夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

HL-79D ここは冷静に

2019-10-31 15:42:35 | Weblog
電解コンデンサー3個を新品に交換、FETをBchと入れ替え、Tr3本入れ替えでも症状は改善しません。
朝、前に確認したFETを簡単にチェックしました。といってもS-G間の抵抗値を調べただけですが。
Rchは。テスターはKΩレンジです。


Bchもほとんど同じ抵抗値です。


続いて原始的なチェックですが、匂いを嗅いでみました。Rchは微かに焦げ臭い感じがします。○印のあたりです。

電解コンデンサーの手前、細いコードの下に2本あるのは抵抗でしょうか。

裏のパターンを追って片っ端から抵抗値を比べてみましたが極端に値が違う箇所は見つかりません。
こうなればルーペで丹念にひとつづつ見ていくしかありません。目を皿のようにして観察しました。「おっと、これは」

半田の乗りがイマイチに見えます。

これはダイオードです。


盛り半田をしました。

結果です。コンポジットは


Rchは相変わらずです。


Bchは良好。


いい加減飽きてきました。でもいい方に解釈すれば範囲は狭まってきています。
あれがあれば大まかなポイントが絞れるんですが。あれですよ、冷却材を吹き付ける「急冷」っていったかなあ。基板の部品が怪しい場合に局部的に冷却する、あれです。前から考えていたのですが、カメラに使うスプレーのブロワーで逆さまで吹くと生のガスが出ちゃうのがありますよね。昔と違ってフロンガスじゃないので火気厳禁ですが代用出来るんじゃないかな。ホームセンターで探してみます。
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HL-79D Tr4 入れ替えなんだけど弱気になっちゃった

2019-10-30 17:28:55 | Weblog
Tr1:FET K394,Tr2:2SA711,Tr3:2sC1044を入れ替えても症状は変わらず最後のTr4:2SA711を入れ替えればRchの不調原因はTrなのか他のCかRなのか判明するはずですが、ここに来て弱気になってきました。
でも何かしないと先に進まないので段取りだけはしました。

これがRchのTr4です。狭い所に入っているのでこりゃ大変そうです。


裏のパターンのどこに足があるか探り出しました。


例によって向きがわからなくならないように絵を描いておきます。


おっと、絶対間違えないように書き足しです。


回路上の残りの部品を観察していたらメモ書きの間違いに気が付きました。大勢に影響するものではありませんが。修正しました。

こういう思わぬ勘違いがあるので気をつけないと。

今日中に入れ替えはやるつもりですが、とりあえずここまでにしてこれから上田の道の駅へ行ってみます。台風19号の被害は千曲川沿いの各地で被害がありましたが「道の駅 上田 道と川の駅 おとぎの里」はいち早く復興イベントを開催しているとの事。水没した住宅、再開の見通しがつかない店があり様々なイベントが中止になる中で嬉しい話です。ぜひ行って来ないと。

行ってきました。上田の千曲川左岸の名所「岩鼻」です。あの崖の上まで車で行けます。(一度行きました)


これが道の駅 上田道と川の駅 おとぎの里です。復興イベントは昨日だけだったようで今日は通常の営業でした。昨日は台風で落ちたりんごを買いに来る人で賑わったようです。


お客は普段と変わりませんでした。


ちょうど昼時だったので食堂「岩鼻」へ。


800円のカツ丼を食べてきました。


帰ってからHL-79Dの続きです。
Tr4を取り出すんですが、半田を吸取ったのに取れません。いやいや、素人ですねえ、2SC1044は4本足なんです。途中で気が付きました。無理して引っ張らなくて良かった!


ほら、足が4本。


Bchは基板に楽に足が入りましたがRchは手こずりました。考えてこんな絶縁チューブを被せてイジコジして入れました。


入れ替え完了。


フラックスはアルコールで清掃。


確かに入れ替えた事を確認。


さて、どんな結果になるか。コンポジット出力は、

症状は変わりませんでした。

Rchは


Bchです。


今回も入れ替え作業によるトラブルはありませんでした。
さあ、いよいよわからなくなりました。夕べほろ酔い加減でテスターでRchとBchを色々調べましたが良く見たらTrと電解コンデンサー、C、Rの他にダイオードが1本ありました。でもこれも調べたら正常。複雑なパズルを解く心境です。
今までやってきた事を整理して論理的に考える必要があります。機械や電子回路って奴は絶対人間に妥協してくれませんから。まして尊宅なんてあり得ません。
晩酌をやりながら次の手を考えましょう。
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HL-79D PRE AMPのトランジスタ入れ替え開始

