今日は遅くなると晴れてくると天気予報で言っていたので待っていたが、なかなか雨が上がらなかった。
でも、約束通り夜遅くなって雨が止んだ! 外に出てみると、もう東空の高いところに登った月が、雲に囲まれて光冠の中に白く輝いていた。
今日は、香港の民主化活動家の黄之鋒さん、周庭さん、林朗彦さんの3人に13ヶ月~7ヶ月という重い実刑判決が言い渡されたニュースが流れ驚いた。香港ではこれまで、重罪でない限り、初犯であったり罪を認めていたりすれば、執行猶予付き判決や社会奉仕といった形で罰が科されることが多かったというのに・・・。いまや、社会主義国では、強力なリーダーの下で、独裁国家さながらに、国民の自由は奪われていく。
一方で、米国はどうかとみると、民主主義的に選ばれた選挙に納得がいかないと前大統領が裁判を起こして政権委譲するのを潔しとしない。そんな大統領に米国の半数近い国民が予備選で投票したアメリカ。結果からみて、「こんな恥ずべき行動を取る大統領に投票してしまったのか」と、トランプ派の国民も呆れ返るのかと思いきや、なおも応援し続けている人たちがいる(!?) 米国の民主主義が、明らかに変質してきていることに失望した。バイデンとハリスのコンビが、米国に再び民主主義の輝きを戻してくれることを期待するしかない。
さらには、自分の責任ではコロナ対策を何も決められないで、国民や、地方自治体やに責任や決定を委ねる頼りない政府。そのくせ、金集めのパーティーや、自分のお友達にお金が回るような政策にはとても熱心で、その実行には異常な力で突き進み、野党や知事たち、医師や国民の反対があろうと断行した日本の政府。そんな政府をまだ支持し続けている58%の人がいるという事実にも愕然とする。「桜を見る会」の前夜祭のホテルの領収書がでてきて、前首相の虚偽答弁が明らかになったのに。嘘をつく政権、ごまかす政権、国民を守れない政権を、どんな人が支持しているのだろうか???
吉川元農相の500万円授受問題が浮かび上がった。加藤官房長官は、「捜査活動に関係する事柄なので政府としてはコメントは差し控える。一般論として申し上げれば、政治家はみずからの行動について、しっかり説明責任を果たしていくことが求められているものと考えている」と言っているが、特に前首相から続くこの自民党の長期政権が始まって以来、何回この「説明責任を果たす」という言葉を口で言っても、国会でのらりくらり証人も出さず、証人が出ても、嘘や誤魔化しに終止することがどれだけ繰り返されてきたことか。
この世界のあちこちで繰り広げられる歴史が退化していく様子に、胸が痛い。周庭さんたちは上訴したが保釈も認められていない。収監される彼らの車両を追いかけ、囲んで、支持を訴える人たちがいるというニュースを見て涙がでそうになった。なんとかしなくては。世界のあちこちで人々の自由と民主主義が息の根を止められていく。これは香港だけの問題ではない。米国でも、日本でも。自由も民主主義もまっすぐに人類が育ててきた理想が育っていくモノではない現実を私たちは今、目の前にたくさん見ている。何ができるか。黙ってみているということは、それを認めてしまうということだ。私たちには、人間として「譲れないこと」があるはずだ。
自由は守られるべきものだ。国は一部の人のためのものでなく、国民全体のためにあるべきものだ。 世界も同じ。世界は一部の人のためのものでなく、世界の全ての人が等しく自由に幸せに暮らせる社会を目指していかないと、どの国の人も 結局は自国だけの平和な社会なんて築けはしないのだ。
追伸)月のアップの写真掲載を忘れていました。