夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

HL-79E 調整用インメガチャートを自作

2019-05-01 14:30:52 | Weblog
PREAMPのレスポンス調整、というより設定にインメガチャート(池上のマニュアルで言う変調度パターン)が必要なのでIllustratorで作ってみました。これは解像度特性の味付けみたいな部分です。中域を犠牲にして限界解像度を上げるか限界解像度ではなく中域をしっかり出すか決めることができるようです。

R,G,Bそれぞれ調整するのかな

インメガチャートの考え方は単純で、0.5MHzから6MHzまで11段階の白と黒の縞模様です。実は昨日作ったんですが勘違いがあって失敗でした。

計算ミスで縞の密度が細か過ぎ

これは縞の太さが半分でした。ビデオの水平解像度は黒白合わせて一本と数えるのですがわかっているつもりで感違い。案の定カメラで撮ると波形モニターの波形は縞模様がつぶれてしまいました。
こんな場合、波形モニターはどんな設定にするのかは知りませんがそれらしい波形が出るモードで記録しました。

Gchです 高域が全然ダメなことはわかります

今日はしっかり考えてやり直しました。ビデオαの記事は貴重な資料です。本来はこんな波形になるんですね。

ビデオα 平成二年 通巻45号から

Illustratorで作りPhotoshop経由で書き出したデータです。

実際のデータはグレースケールで色は付いていません

ビデオ信号の水平解像度と信号周波数の関係は確かがキーワード(どこで覚えたか不明)なので0.5MHzは0.5x8で40本、6MHzなら6x8で480本(桁が合わないけど)です。単純な頭で計算して11段階の縞模様を作りました。実際はこれにアスペクト比も絡んでくるらしいんですがややこしいので無視。

このチャートを撮った波形です。何はともあれ高域が出ました。ここで下手にいじると収拾がつかなくなりそうでまだ手を付けません。

Gchの波形です

まだ調整の途中ですし、波形モニターの使い方も勉強中なのであれですが自作のインメガチャートは成功でした。本物は写真の印画紙に焼いたもので、プリンターでマット紙に印刷するなんて邪道もいいところでしょうがいいじゃないですか。

一見お気楽な二匹ですが「ネコも色々大変なんだ」と言ってました。
コメント
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