夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

HL-79E調整用のチャート作り

2019-05-07 16:44:00 | Weblog
HL-79Eの調整には各種のチャートが必要です。幸い手持ちのマニュアルにトラッキングチャートとレジストレーションチャートが付属しているのですが、これは貴重なのでスキャナでスキャンして印刷して使ってきました。でもケント紙のままで平面が保てないので作り直すことにしました。

ダイソーのカラーボードです。これに貼り付けようというわけです。


トラッキングチャートをスキャナで取り込んでPhotoshopで仕上げました。スキャンしたままでは白地がきれいに抜けてくれなくてレベル調整。


レジストレーションチャートも同じ手順。


このデータを印刷したんですがマット紙では黒が真っ黒になりませんでした。前に印刷したときはケント紙だった気がします。ケント紙はまだ残っていたはずと探して「あった」。もう一度印刷です。きれいにできました。


これから用事があるので台紙に貼るのは後にします。

これに先立って前から狙っていたあのレリーフの撮影に行ってきました。「善白鉄道」のモニュメントです。場所は長野市西裾花台団地付近の県道脇。自主映像作品に使うための追加収録です。


先日は車が停まっていたけど今日は大丈夫。遠慮なしに三脚が立てられます。道端の花を入れ込んで導入部。


この北の裾花川沿いにわずかな期間存在した鉄道があったんです。計画では長野から現在の白馬村まで通すはずでした。沿線には今も橋脚や崩落した隋道、軌道の跡が残っています。隋道のひとつは戦時中皇太子時代の現天皇の疎開計画もありました。県営裾花ダムとの関係、川島芳子が何度も訪れた善光寺温泉ホテルとか他にも様々なエピソードがあります。


メインのカットです。昭和19年までの短い間、こんな情景がありました。


一旦完成してから更に内容を増やして、超長編の映像による叙事詩はふくらんでいきます。
次は北陸新幹線に乗って長野から飯山まで、車窓風景を撮る予定です。
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