夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

Ikegami HL-95 試し撮り映像を公開しました

2019-05-31 14:46:20 | Weblog
昨日、長野市の某所でHL-95の試し撮りをしてきて編集、今日YouTubeにアップしました。
前回の試し撮りは真冬でしたが今回は初夏の強烈な日差しで条件は対照的です。このカメラの本来の画質は知る由もありませんが、「緑の池上」と言われるだけのことはあると思います。

VA-95SAを介してBVV-5を組み合わせてベーカム一体仕様 テープはSP

私は映像にBGMを入れることに否定的ですが、実際は映像を引き立てるためなら躊躇せず使います。今回はフリーBGM・音楽素材 H/MIX GALLERYさんの曲を使わせていただきました。

今どきSDの画質なんてと、私のブログを見てくださる方は言わないと思いますが、私はこれにこだわりたいんです。本当は16ミリが理想ですが、ランニングコストがほとんどかからないビデオと比べると経費がおいそれとは出せません。HDは確かに細部まで鮮明で色も乗っていますが映像が固くて薄っぺらで好きになれません。でも撮像管の映像って、決して鮮明じゃないけど柔らかくて味があって実に面白いと思うのです。アナログの魅力、曖昧さの魅力。これなら「郷愁」を表現することが可能で16ミリに通じるものだと思います。
調べたらHL-95はHL-79Eをベースに各基板を大幅に小型化、各種VCRと合体して一体ので運用を目的として開発したそうです。ということは79Eもうまく調整すれば95と同等の画質が得られるはずです。今調整中の79Eを頑張って最高の状態に持っていきたいものです。

撮影中ここにお住まいのおばあちゃんが来て色々お話を聞くことができました。以前、栄村へ下見に行った際も県宝に指定されている古民家のおばさんが声をかけてくれてお茶の接待を受けましたが、こんなことがあるとその地域に対するイメージは最高です。逆のケースもありましたが最悪でした。自分は地元のイメージに好感を持ってもらえるようによその人に接したいものです。
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