「結婚できない男」って悲しい？

　今日も主人ご帰還。
　
　当たり前のことなのだけど、ずっと出張とか夕飯いらない生活が長かったので、、。感狂うわぁ、まだ、7時やで。阪神戦を見ながらゆっくり夕飯を取っても、まだ9時やん。「僕の見てない初回からのDVD撮ってない、結婚できない男の？」。すっかり阿部寛と夏川結衣にはまっている主人。

　機械オンチでDVDの再生すらできないのにはいらつくけれど、他でもない、私も好きなドラマなので、機嫌よくセットしてあげる。

　リアルタイムで見た一回目の時は、クスクス、時にはゲラゲラ笑いながら見ていたけれど、２回目に見ると、なんだか悲しい気分にさせられた。隣の主人は大笑いして見ているけれど、信介の不器用な生き方を笑い飛ばすことができなくなってきた。

　現実に案外こんな人多いんじゃないかなって、思えてきて。これはドラマで、格好いい阿部寛がやっているから可笑しいのだけど、これが愛嬌のない不細工な人だったらどうよ。そりゃもう、笑う前に、嫌悪感でしょ。信介に限って言えば、自意識は強いけれど、結構優しい気持ちの持ち主。それを表現する能力は圧倒的にに欠けてしまっているんだけどね。

　信介さんはもう40代の人だけれど、こんなふうに不器用な、なぜなら人間関係が希薄のまま育ってしまった若い人が多いような気がする。小さいときから、いろんな人と接して行くうちに、知らず知らずに備わる常識とか、関係のとり方というものを学んでいくんだと思うんだけど、そういう機会が減ってしまっているのかしら、今の時代。そんな人たちが上手にコミニケーションがとれずに、誤解されたまま人生を送るとしたら、こんな不幸なことはないと思うんだけどな。

　こんなこと言い出すのは年をとった証拠なんだろうし、このドラマの趣旨はそんなことではないのだろうけれど、ちょっと考えてしまったわぁ。脱線、脱線。

　それにしても主人、今日も上から見ている、信介さんを。そんな権利ないって。自分だって私のような物好きが現れなかったら、、。ねえ（笑）。彼も、ボランティア精神で私と結婚したって言ってますけどね（笑）。
　
　しまった！　阪神戦見ている間に、今日はサッカーやっていたんだ。残念。