夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

8㍉フィルムのテレシネ開始

2020-07-31 16:25:21 | Weblog
1975年、昭和50年に撮って10年前にYouTubeにアップした”新宿1975,冬”は再生回数40万回を越えました。
あれは映写機からスクリーンに映写した映像をビデオカメラ(得意の業務用3管カメラ)で撮影したもの。スクリーンプロセスですね。今回作ったエリアルイメージのテレシネ装置で改めてデジタル化に挑戦です。
カメラから常用のワークステーションに入っているPremiere Pro2.0で直接キャプチャしようとしたら嫌がって言うことを聞きません。アンインストールして入れなおしても「お前の言うことなんか聞くもんか」。
Premiere6.5は素直な性格だったのに。
対策は色々あるようですが面倒臭いし時間の無駄です。隣りの古いワークステーションでやりましょう。XPですがそっちはちゃんとPremiere2.0でキャプチャできます。

カメラがせっかくHDVですからダイレクトキャプチャじゃなくテープに録画することにしました。
カメラの設定を変えて60分テープに何度も録画。今日は液晶テレビに映像を出してフォーカスを合わせました。


色温度の設定を液晶テレビで見て合わせたのは失敗でした。テレビで合わせた3000Kではアンバー系になっちゃいました。テレビは一般的に色温度が高目ですからね。あ、PCモニターもその傾向でした。
今回のフィルムは全体に露出オーバー気味でF8では明るすぎるのでランプとフィルムの間に入れたスクリーンを変更。

これが元は何だったかは忘れました。

途中でトラブル発生! フィルムのパーフォレーションが一箇所破れてしまいました。貴重なフィルムなのに。


エディターはフィルムを収めるためです。


テープ式のスプライサーの出番です。


痛んだ部分をカットしてつなぎました。


確認の必要もないんですが。


フィルムの扱いで気をつけるのはホコリです。テレシネの前にレンズ用のクリーニングクロスで拭いたらこれは逆効果でした。繊維質の物はNG。結果的に映写機の送り側リールから巻き取り側リールに直接送って指で軽くつまんで回すのが有効でした。今後何本もテレシネ作業をするのでこの辺は何か考えないと。

計5回テレシネ作業をして最後はうまくできました。
カメラの設定はこうです。


XPのワークステーションでPremiere2.0を使ってテープからキャプチャしましたが、HDVデータは負担が掛かるらしくDVのようには進みません。
キャプチャが終わってもPremiereの右下にこんなのが出ます。


続いてこんなのが。


数分後、キャプチャした映像ファイルがPremiereのビンで認識されました。
タイムラインに置いて編集、タイトルも入れてワークエリアをレンダリング。非力なワークステーションがヒーヒー言いながら頑張っているところです。
まだ66%って、いつになれば終わるんだい?
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8㍉テレシネ 設定を詰める

2020-07-30 10:35:04 | Weblog
HVR-Z5Jの説明書を詳しく見たら x.v.Color という、「動画空間の国際規格のひとつです。現行の放送規格より広い色彩が表現できます。」
これでどうなるか試してみる価値あり。

メモリースティックに記録するので24コマは解除しました。最初はこの設定。おっと、カメラの電源はせっかくアダプターを用意したのにバッテリーだった。



感覚的に色が豊かになった感じですが、


ホワイトバランスが合ってないかな。

次はこんな設定。ヒストグラムが明るいほうに寄っていたので絞りました。



違うなあ。色温度の設定を下げすぎました。


スクリーンに映写したイメージと違う感じです。もっとハイキーなはず。

3回目の挑戦。

アイリスをF8に、色温度を2700Kにしました。


良さそうです。


いい感じです。夏の空が白飛びしないでしっかり色が出ました。

何事も試してみるもんですねえ。

ところで昨日、またハードオフで衝動買いしちゃいました。AIWAのステレオマイク。¥330です。
さっそくテストしたら音が出ません!!!
開いたら線が切れていました。


