藤沢周平原作、山田洋次監督、木村拓哉、檀れい、桃井かおり、坂東三津五郎ほか出演。
見てきましたよ。前評判はキムタクの演技云々、こけるのではないかと言われていたのに、蓋を開けてみれば大入りとか。確かに格好いいキムタクですが、なにかにつけ、回りがキムタク、キムタクって騒ぎすぎじゃん、ご本人も自信満々すぎじゃん、という感じで、反感もっていたのも事実です。
序盤、穏やかな夫婦の日常を描く場面。良くも、悪くも木村拓也だぁ。時代劇というより、現代劇ののりの演技。やっぱり前評判どおりで、「硫黄島からの手紙」見たほうがよかったかなと内心思ってしまいました。この辺が前評判でたたかれていたところだと納得。
でも、さすが山田作品。安定感もあり、どんどん引き込まれていく。盲目になってからはキムタクの演技も素晴らしかった。鬼気迫るものがあったわぁ。妻加世役の壇れいはなじみがないだけに何も染まっておらず、新鮮でよかったし、中間徳平役、笹野高史もぴったりはまっていた。
妻を離縁し、敵討ちも果たしたある日、徳平が、飯炊き女を雇いたいという。これ絶対加世だわ。密かに下働きをしながら、ある日気づかれ許されるという筋書きを想像。でも案外すんなり元鞘に。新乃丞(木村)が加世の用意した夕飯を口にしたとき、「早くおかず、おかず。早く気づけ、気づけ」と、声援。炊いた芋がら煮を食べて、加世と気づいたときは、ホッとしました。
原作、監督、脚本など、すべてが支えているのでしょうが、木村拓也ってさすがだなって、思わせられた作品でした。山Pも、10年したらこんな風になれるのでしょうか? またそこへ行くんか~い、と、自分で突っ込む(笑)
見てきましたよ。前評判はキムタクの演技云々、こけるのではないかと言われていたのに、蓋を開けてみれば大入りとか。確かに格好いいキムタクですが、なにかにつけ、回りがキムタク、キムタクって騒ぎすぎじゃん、ご本人も自信満々すぎじゃん、という感じで、反感もっていたのも事実です。
序盤、穏やかな夫婦の日常を描く場面。良くも、悪くも木村拓也だぁ。時代劇というより、現代劇ののりの演技。やっぱり前評判どおりで、「硫黄島からの手紙」見たほうがよかったかなと内心思ってしまいました。この辺が前評判でたたかれていたところだと納得。
でも、さすが山田作品。安定感もあり、どんどん引き込まれていく。盲目になってからはキムタクの演技も素晴らしかった。鬼気迫るものがあったわぁ。妻加世役の壇れいはなじみがないだけに何も染まっておらず、新鮮でよかったし、中間徳平役、笹野高史もぴったりはまっていた。
妻を離縁し、敵討ちも果たしたある日、徳平が、飯炊き女を雇いたいという。これ絶対加世だわ。密かに下働きをしながら、ある日気づかれ許されるという筋書きを想像。でも案外すんなり元鞘に。新乃丞(木村)が加世の用意した夕飯を口にしたとき、「早くおかず、おかず。早く気づけ、気づけ」と、声援。炊いた芋がら煮を食べて、加世と気づいたときは、ホッとしました。
原作、監督、脚本など、すべてが支えているのでしょうが、木村拓也ってさすがだなって、思わせられた作品でした。山Pも、10年したらこんな風になれるのでしょうか? またそこへ行くんか~い、と、自分で突っ込む(笑)