フランス人との会食も無事済んで、おばあちゃまの所に帰宅。娘もちょっと前から降りだした大雨、落雷の中、無事帰宅と思ったら、赤坂で会っていたお友達も一緒。何で? 大雨だから、車で家まで送ってあげるんだって。それはいいけど、私はもう、着替えてしまっているし、、。
ズボンだけ取り替えて、ひどい格好で一応ご挨拶。気をつけてねと、玄関から一歩でて、が~ん! 後ろで重いドアの閉まる音。母の家の一階の大玄関はオートロック。インターフォンを押しても母は熟睡。ましてや耳が悪い。慌ててまだガレージに居る娘に携帯を借りて送り出す。
ベルの前に戻り、ひたすらベルを押し、携帯をかけ続けるが、応答なし。どこかに隠し鍵でもないかしらと、弟に電話するも、三浦の海は電波が悪い。下の弟は軽井沢、姉はハワイ。どちらかせめて東京にいてくれたなら、、。だから私が母の留守番に来ているんだった。
大声で「おか~さ~ん」と、何回か呼んだのは失敗。お向かいの奥さんが「りさちゃん?(二世帯で住む弟の長女、姪っ子の名前)」と、心配そうに出てきて下さった。はずかし~。いえいえ嫁いだ娘よ~。「もうすぐ私の娘が戻りますから御心配なく。お騒がせして申し訳ありません。」と。「どうぞ、宅でお待ちください。」と、おっしゃるのをご辞退するのに必死(笑)。家の周りを雷雨の中駆け回り、何処かあいていないか、鍵は隠していないか、電気の付いている窓に大声を出すなどしたおかげで服はどろどろのビショビショ、髪はぬれてべっとり。かかとの高いミュールをはいていたので疲れてもうはだし。不幸中の幸いは玄関前は四畳半ぐらいのエンタランスになっているので雨風は凌げて、私が直前に付けた外灯のお陰で明るいことは明るい。
お向かいにはそう言ったけど、実は、その娘が帰ってもあんまり期待は出来ない。彼女も家の鍵は持っていないので。でも、少なくともお金と車は手に入るし、ガレージのシャッターの中には入れるので、人目には付かなくなる。
悲惨なことは重なる。ひたすら携帯を懸け続けたせいで、充電がキレかけ。使い切ってはいけないと思い、インターフォンにしぼり、押し続けること一時間。お向かいの窓に時々様子を伺うような人影が映るのが惨め(笑)。背中を向けながら押し続ける。
この際、どこかの窓を叩き割ってSECOMを呼んでしまおうか? いっても、届く窓がないのよね。それに、また大騒ぎになる。近所の交番に行こうか? いやいやこれも、ご近所を騒がせることになる。
母に起きてもらうのも諦めて、もう、石の上に座り込む。娘が帰ったら、ホテルに行くか、ガレージの中で車で寝よう。
ウトウトとしていたら、娘が帰宅。大雨で車の音にも気が付かなかった。車をしまって表玄関にまわってきた娘の悲鳴。私の姿を見つけたのだ。
兎に角、ガレージへ。娘が帰り、ガレージが開けられるようになったので、そこから家に入るドアに期待したけど、こう言う時は、キッチリ戸締りは出来ているのよね。次にガレージの中を物色するが何もない。
軽井沢の弟より履歴を見て電話あり。「こんな遅くなに~?」と、ノンビリとかけてくれた。私は殆ど諦めかけだけれど、娘はまだ元気。弟のアドバイスで危険を犯してべランダによじ登るも戸締りは完璧。万策尽きた。二人とももうドロドロでホテルに行くのもみっともないということで、車で寝ることを覚悟。見上げる六本木ヒルズの「HYATT HOTEL」の文字が恨めしい。
シャッターを下ろし、車の座席を倒して横になる。目を閉じてため息をついた途端。
ギ~、バタ~ン!
な、な、何と! ガレージから一階の廊下に通じるドアが開いた~!
軽井沢の弟が母に電話をかけ続けてくれていたのだ。たまたまトイレにたった母が電話に気づいて開けてくれた!
