felizmundo's website

月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

夕空で、一瞬の細い月との出会い

2022-07-30 20:00:06 | 惑星・天体ニュース

   計算上、日没が18:47で月の入りが20:01なので(細い月が、夕方どうにか見られそうだ)と思った。それで、西に開けた場所へ、日が暮れてきた頃にカメラを首にぶら下げてでかけてみた。

   すると・・・美しい夕焼けの景色は、まるで赤い海岸風景を見ているかのように目の前に広がった。

   

     きれいだなぁ~~~。でも、月の姿はまったくみつけられませんでした。まだ、明るすぎるのかな?そう思って、じっと景色を眺めていたら、見慣れた黒い小さな影が景色の中を行き交っているのに気づきました.ツバメたちです。

     この左側に小さな川が流れていて、正面はこれから調整池ができるという噂で現在は広い誰も踏み入れない野鳥たちの天国。そこに、毎年巣立った若いツバメたちが少しずつ集ってきて、夏を過ぎると飛行訓練をはじめます。でも、今日はまだ7月末なのに・・・。

     でも、思わず久しぶりのツバメの飛行訓練に目を奪われ、動画を録りに駐車場へ。しばらく、ツバメたちの飛行訓練を楽しんで月のことを忘れてしまっていました(ツバメたちの飛行訓練の様子は、上の夕暮れの風景か、ココをクリックしてご覧下さい)

     いけない、いけない。駐車場には最近調整池にするために川に近寄れないように塀ができてしまい、低い空が見えづらくなっていたので、急いで先ほどの写真を撮った場所へ戻りました。

     それでも、雲が隠しているのか、月が細すぎるのか、まだ明るいせいか、相変わらず月はどこにもみつかりませんでした。

     適当に写真を写しておいて、後で編集で明るさ調節をすると月が浮かびあがってくることもあるかな~という作戦で、適当に月がいそうなところを写真に撮っていました。すると・・・

     

    さきほどまでは、まったく見えなかった月が、私の予想よりやや北側の大きな雲の際にひょっこり姿を見せてくれました。

   「わぁ~、お月様なんで、そんな黒い雲の上に急に姿を見せたの?これから黒い雲の中に入っちゃうの???」

   「待ってぇ~!沈まないで!!!」声をかけながら、慌てて、カメラを調整しますが、見失わないようにたいへ~~~~ん。

        

       この1枚が撮れたことで、少し気持ちが落ち着いて、あとはしっかり何枚か写真を撮らせてもらうことができました。

        

      どうして、私が焦ったかというと、ほらほら、あっという間に月の上からも雲が迫ってきて挟み撃ちになりそうです。

      そして、月が見えたのはこのほんの一瞬だけ・・・次の瞬間には、もう月は影も形も見えなくなってしまいました。

          

       本当に、奇跡のようなお月様との出会いでした。神がかり?

       でも、信じて待っていると、こういう出会いをお月は時々体験させてくれます。

       そして、私に、信じていれば必ず夢は叶うということ。諦めたら、夢の叶う一瞬は絶対訪れないことを教えてくれます。

       あなたも信じて、お月見をしてみませんか。お月様は、誰にでも、そうあなたにも公平にチャンスをくれ、お金を要求してくることもありません。脅しをかけてくることもありません。

       揺らぎなくいつもきちんと予定された場所を運行し、しかし雲や雨など天気次第なので、時にドキドキやハラハラ、何よりも見つけられた時のワクワク!をプレゼントしてくれます。そして、この美しさ! 目でずっと見ていても目を痛める心配もありません。

       さあ、これからお月様はどんどん夕方の空に見つけやすくなってきます。一緒に楽しんでみませんか?

 

        

 

  

      

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「へいわって どんなこと?」(浜田桂子・童心社)

2022-07-30 13:52:13 | 日記

    また、8月がやってくる。日本にとって8月6と9日、そして8月15日は特別な感情をもつ日だ。だが、(戦後生まれが7割を越えた今は、その日のもつ意味を知らない若者も多くなっている)とも言われている。

    そこで、実は以前も1回、このブログで、戦後75年に考える「へいわってどんなこと?」というタイトルでコメントをしたことのある本、「へいわって どんなこと?」を再度 取り上げてみたい。

    この絵本、前にも書いたが、ただの絵本というだけではない。どんな絵本なのか?