即修理。


アンプにつないだら強烈なハウリング。直りました。


本当はSonyのワンポイントステレオマイクが欲しいんですがまあいいか。


Jrが持っているmarantz PMD660にこのマイクを使おうという訳ですが、このマイクはアンバランス型。PMD660のマイク入力はバランス型でXLR3pです。
アンバランス→バランス変換は難しく考えると面倒臭いことになります。いくつか案はありますが結果が出たら公開しましょう。
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8ミリのテレシネテストは佳境

2020-07-29 10:48:27 | Weblog
16㍉8㍉兼用テレシネ装置が完成しました。
16㍉用のベースに8㍉用アダプタを載せて映写機の位置決めステーもバッチリ。


映写機/中間レンズ/カメラをセット。


最初はこの設定です。


結果は

色温度が合っていません。右上の空が青味がかってるのは窓からの光が中間レンズに入ったためです。
ランプ単体だと3200K程度ですが拡散スクリーンで色温度が下ります。

HVR-Z5Jをマニュアルモードで色温度を2800Kに変更。PP(ピクチャープロファイル) はPP3(PRO COLOR)です。PP4(PD COLOR)でも良さそうですが色が派手になるのでこれにしました。


これはメモリースティックに書き出したままです。元の画像サイズは1440x810。

Cam:ELMO C300 Film:Kodachrome25 double super8
今度は色温度がいい感じです。

640x450ピクセルでトリミング、左右反転。VGAサイズの4:3ではありません。640x480では左右が見切れてしまいます。


元データから640x640の範囲を切り出してフォーカスの確認です。

フィルムの粒状感が見えるということはフォーカスは合ってるようです。
これをPremiereで輪郭強調なんかしたら台無しです。

テレシネで一番問題になるフリッカーはHVR-Z5Jのシャッター速度を1/60にして映写機の速度を調整すれば解消します。SCAN TYPE の項目に24コマがあるのでこれを使うとどうなるかはそのうちやってみますがその場合メモリースティックに静止画で書き出せないので痛し痒しです。

実際にテレシネに掛かる際は撮影に使ったフィルムとカメラの種類によって最適な設定を詰める必要があります。同じ8㍉でもシングル8のフジフィルムとスーパー8のコダクロームでは色味がまるで違いますしカメラ(レンズ)でも違いがあります。かつて8㍉は数千フィート回しましたが、個人的にはELMO C300で撮ったコダクローム25のコントラストの弱い”甘くて柔らかい”映像が一番好きです。フジフィルムはコントラストが強すぎるし青味が強くて馴染めませんでした。

当時の生フィルムが手元に残っています。


1975年当時¥3,200と高価でしたが往復200feet撮れます。S8 4本分!


もちろん期限はとうに切れています。


8㍉のテレシネは出来そうです。今までスクリーンプロセスでデジタル化したフィルム資産は全部やり直しです。
午後HVR-Z5Jを24コマに設定してどうなるか、テストしました。

このモードはPHOTO機能が無効なので液晶画面を見て映写速度を調整した結果をコンデジで撮りました。シャッター速度は1/60じゃないと速度に関係なくフリッカーが出ます。1/30にすると絞りがF11でも明る過ぎ。
いけそうです。24コマで撮ったフィルムを24コマで受けられれば理想的です。
カメラの電源はバッテリーでは残量が気になるのでAC ADAPTOR/CHARGER AC-VO850からDK-415経由に変更しました。

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テレシネ装置8ミリ兼用化は着々と

2020-07-28 15:05:13 | Weblog
何はともあれSH9映写機の位置決めが必要です。テレシネ作業の度に映写機の位置を調整したんじゃ能率が悪いじゃないですか。
ベースの板に穴あきアングルを取り付けました。上の板はSH9を載せる台で下駄になっています。ねじはノブ付きで工具不要。


