ハノンのような練習曲を最初に弾くのを止めて、「ピアノソロ・中級 ジャズスタンダード30」から好きな曲を弾いて指慣らしをするようになって3回目。前回”My foolish Heart" が無事卒業できたので、今回は簡単そうなの~と”Waltz for Debby” を練習して臨みました。
ゆっくり弾けば、何を弾いているかは分かる程度には弾けるようになりましたが、滑らかさは今ひとつ。
でも、間違った譜読みとかはなく、次回また弾き慣れてくることに。それにしても、この曲は不思議な魅力を備えた曲です。実は、この曲が気にいってビル・エヴァンスの4枚CDのアルバムを買って持っています。題名のDebbyはDebussy(ドビュッシー)の愛称とばかり勘違いしていましたが、当時まだ2歳で幼かったビル・エヴァンスの姪デビイに捧げられたものだとwikiに書いてありました。そうだったんだ。
ともあれ、”Waltz for Debby”が1回弾いて終わってしまったので、ついでに他の曲のことで質問。ジャズはよく 譜の最初に下のような、2つの四分音符の横に3連符にそれをカウントし直してタータと弾ませて弾く指定があるのですが、
その記号がついている"I don't Mean A Thing" の下のような休符が入った時の跳ね方について尋ねました。
4分音符の2つが「タータ」と跳ねるのはわかっても「四分休符・四分音符の時は?」
「『3連符でン・ン・タ』とやはり3連符のカウントを感じて跳ねて弾く」というのが先生の答えでした。最初に弾いた”My foolish Heart"の時もそうでしたが、「ジャズピアニストは、四分音符でもその中を3連符の感じで3カウントで常に感じているんです」とのこと。四分音符を3カウントで(タタタ、タタタ、タタタ・・・)と数えている。だから、音がそのタのどこかにピッタリ収まるように弾いてほしいとのことでした。
模範演奏を少し"I don't Mean A Thing" を使ってして頂きました。さて、身体にまだジャズカウントが染みついてない私に、この難解なリズムがちゃんと弾けるでしょうか。
次は、前回頂いた坂本九ちゃんの「「見上げてごらん夜の星」です。
アレンジが面白く、いい感じで弾けるように練習しましたが、途中で「手をつなごう僕と・・・・」と、曲調が変わるところや、九ちゃんがそうしていたか、先生のアレンジか、途中からト長調に変わるところがスムーズに行かずに困っていました。
入りが3拍目にせず4拍目になっていたので、もたついていたようです。何回か練習して、少し分かってきました。
あと、オクターブ上にいったりの変化もあるので、それの確認。和音が間違ってとってないかも確認して、間違いはなさそうということで、次に弾き慣れしてくることになりました。
与えられた課題曲はここまでだったのですが、先生がヴァレンタインの大きなライブを10人編成とかで富山でやるというので、先生のオリジナル曲で、以前もう練習したことのある”Valentain out of Season" を弾いてみました。今回は前に初めて弾いてみた時より余裕もあり、コードの見方もだいぶ慣れてきたと感じられました。勿論、スムーズに人に聞かせるレベルには、まだまだですけれど・・・。
E♭のままでずっと弾いてもよさそうなところを先生がわざとEにして弾いたり、ちょっとひねってあるところなども感じられて、面白かったです。
ただ、3の長いアドリブのようなところが、他のところと異質な感じになってしまって~と相談すると、「そこは、微妙に違っていいんです。実はここは他のジャズの有名曲のコードをもってきていて、他のオリジナルの部分のコード進行とは違うので、異質になって構わないんです」とのこと。な~んだ。でも、異質な部分をいい感じに違和感なく弾いていくのは難しそう(嘆)
ということで、今回は全て次回再挑戦ということで、レッスン終了。新曲をもらえなかったのは残念ですが、また頑張ってきます。さて、また次のレッスンまで3連符3連符と心に3カウントを”My foolish Heart"の時のように苦労して身体に沁み込ませて、練習してきます。またメトロノームの刑の執行です。
ところで、このレッスンの帰り、無事途中駅で下車してお月様とISSが大接近するのを楽しみました。少し早めに朝にこの予告を書いてブログアップしておいたのですが、見られましたか??? 楽しかったですよ。
また、次に国際宇宙ステーションが空でよく見られる時には予告を気が付いたら出すようにしますね。
今日も無事に1日が終わりました。明日もいい1日となりますように!