2019-10-29 17:04:46 | Weblog
楽しい作業じゃないけどRchとBchのPRE AMPにあるトランジスタの入れ替えを開始しました。
作業がしやすいように連結。


これはRchのTr2 2SA711です。赤のマーキングをしておきました。


BchのTr2です。


半田を吸い取るのは20Wのコテでは熱量不足で40Wにしました。無理してTrを引っ張るとランドを傷めるので慎重に。
取れました。


半田付けは20Wのコテで手早く。難しい作業ではありません。


間違いなくRchとBchのTr2を入れ替えた事を確認。


MONI端子からワークステーションのキャプチャボードに繋ぎます。


MONI切り替えスイッチをこうして


映像を見ると


切り替えスイッチをこうすると


見慣れた映像です。


Tr2を入れ替えても症状は変わりませんでした。午前中はここまで。

夕方になって再開。Tr3 2AC1044です。向きがわかるように絵を描いておきました。


入れ替え完了。


もう期待はしません。コンポジット出力は相変わらず。


Rchを確認。


念のためBchに切り替えると

鮮明な映像が出ていて安心。Trの入れ替えでミスはありませんでした。

残りのTrはひとつ。不調の原因は、犯人はトランジスタじゃないような気がしてきました。明日最後のTr4 2SA711を入れ替えるつもりですがどんな結果になるか、楽しみです。

今日もそろそろ晩酌の時間だあ。
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HL-79D 半田クラックも疑ってみたけど

2019-10-28 16:45:28 | Weblog
RchのPRE AMPですが、FETは壊れていない(と思われる)ので次にTrをBchと入れ替えようと思うのですが、その前に半田クラックを調べることにしました。
いつも使っている40Wのコテでは強すぎて半田でとなりのパターンとブリッジしそうなので今日は20Wのコテにしました。もちろんアースは取りました。これで盛り半田するのですが細かい作業なので+3.0の老眼鏡を使用。


半田付けの全部をやればいいのですが途中で集中力が切れてやめました。盛り半田したのは3/4位でしょうか。残りの部分に半田クラックがあるかも知れませんがここは確立の問題です。
半田をやり直す場合は古い半田を取ってからにした方がいいという説がありますし、実際何かを盛り半田で直してトラブルが出た経験がありますがそのまま新しい半田を盛るやり方もあるのを今回知りました。都合のいい方を取り入れましょう。

今回も期待はしませんでしたがビデオ出力は相変わらずです。

でも今までと同じということは盛り半田によるトラブルは無かった、って当たり前。

モニター出力をRchにすると


盛り半田しなかった箇所はカメラを生かした状態で物理的に部品を動かしてみました。半田クラックがあれば何か現象が出るでしょう。

電解コンデンサーは電圧が掛かった状態で動かしてはいけないそうで触れません。他のCとRを竹串でコジコジしましたが映像は乱れたままでした。

撮像管のソケットへ行ってる細い線はピンセットでつまんでイジコジ嫌がらせ。

これも映像は変化なし。

FETはもしかすると昨日入れ替えたつもりが外した基板に戻したかも知れないので折をみて再度入れ替えるため頭とケースにマーキング。


まだあきらめません。次はTrの入れ替えです。2SA711が2本と2SC1044が1本。ひとつづつ入れ替えて確認です。

そそっかしいので間違えないようにマーキングしておきました。

明日以降の仕事ができました。
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HL-79D FETは正常?

2019-10-27 16:13:53 | Weblog
いつまでも引っ張っていたんじゃ先に進まないので午後からPRE AMPのFET入れ替えに挑戦しました。

作業台の上に必要な物を並べて記念撮影。


黄色い○がFETです。これを入れ替えようというんです。静電気対策は万全だけど大丈夫かなあ。


半田吸取り線で半田を取ってなんとか取り出すことができました。RchとBchにマークして同じ所に取り付けないよう注意。
取替えは出来ましたが樹脂部分に半田ゴテを触れてちょっと変形したのは愛嬌。