フロント側は下駄にM4の鬼目ナットを打ち込んで固定はローレットねじ。


映写機の台の位置が決まったら映写機本体の位置決めです。先程近所のホームセンターでこんな金具を買ってきて加工。


映写機正面側の足は高さが調整できるようになっています。そのねじの首がこの金具に収まります。固定は最後に。


横方向の位置決めはこの金具を使います。映写機の位置を正確に合わせたら固定。


この映写機SH9はサウンド映写機です。でも実際に音を出してみたことがなかったので、先日来テストに掛けているフィルムが磁気録音なのにVRを上げても音が出ません。
壊れているのかとMONジャックにイヤホンを入れたら、ちゃんと音が出ています。
横に放り出してあるフロントカバーに目をやると、なーんだここに付いてるじゃないか。


もう一件。裏のカバーに物入れがあります。
開けたら正規の12V100W映写ランプがティッシュに包んで入っていました。私が失くさないように入れたんです。ずさんな性格ですが気が向くとこういうことをするんです。


テレシネの準備は着々と進んでいますが、夕べテストしていて考えました。8ミリフィルムをスクリーンに映写した映像とテレシネ映像は性質が違うんです。
本来フィルムの映像をデジタル化するのはかなり無理があります。通常PCで扱うデジタル写真/映像は所詮256階調。アナログである銀鉛写真/フィルム映像をデジタル化すると諧調が大幅に制限されます。アナログの無段階は表現できっこありません。これは夕べ改めてフィルムからテレシネ経由静止画で記録したサンプルです。

それでも、256階調であってもフィルムの実力の片鱗は見られます。
書いていることが矛盾していますがこの静止画を最初に見たとき、8ミリってこんなに甘い映像じゃなかったと思いました。HVR-Z5Jのフォーカスが正確に合っていないのかと思いましたが良くみるとフィルムの粒状がちゃんと出ています。
これは甘いんじゃなくてデジタルの写真や映像を見慣れた、言い換えれば輪郭を強調した硬いのを見慣れた目にはそう見えてしまうんだと思います。

アナログって、いいですね。それがデジタル化したものであっても。
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テレシネ用8ミリ映写機でトラブル発生

2020-07-27 15:49:08 | Weblog
夕べ、テレシネのテストをしていたら突然SH9映写機から「ガー」という異音発生。裏カバーを外してみました。
なんと、プラスティックの歯車がひとつ脱落しているじゃあありませんか。


軸に入っていたはずのEリングが外れたんです。電気系に落ちていてショートしたら一大事!
映写機を持ち上げてあんなことしたりこんなことしたり、ゴミといっしょにEリングが落ちました。


ゴミは古いベルトの残骸です。ハードオフで買ってきてテストしたとき映写ランプが点かなかったのは接触不良で解決しましたが、ベルトもボロボロでモーターのベルトはOリングで代用したんです。


リール系のベルトは熱誘着のなんとかいう奴で作って交換したんです。忘れていましたが。


Eリングは4mmです。ネジ類のガラクタを探しましたが6mm用しかありません。
Eリングは一度抜いたら再使用しないのが原則です。それでもとりあえずなんとかしようとしたんですがなにぶんにも小さなリングなので映写機の内部に落として探したり。で結局安い物なので今日買ってくることに。
ついでなので内部を掃除したり含油軸受けにエンジンオイル、プラの歯車には模型用のセラグリスを塗布しておきました。

Eリングセットを買ってきました。


ところがセットを間違えちゃいました。一番小さいのがこれ。右が脱落した物です。4mmじゃなく3mmなんですね。


こうなれば奥の手です。脱落したのを修正していれちゃえ。


映写機をテレシネ装置に載せてテストです。実は前回映写レンズが定位置に入っていなかったので今日は確認しました。

「高速道通過絶対反対」の立て看板の文字がはっきり見えるようになりました。
スクリーンに映写した場合はもちろん鮮明に見えます。

少女のTシャツとピンクのスカートの右に出ていた青ハロは消えました。


カメラ(HVR-Z5J)のアイリスは6.8。8だとヒストグラムが低めだったので開きましたが8で良かったかな。


画面が傾いているのはカメラのセッティングの問題です。


徐々にセッティングが決まってきました。次は映写機の位置決め。微調整して決まったらストッパーを付けます。
カメラも位置決めしたら三脚の雲台じゃなくもっとしっかりした物を作ろうっと。
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テレシネ装置で悪戦苦闘

