コイシテマス おにいちゃん犬編

もともと瞬きが少なく

涙があまり出ないので

大きな目が乾燥しがちな

おとうと犬

最近の湿度低下で

目の乾燥が進んでしまい

お薬をもらいに

かかりつけの病院へ

おにいちゃん犬は

お留守番でもいいんだけど

病院と聞いて

いの一番で飛んでくる

そのわけは・・・


わが家に来て２日目で

高熱・嘔吐・下痢で

受診＆入院になってしまったおにいちゃん犬

そこで

やさしくてきれいな

看護助手のお姉さんに

ひとめぼれ

泣いたり吠えたり怒鳴ったりしてる飼い主に比べ

常にわんこの気持ちに寄り添って

素晴らしいケアをしてくれるお姉さんは

人じゃなくたって恋をするのだろう

それ以来

病院に行くのが好きになり

もともとお姉さん目当てだったのが

先生も注射も

大好きになった

飼い主としても

感謝

しかも会計の後で

おにいちゃん犬が満足するまで

抱っこやなでなでをしてくれる

まさに天使


ま、

小さい頃は

お姉さんと子犬ってことで

問題ないけど

いまや立派なお爺さん犬

高齢者が

若いお姉さんに付きまとってぺろぺろするのは

人間だったら

犯罪者

・・・犬でよかったねぇ

前科数十犯になるとこだったよ


そんなこんなで

彼はこの十数年間

病院のお姉さんに

コイシテマス

かなわぬ恋だけに

燃え上がり続けて

元気のパワーもいっぱいもらってる


思いがけずお姉さんにあえて

幸せいっぱいの

おにいちゃん犬なのでした