間違いなく入れ替えたつもりですがちょっと心配。


カメラに組み込みました。


さて、結果は

症状は変わりませんでした。

モニター出力をRchにすると

乱れていますねえ。

Bchは

鮮明な映像です。

ということで、間違いなくFETを入れ替えたとすればFETは壊れていないという事。とにかく入手困難なFETなのでほっとしました。
次に怪しいのはTrです。2SA711と2SC1044ですがこちらは入手可能のようです。安い物ですから入手してからです。それとFETは元に戻した方がいいかと思います。Trの特性なんて厳格なものじゃない(らしい)のでなるべく工場出荷状態を保つべきでしょう。

追伸:PRE AMPをもう一度取り出してルーペでパターン側を観察しました。ひょっとして半田クラックがあるのかも。
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今日はウォーキングの日 先週に続いて違うコース

2019-10-26 17:18:57 | Weblog
長野新幹線車両センターの外周が台風19号の水没から日が浅いのでまだ歩ける状況ではないので先週から自宅の北、信濃町を歩いてきました。

ここがスタート地点。


晴れていれば中央に黒姫山が見えるのですが今日はこんな風景でした。


一周4㌔のコース設定です。適度なアップダウンがあり、交通量も少なくて快適です。
気温は16℃。びっしょり汗をかきました。

歩き終わって気分爽快。たっぷり水分補給をしました。いつもトランクに入っている湧き水ですよ。


タイムは34分10秒。いいペースです。


帰りに愛車の距離計が面白い数字になりました。別に意味はありませんが。


道端にネコが。


うちのミイと虎次郎を足して2で割ったみたい。


午後は買い物のつもりで松代へ行ってきました。ところが予定していたスーパーは台風の被害で閉店中。
行き帰りの車窓に見る千曲川は惨憺たるありさまでした。村山橋付近の河川敷の広大な桃畑、松代一帯のながいも畑も一面の泥に覆われていました。堤防の上で腰を下ろして畑を見ていたおばあちゃんは何を思っていたのでしょう。

帰ってからHL-79Dの件でひとつ確認した事があります。昨日アース線を引っ張ってきたのですが、アース棒はしっかりアースされているか、確かめた方がいいだろうと。延長コードのタップとアース間の電圧を見ました。接地側は


こんなもんですかね。


活線側は


100Vは初めて調べましたが電力事情は良好です。


昔、現役当時1000度前後で使う電気炉がどうしても設定温度に達しなくて電源の電圧を測ったら200Vが188Vしかなかった事がありました。あのときは課長経由で中部電力に申し入れして対応してもらって解決しました。どうでもいい話ですが。

アースの件は大丈夫そうです。晩酌の時間になりました。FETの入れ替えは明日以降の楽しみにとっておきまず。
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HL-79D FETを入れ替えてみようかな

2019-10-25 20:38:22 | Weblog
HL-79DはRchのFETが真犯人じゃないかと睨みました。ところがこれがK394という廃盤で簡単に手に入らないみたいです。
入手困難なら判定方法はひとつ。BchのFETと入れ替えてどうなるか確認したいのですがFETは静電気に弱いとのこと、扱いには細心の注意が必要です。入れ替え作業でとどめを刺したら万事休す。
作業内容はそれぞれの基板からFETを取って入れ替えるだけですが、体の静電気と半田ごての漏れ電圧の対策が必要です。

半田ゴテは本体とグリップを固定するネジがあるので確認したら本体と導通があったのでネジを長いのに変えてリードを出しました。


人体は古いリストバンドが出てきましたがリード線がボロボロなのでホックのオスにミノ虫クリップを付けたコードを繋いで解決。


アースは昔埋めたアース棒からあり合わせのコードを引っ張ってきて編集ラックに繋ぎました。ここに半田ゴテとリストバンドの接地線を繋ぎます。


念のため、設置しない状態で半田ゴテをコンセントに入れてアース間の電圧を測定。


挿しこみを逆にしてみると


設置すると当然ゼロボルトです。


これで万全、でいいんでしょう。
実際のFET入れ替えは明日以降になります。FETの故障なら八方手を尽くして探すことになるし違ったら話はまだ続くことになります。
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昨日愕然とした件 以前撮った写真があったはず 79Dも構ってやろ

2019-10-24 16:16:58 | Weblog


昨日は本当に衝撃でした。あの素晴らしい棚田が無残な姿になっているとは。
あそこは何回も訪れて写真を撮った記憶があります。昨日見つけた以外にもあるはず。外付けのHDDの中を探しました。