2020-07-26 11:45:23 | Weblog
12V20Wのハロゲンランプに反射鏡を付けてテストしましたが問題発生です。
せっかく改良したのに明る過ぎてカメラ(HVR-Z5J)のND FILTERを "2"(1/16)または"3"(1/64) にしないと露出が極端にオーバーしちゃいます。
反射鏡による集光が効き過ぎました。
それでもとフィルムを掛けてカメラのPHOTOモードで撮ってみました。NDは2だったか3だったか忘れちゃいましたがヒストグラムが良好な設定です。

これじゃあスクリーンプロセスのテレシネの方が遥かに良好です。しかも少女のTシャツとスカートの右側に"青ハロ"が出ています。(スクリーンプロセスは3管の業務用カメラで撮影すると信じられない画質が得られます)

もう一枚。これも納得がいきません。


反射鏡取り付け前は明らかに光量不足だったのはなんでだろ?

研究者じゃないので考えていても進みません。反射鏡はやめて元の方式に戻しましょう。
毎度毎度のアルミ板で工作です。ランプ取り付け板をリメイク。


ランプを取り付けて


映写機に戻しました。


とりあえずフィルム無しで明るさを見ました。映写機のシャッター後部の窓に光を拡散させるプラ板を付けてあります。
HVR-Z5Jはありとあらゆる機能があって便利ですが設定変更は煩雑でまごつきます。シャッター速度が長いとPHOTO機能は使えないので液晶画面です。このカメラに慣れている人ならどんな設定かおわかりでしょう。


設定を変えてみました。この方式でも中央部が明るい傾向が見られます。


ではフィルムを掛けてテスト。
まだこのフィルム本来の情報量は再現されていませんがかなり改善されました。

CAM:ELMO C300 FILM:ダブルランスーパー コダクローム25


CAM:ELMO C300 FILM:ダブルランスーパー コダクローム25


CAM:ELMO C300 FILM:ダブルランスーパー コダクローム25


CAM:Canon DS8 FILM:ダブルランスーパー コダクローム25

どれも1975年に撮った自主映画のカットです。この作品では途中からCanon DS8(新品!)を買って切り替えました。DS8の方がレンズの性能が遥かに上で素晴らしい映像でしたがC300独特の味は出ませんでした。レンズって、性能だけじゃないとこの時知りました。
どうですか、これを見てもデジタルでは絶対表現できないフィルムの味が見事に出ています。輪郭の強調ではなく豊かな諧調表現、これはフィルムの独壇場。

フォーカスはカメラの液晶で見てそこそこ合わたましたが、外部モニターを使えば正確に合わせることができます。画面両サイドの青ハロに関しては光軸と中間レンズ(引伸ばし機から外した物)の角度調整で解決するかも知れません。
次の作業はランプの後ろに平面の反射鏡を取り付けてみる事です。
Z5Jのセッティングに関してもプロフィールやシャッター速度も含めて試行錯誤が必要です。

午後ランプの後ろにステンレス板の反射板を作って取り付けました。


フィルム無しで様子を見ました。GAIN 0dB,ND OFF,シャッター速度1/60 手振れ補正はもちろんOFF。


今日はここまで。
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テレシネ装置の8ミリ兼用化

2020-07-25 14:41:19 | Weblog
昨日はとんだ失態でハロゲンランプを破損しちゃいました。あれから中野市のホームセンターを何軒か回って探そうと出掛けたら最初の店に同じのが置いてあったので買ってきました。税込み¥798。
ついでに他も寄ったら同じのが¥738。回る順序がまずかった!。ついでにその店を探したら先日復活を断念した軽自動車用バッテリー30A19L(R)が¥3,780で置いてありました。財布の中身が心もとないので次回買うことにします。