    気づいたら、童心社が2020年7月末に、この絵本が特別な絵本である説明がたっぷり含まれた、作者の浜田桂子さんの貴重なインタビュー記事をココに掲載してくれていた。一部転載させて頂いてみると・・・

>2004年、平和を願う日本の103人の絵本作家が集まり『世界中のこどもたちが103』(講談社)という絵本を作りました。そのあと、一緒に実行委員を務めた田島征三さん、和歌山静子さんとお話ししていたとき、田島さんから「次の段階にすすもう!」という提案がありました。それが、「アジアの絵本作家と連帯し、一緒に平和の絵本を作る」ということだったんです。


>「そんなこと、できっこない!」と思いました。当時、日本と中国や韓国との関係は非常に悪い状態だったからです。でも田島さんは、「ぼくたちは政治家や外交官じゃない。絵本作家同士、アーティスト同士ならきっと感覚を重ねられるよ」と言ったんです。

その後、田畑精一さんにも加わっていただき、田島さん、和歌山さん、浜田さんの4人が日本の作家のメンバーと、中国、韓国の絵本作家をまず集めることになるですが・・・ちょうど来日した韓国の絵本作家に声をかけると

>「戦争をはじめる権力者も、『平和』のためと言います。あなた方の言う『平和』もそのようなうわべだけのものならば、やる意味はないでしょう」とおっしゃったんです。ただ「これまでの歴史も直視した上で、本当の『平和』のために絵本をつくるとするならば、いい提案だと思います」とも話され、韓国の絵本作家のお仲間にお声かけくださることになりました。

そうして各国4人ずつ12人の絵本作家が集い、議論や話し合いをしながら、各人の絵本制作段階でも意見交換をしあいながら、それぞれの絵本を完成させていったのです。

>2009年、韓国の作家の方から私の作品について「無意識のうちに日本人の平和観が表れている」というお手紙でをいただきました。当時のダミーの文章では、「せんそうの ひこうきが とんでこないこと」「ばくだんが ふってこないこと」というような受け身の文章になっていました。

>私の平和認識を見つめてみると、浮かんでくるのは空襲や原爆など、確かに日本の被害の光景なのです。中国・重慶での日本軍の空爆で逃げる親子や慰安婦となった朝鮮の少女の辛さなど、東アジアの人たちの苦しみを自分の痛みとして感じるかと問われれば、私はうつむかざるをえませんでした。知識で知っていることと、感覚で受けとめることの距離を痛感したのです。

  こんな風にして、日中韓の絵本作家が切磋琢磨の後に描き上げた絵本のうち10冊が、「日・中・韓 平和絵本」として、童心社から出ています。 素敵な本なので、機会があれば全部を手にとって読んでみてほしいですけれど、まずは、「へいわって どんなこと?」から、読んで見てほしいです。

  そして、実は童心社のサイトに、下のようなお知らせが載っていたので、これも転記させて頂くことにしました。9月末までですが、下の動画によって、本を立ち読みすることができます。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ロシアによるウクライナへの侵攻をうけ、ウクライナの隣国ポーランドにも、戦火をのがれて多くのウクライナの人たちが避難しています。
ポーランドには約100万人のウクライナ人が以前より住んでいるそうで、ウクライナからの難民は今後も増える見通しです。

隣国の子ども達の立場、友達になることの大切さを、ポーランドの子どもたちに伝えたいと、ポーランドと日本の学生たちの共同プロジェクト主催で、『へいわってどんなこと?』ポーランド語での朗読の配信が下記の期間行われます。
ポーランドの子どもたちに向けたこちらの取り組み。ポーランドにお知り合いの方がいらっしゃいましたら、ぜひご案内ください。


期間:2022年9月末まで 主催:滋賀大学/ポーランドのヤギェウォ大学「おにぎりプロジェクト」

配信アドレス:https://www.youtube.com/watch?v=F0c-QX-zXYc

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さらに、滋賀大学と、ウクライナ・ドニプロ国立大学の学生さんが共同で、日本語とウクライナ語の朗読動画が制作され、9月末まで配信されているのもわかりました。

 
  
 
    大人にも子どもにも平和について考えさせてくれる絵本です。子どもはこの絵本を、そして、大人の方には是非、先ほどご紹介した浜田桂子さんのインタビュー(ココから)も一緒に読んでみてほしいと思います。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする