今日は、お迎えには雲がいっぱいすぎて姿を見せてくれなかったお月様だったが、夕食を食べ終わる頃には、こんな姿を見せてくれた。
結構すっきりしたお月様に見えるが、まだ薄雲に囲まれていて、時々肉眼で見ると輪郭がぼんやり見えている今日のお月様だ。
昨日、嘆いた3回立て続けの私のポカは、今日仕事場に行ったら、ロッカー室の分かるところに、私の自転車の鍵が置いてありました。心当たりの同僚に拾ってくれたかな?とお礼を言ったら、案の定彼女が拾って分かるところにおいてくれていたことが分かった。感謝。
実はやはり仕事モードが長期休みで抜けていて、他にもポカはあったが、どうにかカバーできて、徐々に落ち着いてきた。お月様の助けがあったのかもしれない。「お月様、ありがとう!」
ところで、黒川処分問題で共同通信が明快なスクープ記事を書いたのに、他のことに気をとられて気づくのが遅れていた。今更ですが、大事なのでコメントします。
上のタイトルをクリックすると記事が読めるので、まだ気づいてなかった方は是非読んでください。
閣議決定で「法の解釈の変更」までして、(余人に代えがたい仕事をしてもらう)と黒川氏の定年延長を決めた官邸が、いざ、黒川氏が賭け麻雀に手を染めていたいたと知ると、早々に軽微な「訓告」処分で本人の辞任を認めてしまった。
最初、森法相は「法務省で協議し、任命権者の内閣とも並行して協議を行った結果、監督上の措置として最も重い訓告が相当と考えた。法務省としては訓告が相当と考える旨を検事総長に伝えた」と黒川氏の処分について発言した。ところが、首相が「決めたのは、稲田検事総長」とまさかの発言をすると、森法相も発言の変更を余儀なくされ・・・。誰の目にも、嘘をついているのが、森法相か、首相かは明らかなのに。そして、国民の大半が、真実が語られるのを待っていた。
そんな中、(国民の真実を知りたい気持ち)にしっかりと共同通信が、答えを出してくれた! 法務・検察関係者に取材して(法務・検察内では懲戒が相当とする意見が強かったが、官邸の判断で訓告となった)と記事にした。
黒川の賭け麻雀を雑誌「文春」がスクープ。テレビの報道が忖度報道が多くなっているのに対し、産経・朝日新聞社の社員がこの賭け麻雀を一緒にしていたことで、法務省トップの違法行為をスクープするべき新聞の腐った取材対象とのなれ合いの関係が露呈した。
雑誌にできることが、新聞にはできなくなった理由が見えたように思えた。でも、共同通信が口火を切って、反省をスクープで示したと思えた。
文春の5月28日号のスクープ記事は私も買って読んだ。文春は昔ながらの地道な「張り込み」で集めた情報によって書いていた!だから、賭け麻雀だけでなく、駐輪にしても禁止区域に平気で自転車を止める黒川氏の写真を撮影する念の入れ方で、黒川氏の「遵法精神の欠如」が露わにされていた。週刊文春は、すごい!取材対象とのなれ合いで引き出す記事とは大違いだ。
マスコミの方々は、国民に真実を伝える「報道の基本」を忘れないでほしい。そして、国民側も、(真実を伝えるために努力を惜しまないマスコミをしっかり選び、応援していかないといけない!)と心から思った。
さあ、あとは、官邸の嘘が、国民の前に次々に明らかにされていくのを期待しよう。検察庁がしっかり、森友・加計問題も、桜を見る会問題も、菅原、河井夫妻の選挙がらみの違法行為も、秋本のIR汚職についても、黒川氏の違法行為もしっかり国民の納得できる裁きを下すのを、注視しよう!!! 少しでも、緩い対処をしようとしたら、また皆で声をしっかりあげよう!
一方で、5月28日に、政権は憲法改正を目指している自民党が国民投票法改正論議をしよう、と動き出したのも見過ごしてはならない。これについては、週刊ポストの2015年8月13日の記事がココに残されていて、これもとても役立つ。雑誌は、やはりじっくり時間をかけられるだけ、過去のものでも優れた記事を残してくれていると感心した。
半藤一利さんが、麻生太郎大臣が2013年7月に、「ドイツのワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。誰も気が付かなかった。あの手口に学んだらどうか」と発言した一件を振り返りつつ書いた文章だ。多くの方にしっかり読み返してもらい、大事だと思ったら、是非 この週刊ポストの記事を皆に広めてほしい。
<議会の承認を経ない閣議決定により、言論・報道・集会・結社の自由の制限や、令状によらない逮捕を可能にし、国家に反逆する人間を徹底的に弾圧するなど、いくつもの法律をひとまとめにして、賛成多数で通過させた。こうしてナチスの独裁体制ができあがった」ことを思い出しながら、閣議決定でワイマール憲法を骨抜きにしたことを忘れてはなりません。まるでいまの10の法制をひとまとめにした安保法制を見るようではありませんか。今年(2015)4月に開催された日米安全保障協議委員会では、国会審議を経る前に、アジア周辺の事態に限定されていたはずの日米安保を世界規模に広げる合意が交わされました。アメリカに約束した後に国会で審議するという、常識ではありえない暴走がなぜか黙認されてきたのです。そして、集団的自衛権の行使を容認する安保法制が強行採決によって衆議院を通過しました>(1部省略してあるので、本文をココで是非全文を読んで、拡散してください)
今も暴走を許している日本に忸怩たる思いだ。この政権下での憲法改正に、私は反対する!
この記事を掲載してくれている「週刊ポスト」に感謝しつつ、今こそ、この暴走を皆で止めましょう。