計算上、日没が18:47で月の入りが20:01なので(細い月が、夕方どうにか見られそうだ)と思った。それで、西に開けた場所へ、日が暮れてきた頃にカメラを首にぶら下げてでかけてみた。
すると・・・美しい夕焼けの景色は、まるで赤い海岸風景を見ているかのように目の前に広がった。
きれいだなぁ~~~。でも、月の姿はまったくみつけられませんでした。まだ、明るすぎるのかな?そう思って、じっと景色を眺めていたら、見慣れた黒い小さな影が景色の中を行き交っているのに気づきました.ツバメたちです。
この左側に小さな川が流れていて、正面はこれから調整池ができるという噂で現在は広い誰も踏み入れない野鳥たちの天国。そこに、毎年巣立った若いツバメたちが少しずつ集ってきて、夏を過ぎると飛行訓練をはじめます。でも、今日はまだ7月末なのに・・・。
でも、思わず久しぶりのツバメの飛行訓練に目を奪われ、動画を録りに駐車場へ。しばらく、ツバメたちの飛行訓練を楽しんで月のことを忘れてしまっていました(ツバメたちの飛行訓練の様子は、上の夕暮れの風景か、ココをクリックしてご覧下さい)
いけない、いけない。駐車場には最近調整池にするために川に近寄れないように塀ができてしまい、低い空が見えづらくなっていたので、急いで先ほどの写真を撮った場所へ戻りました。
それでも、雲が隠しているのか、月が細すぎるのか、まだ明るいせいか、相変わらず月はどこにもみつかりませんでした。
適当に写真を写しておいて、後で編集で明るさ調節をすると月が浮かびあがってくることもあるかな~という作戦で、適当に月がいそうなところを写真に撮っていました。すると・・・
さきほどまでは、まったく見えなかった月が、私の予想よりやや北側の大きな雲の際にひょっこり姿を見せてくれました。
「わぁ~、お月様なんで、そんな黒い雲の上に急に姿を見せたの?これから黒い雲の中に入っちゃうの???」
「待ってぇ~!沈まないで!!!」声をかけながら、慌てて、カメラを調整しますが、見失わないようにたいへ~~~~ん。
この1枚が撮れたことで、少し気持ちが落ち着いて、あとはしっかり何枚か写真を撮らせてもらうことができました。
どうして、私が焦ったかというと、ほらほら、あっという間に月の上からも雲が迫ってきて挟み撃ちになりそうです。
そして、月が見えたのはこのほんの一瞬だけ・・・次の瞬間には、もう月は影も形も見えなくなってしまいました。
本当に、奇跡のようなお月様との出会いでした。神がかり?
でも、信じて待っていると、こういう出会いをお月は時々体験させてくれます。
そして、私に、信じていれば必ず夢は叶うということ。諦めたら、夢の叶う一瞬は絶対訪れないことを教えてくれます。
あなたも信じて、お月見をしてみませんか。お月様は、誰にでも、そうあなたにも公平にチャンスをくれ、お金を要求してくることもありません。脅しをかけてくることもありません。
揺らぎなくいつもきちんと予定された場所を運行し、しかし雲や雨など天気次第なので、時にドキドキやハラハラ、何よりも見つけられた時のワクワク!をプレゼントしてくれます。そして、この美しさ! 目でずっと見ていても目を痛める心配もありません。
さあ、これからお月様はどんどん夕方の空に見つけやすくなってきます。一緒に楽しんでみませんか?