季節と時間帯を変えて撮ったスナップ写真が出てきました。その中から4枚を選んで並べてみます。
1 2014年7月2日


2 2014年11月24日


3 2015年7月20日


4 2015年9月28日


こうして並べて見ているとなんだか切なくなってきます。隣接する他の棚田もほとんどが放棄されてススキが茂り残っているのはわずかです。
あの素晴らしい棚田は、やがて元の山の姿に還っていくのでしょう。

気をとりなおしてHL-79Dの続きです。
テスターで比較するのに便利なようにRchとBchのPRE AMPを連結しました。


これで各ポイントの抵抗値を比べるのが楽になりました。撮像管からの入力回路から調べます。改めてFETを比べましたが似たような値でした。


次は入力端子に噛んでいる抵抗とアース間を測定すると、Bchはこんな値です。


Rchは、あれ、変です。レンジがMΩに切り替わって1が点滅します。


しかも値が不安定でこんな指示も。


パターンを見ると右、左、右とカーブしてVrに繋がっています。途中の半田付け部は表のパターンで寄り道してR24(1KΩ)へ。R24は異常なし。大電流が流れる回路じゃないからRが壊れる可能性は無いでしょう。


これがVrです。これ自体も調べましたが1KΩでスレイダーと両端の抵抗値を見る限り正常です。もしかしてスライダーの接触不良があるかもしれないのでほんのわずか回してみるつもりでマーキングしましたが不要です。


表は1MΩが2本直列になっていて抵抗値は正常。エナメル線が絡めてあるのはどんな意味?


という状態で、わかってきたようなますますわからなくなったような。
それにしてもデスクワークでこんな作業をしている自分に違和感があります。絶対似合わないよなあ。
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衝撃の現実 あの棚田が無残な姿に!

2019-10-23 21:10:37 | Weblog
今日は奥方の実家から米を取りに来いとのことで愛車で新潟へ。
毎度のことですが帰りは違う道を戻りました。何年ぶりでしょうか、国道405号を山に向かって走ることしばし、ここは何年ぶりだろうと思いながら風景を見ていました。
「そうだ、あの棚田はどうなっているだろう、確かこのあたりのはず」。左の土手に見覚えがあり、車を停めました。
車を降りて、唖然としました。

一面のススキです。
すでにあたりの田んぼは放棄されて見るも無残な姿。思わず「あー」
ここは5年前に偶然通りかかって巡り合った素晴らしい棚田です。それまで田んぼの風景なんて全く関心がありませんでしたが目が覚める思いで、以後田んぼの風景にとりつかれることとなりました。
それが、何たることか。この田んぼの持ち主には事情があるんでしょうし、通りすがりの私は何か言える立場ではありませんが貴重な生活遺産がひとつ消えたことは確かです。

これは最初に見つけたときの写真です。2014年6月3日というデータが記録されていました。


晴れていればいいというものではありませんが、正面奥に本来なら妙高が見える最高の場所です。
ここは今まで季節を変えて何度も訪れ何枚も写真を撮りましたが、タイミングが悪く納得のいく風景を捉えることなく完結は叶いませんでした。
これでいいんでしょうか。
変わり果てた棚田が今の軽薄な社会を象徴しているようで、今日は何か割り切れない暗澹たる思いです。
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今日はHL-79D

2019-10-22 17:20:50 | Weblog
昨日から雨が降り続いて千曲川の水位が再び上がり、穂保から豊野一体に避難の呼びかけです。先程携帯にもメールが入りました。豊野で避難を呼びかける音がここまで聞こえます。更なる被害が出ないといいのですが。

79Eと79D、頭が混乱してきますが今日は79D。
PRE AMPの犯人捜査です。カメラからBchのAMPも取り出しました。


上がBch、下がRchのPRE AMPです。コネクタに元々識別のラベルが貼ってあります。


写真がわかり易いように色付きの結束バンドを付けました。これはRch、自分でわからなくなっちゃいますので。


こっちはBch。


Rchから。一番怪しいと睨んだけど壊れていてほしくないFET。入手困難です。


では、FETのソース・ドレイン間の抵抗値を見ましょう。


専門家が見たら笑いそうですが短絡か開放かはわかるでしょう。


テスターを逆につないでみました。


次はBchです。


抵抗値は


逆方向は


少なくとも短絡も開放もありません。単体で調べなきゃ確信はありませんが。

写真は撮りませんでしたがこの後ゲート・ドレイン、ゲート・ソース間も調べましたがRchとBchは似た抵抗値でした。
この調子で他のTrも比べてみれば何か違いが出るかも。

おっと、晩酌の時間です。
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