事情を話したり、笑ったり、嘆いたり、そこからまた、お茶が始まって夜中に大騒ぎさ!
弟よ、感謝!
「この家の戸締りは完璧と言うことだけは分かりました。」とさ。
ズボンだけ取り替えて、ひどい格好で一応ご挨拶。気をつけてねと、玄関から一歩でて、が~ん! 後ろで重いドアの閉まる音。母の家の一階の大玄関はオートロック。インターフォンを押しても母は熟睡。ましてや耳が悪い。慌ててまだガレージに居る娘に携帯を借りて送り出す。
ベルの前に戻り、ひたすらベルを押し、携帯をかけ続けるが、応答なし。どこかに隠し鍵でもないかしらと、弟に電話するも、三浦の海は電波が悪い。下の弟は軽井沢、姉はハワイ。どちらかせめて東京にいてくれたなら、、。だから私が母の留守番に来ているんだった。
大声で「おか~さ~ん」と、何回か呼んだのは失敗。お向かいの奥さんが「りさちゃん?(二世帯で住む弟の長女、姪っ子の名前)」と、心配そうに出てきて下さった。はずかし~。いえいえ嫁いだ娘よ~。「もうすぐ私の娘が戻りますから御心配なく。お騒がせして申し訳ありません。」と。「どうぞ、宅でお待ちください。」と、おっしゃるのをご辞退するのに必死(笑)。家の周りを雷雨の中駆け回り、何処かあいていないか、鍵は隠していないか、電気の付いている窓に大声を出すなどしたおかげで服はどろどろのビショビショ、髪はぬれてべっとり。かかとの高いミュールをはいていたので疲れてもうはだし。不幸中の幸いは玄関前は四畳半ぐらいのエンタランスになっているので雨風は凌げて、私が直前に付けた外灯のお陰で明るいことは明るい。
お向かいにはそう言ったけど、実は、その娘が帰ってもあんまり期待は出来ない。彼女も家の鍵は持っていないので。でも、少なくともお金と車は手に入るし、ガレージのシャッターの中には入れるので、人目には付かなくなる。
悲惨なことは重なる。ひたすら携帯を懸け続けたせいで、充電がキレかけ。使い切ってはいけないと思い、インターフォンにしぼり、押し続けること一時間。お向かいの窓に時々様子を伺うような人影が映るのが惨め(笑)。背中を向けながら押し続ける。
この際、どこかの窓を叩き割ってSECOMを呼んでしまおうか? いっても、届く窓がないのよね。それに、また大騒ぎになる。近所の交番に行こうか? いやいやこれも、ご近所を騒がせることになる。
母に起きてもらうのも諦めて、もう、石の上に座り込む。娘が帰ったら、ホテルに行くか、ガレージの中で車で寝よう。
ウトウトとしていたら、娘が帰宅。大雨で車の音にも気が付かなかった。車をしまって表玄関にまわってきた娘の悲鳴。私の姿を見つけたのだ。
兎に角、ガレージへ。娘が帰り、ガレージが開けられるようになったので、そこから家に入るドアに期待したけど、こう言う時は、キッチリ戸締りは出来ているのよね。次にガレージの中を物色するが何もない。
軽井沢の弟より履歴を見て電話あり。「こんな遅くなに~?」と、ノンビリとかけてくれた。私は殆ど諦めかけだけれど、娘はまだ元気。弟のアドバイスで危険を犯してべランダによじ登るも戸締りは完璧。万策尽きた。二人とももうドロドロでホテルに行くのもみっともないということで、車で寝ることを覚悟。見上げる六本木ヒルズの「HYATT HOTEL」の文字が恨めしい。
シャッターを下ろし、車の座席を倒して横になる。目を閉じてため息をついた途端。
ギ~、バタ~ン!
な、な、何と! ガレージから一階の廊下に通じるドアが開いた~!
軽井沢の弟が母に電話をかけ続けてくれていたのだ。たまたまトイレにたった母が電話に気づいて開けてくれた!
事情を話したり、笑ったり、嘆いたり、そこからまた、お茶が始まって夜中に大騒ぎさ!
弟よ、感謝!
「この家の戸締りは完璧と言うことだけは分かりました。」とさ。