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月の満ち欠けに時の流れを感じながら、皆でそれぞれの持ち時間を楽しく意味あるものにしていきたい。

2021年6月の惑星

2021-06-01 10:01:17 | 惑星・天体ニュース

   いやいや、5月26日の皆既月食が東北を除いては見えづらくて残念でした。でも、想定外にいろいろな方が空を見上げて下さったのは、とても素敵なことだったと思いました。前にも書いたと思いますが、今年の11月19日にも、今回よりやや早めのいい時間に日本全国でほぼ皆既月食といえる部分月食が見られます。

   スーパームーンでの皆既月食は何年ぶりとか強調したマスコミがあって、皆既月食はなかなか見られないと思った人もいるようなので、是非諦めずに次は11月19日にこれも赤銅色の皆既月食の色を確認できるはずなので、是非トライしてみてほしいと思います。

   *7月2日・追加情報 この記事をアップした時は、これまで続いてきたその前の月までの「月の巡り」を何故かスルーしてしまっていました。2か月遅れとなりましたが、下にアップします。

    

      如何ですか? 結構見られていた方でしょうか?5-2-3となっているのは、5月2日の夜遅くのぼった月を日付が変わった3日に写したというような時に使っています。月は登る時間がどんどん遅くなり、半月だと夜中に登り、翌日の昼間に沈みます。では、下からは、最初に書いた今月の惑星の案内戻ります。

   さて、今月の惑星の前に、今日の未明に見られたお月様からお見せしましょう。

  <2021年6月1日2:36>

   

   月の 右上には土星、左にやや上に木星が見えました。こんな時間にお月見しましたが、今朝も起きたら青空の中にお月様が、白くクッキリと見られました。例えば今夜はお月様は寝る前には出て来ません。今朝のように晴れていれば、青空の中で見られますので、明日も晴れたら青空の中のお月様を見るのがよいようです。ただ、これからどんどん月が細くなると、薄雲や、太陽の光で見づらくなるので、未明にしか見られないようになって来ます。ただ、今は日の出が早いので、未明に月を見るにはとんでもない早起きの必要が出てきます。

   さて、今月の惑星を見ていきましょう。

  水星:夕方の西空低いところにいますが、さらに低くなって見えづらくなります。肉眼でみつけるのは難しいです。5月の方がチャンスだったのですが、残念、私は見逃しました。

  金星:だんだんこれから西空で目立ってきます。天気のよい夕方には、太陽の沈んだ後に一番星として、低い空にキラリと光る星を探しましょう。宵の明星と言われ、肉眼でみつけられるはずです。

  火星:暗くなってきていますが、夕方の西空にいます。ちょっと先ですが7月12日には高度を上げて来る金星が火星のそばにくるので、金星が火星の場所を最接近して教えてくれますが、6月の下旬にも、どんどん火星に近づいているので、金星の左上あたりに赤い星が見えないか探してみると見つかりそうです。国立天文台「今日のほしぞら」で場所を確かめてみましょう。日付を変えていって、近づく様子をシミュレーションしてみるのも楽しいですよ。

  木星:真夜中に東空で非常に目立って見えています。上にお見せしたように、土星と仲良しで行動しています。今朝未明の写真は土星がうまく写っていませんが、31日の未明の写真を再度出してみました。左のが木星。こんな感じでとても明るいです。

 

    土星:木星を見つけたら、右に目をやって、土星を探してみましょう。これも肉眼で見つけられます。上の写真では、月の左やや上にいます。今朝は月がこの木星と土星の間よりやや土星よりに見えました。明日は、月は出る時間が遅くなるので、より木星よりになります。

    木星、土星のペアは真夜中に起きた時だけしか見られません。惑星としては、夕方の西空の金星が一番見つけやすく、金星から目をあげて火星、地平低くの写真を撮ってみたり、双眼鏡で探せば水星も可能性がないことはない。

    今月は、そんな様子の惑星たちです。 

   

コメント
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