々
霊感商法で多くの被害者を出した統一教会が名称を2015年に現在の「世界平和統一家庭連合」に変更を許した2015年。それまでの*起こらなかった名称変更許可が降りた経緯に、「自分の在任中には起こらなかった。当時の下村文科省大臣が関与してないというのは不自然過ぎる」と寺脇元文化部長は話す。 事前報告が行われたとしたらなぜだと思うか?と聞かれ、 「例えば、大臣と関係の深い団体だということであれば報告するでしょうね。特に申請者の側が『うちは大臣とも深い関係でして』って言われたら、それはやはり報告しますよね」 と証言している。
上の先ほどの表にある下村氏の統一教会のために何をしたかを確認してみよう。そして、この日テレの番組は、よく纏めて他の統一教会の集会で名前の連呼までさせ、賛同会員であることも明らかになった自民党の井上議員についても報道している。是非、日テレのタイトルかココをクリックして、ご覧下さい。
*教団は1997年以降名称の変更を求め、所管の文化庁は実態隠しになるとして拒んできた。また、これも長いけれど非常に重要な話がきけるyoutubeの、【鈴木エイト氏に聞く「旧統一教会に関する『確かなこと』」】郷原信郎の「日本の権力を斬る!」によると、15:26あたりで鈴木エイト氏が調べたところ、下村氏は教会の関連の月報誌の表紙に載ったりインタビュー記事がでていた言っている。鈴木エイト氏は、統一教会について詳細に知っていて貴重な存在。是非、注目していこう。
・こんなズブズブの統一教会との関係を指摘された自民党議員の対応は・・・
岸防衛相→岸防衛相が旧統一教会の被害「認識していた」に非難殺到!「霊感商法の被害者より自分の票が大事なのか」
細田衆院議長→“21人のガッツポーズ”細田衆院議長の姿も・・・旧統一教会と自民党が国会内で集会、出席した元閣僚「選挙にプラスになる」
*上のは、TBS newsサイトで、13分の動画が見られ、自民党が統一教会とズブズブ関係だったことがはっきり分かるはずだ。まったく隠していない!
福田達夫総務会長→旧統一教会「何が問題かわからない」自民党・福田達夫総務会長の“開き直り”発言に怒りの声が殺到
二之湯智国家公安委員長・末松信介文部科学相→旧統一教会と自民党国会議員、接点次々と明らかに…関係を断てないワケとは
自民党には、自浄作用がまったくなさそうだ。
ただ、偶然、この上の東京新聞のサイトにも書いてあるが、ただ一人、まっとうなことを言っている自民党議員がいた。
<自民党の青山繁晴参院議員が18日、ブログで「自由民主党の立候補者と(旧)統一教会の関係をめぐって、わたしが参院選の前に行動したこと」と題し、文章を書き込んだ。 ある「派閥の長」が青山氏に対し、「各業界団体の票だけでは足りない議員については、旧統一教会が認めてくれれば、その票を割り振ることがある」と話したというのだ。さらに、旧統一教会の支援を受けていることを明らかにしないのは問題だと指摘すると、「業界団体の票だけでは届かない議員は、別の手段も考える。選挙が意外に弱い候補者が多いからね」と言い放ったという。青山氏は旧統一教会との関係を「見直すべきです」と進言した。派閥の長は具体的に答えなかった。「(派閥の長は)やむを得ないとは、最後まで仰いませんでしたが、そういう趣旨だと考えます」と推測した。青山氏はブログの投稿(’7/18)直後は、複数の民放テレビのインタビューを受けている。断るようになった理由について、党内で圧力があったのではないか?
因みに調べると、どうして青山氏がこのように言えたのか、7月18日のその記事の中で本人自身が述べているので分かる。
>(青山氏は)いかなる団体の支援も決して受けないこと、それは選挙の時も選挙でないときも一貫していること、ふだんからいかなる献金も受けず、政治資金集めパーティを開かないこと、後援会もつくらない、後援会長を置かないこと、地元もつくらない、
という人だからだ。経歴をみれば、参議院の比例区で出て当選するに足る有名人で票集めに右往左往する必要がない人なのだ。
私は、市川房枝のように、「出たい人より、出したい人が政治家になること」が理想だと思う。
秘書を罵倒し、いじめ、秘書のなり手がないような政治家の話は枚挙にいとまがない。マンパワー不足で大金を本部からもらって不足はすべてお金で解決しようとして逮捕された河井夫妻でもよく分かったはずだ。情けない。
そんな政治家たちにとって、ボランティアで支えてポスター貼りや、葉書の宛名書き、演説の手伝いをする人は、喉から手が出るほどほしいのだろう。「票とマンパワー」。しかも、特定の宗教団体と仲良くすれば長の命令ひとつで、熱意をもってよく働いてくれる人達を、秘書や選挙手伝いに送り込んでもらえる。それが、悪評高い統一教会であろうとも?大丈夫??? 名前も変えたし、みそぎは済んでいる???
100人以上の政治家が、野党の人間まで自民党よりは圧倒的に少ないが含んで、その甘い罠に食いついてしまった!
こんな自民党を国民は、この前の参院選でもまだ「他の党よりまし」と選択してしまった。
さあ、日本の国民は、このような事実が出ても、なおこんな自民党を支持し続けていくのだろうか???
公明党は、これでも懲りることなく、まだいっしょに与党としてタグを組んでいくつもりなのだろうか???
そうだ、最後に本当に統一教会問題は名前の変更とともに過去のものになっているのか?
過去のことではないことを、統一教会問題の弁護団「被害者は、あまりにいい人たちだった」信者の実像などもしっかり読んで、知っておこう。素晴らしい弁護団の血の通った人々の声に耳を傾けよう。生まれた時から親が統一教会の信者だったりした犯人の山上のような境遇の人達への心配もしている弁護団。統一教会の人を非難するのでなく、救済の道へとうまく繋げることに心を配っている(連絡はココへ)。
最後になってしまったが、TBSの旧統一教会の"献金"内部資料を独自入手 毎年200億円以上が韓国へ…【報道特集】 も、アメリカの共和党にも食い込みトランプをも動かしていた統一教会のこと、その関係が自民党の統一教会へも影響していた事を伝え、この統一教会の話が日本に留まらない怖さを伝えていて注目された。
さあ、自民党の全容がしっかり、人々の目に焼き付くまで明らかにしていこう。
月の光が、きっと力を与えてくれる。