今回は綿手袋をはめて慎重にソケットに挿入。


出来は完璧。ランプと反射鏡の位置関係はとりあえずです。


映写機に取り付け。ソケットからのリード線は本来の映写ランプのソケット経由ですが、これはいつでもノーマルの状態に戻せるようにです。


ランプの前後方向の位置は長穴で調整しますが想定の範囲で決まるかは不明です。


ランプを点けて正面から確認。映写レンズは付けてありません。


次に反射鏡で光がどんな具合に集まるか、バラックで調べました。


反射鏡とスクリーンの距離は30mm。いい感じに集光しているように見えます。


透過光です。

8ミリのコマはカメラアパーチャー部で5.69x4.14mm。十分カバーしていますが中央が明るい気がします。

今日はランプと反射鏡の位置関係の決定作業に掛かります。
まず現状の集光状態を冷静に調べました。コンデジの絞りを2段絞って透過光を撮ったら

やはり中央部が明るいですね。光量は十分なのでもっと光を拡散させないと画面周辺部が暗くなりそう。

透過光を見るプラ板がランプの熱で熔けちゃいました。危ない!


反射鏡の取付をパネルの裏に変更。根拠があってじゃなく何となくです。


ランプ取り付け板の取付方法を変更しましたがナットでないとドライバーが入らず調整が出来ないからです。


これで透過光を確認。いい具合に拡散したようです。ランプの垂直面方向の位置は微調整が必要ですが。

実際に使う部分は中央の5.69x4.14mmですからいいんじゃないかな。

次の工程は実際にフィルムを掛けてどうなるか、カメラはF8付近でヒストグラムが良好になるかのテスト。
どうなるかな。
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テレシネ装置の8ミリ兼用化で思わぬ失敗

2020-07-24 14:10:52 | Weblog
8ミリ映写機は前に取り付けた12V20W球では光量が足りないので反射鏡を追加。
ビスで留めるようにパネルを追加工。なお、パネルは1mmのアルミ板で薄いので穴はドリルは使わずセリアで買った錐で揉みこんで裏にバリを出していわゆるバーリング加工してタップを立てました。


こんな具合に反射鏡を取り付けました。


なお、映写機の台は寸法ミスがあって納まらないという失敗。長手方向を切断して云々。
また木工ボンドの出番です。


ボンドが固まる間にランプユニットの加工です。
その前にバラックでランプと反射鏡の位置関係のベストポイントを探りました。反射鏡正面とフィルム位置は30mm、その位置で光が集中するポイントを調べました。直径10mm位に光が集まりました。

アルミ板を切って曲げて穴を開けてランプ取り付け板を作りました。


仮に組み立て。


組み立ての順序を考えないと知恵の輪でした。
じゃあ一旦ランプをソケットから抜けばいいじゃないかと気がついて抜いたら
あっ!

ランプのリード線が片方抜けちゃいました。
おいおい、ランプの予備は持ってないぞ。

力が抜けちゃいました。あと一歩だったのに。癪なので一本足のランプをソケットに挿しました。


工作はうまくいったのに。


さて、ランプをどうやって手に入れるか。
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テレシネ装置を8ミリでも使えるように

2020-07-23 15:45:44 | Weblog
先日テレシネのテスト中に撮影用バッテリーが劣化していることに気がついて液を補充、一日充電して回復した気でいましたが結局ダメでした。


電圧がこんなに落ちています。

これはあきらめましょう。先程木材を買いに行った近所のホームセンターに農機具用A19が¥5K台で置いてありました。
近いうちに買ってきましょう。

16ミリのテレシネ装置はほぼ完成、これって、元は8ミリ用だったので8ミリも兼用できるようにします。
実は以前8ミリもエリアルイメージでテレシネに挑戦したんですがイマイチ結果が良くありませんでした。スクリーンプロセスの方が画質がいいって、それじゃあんまりです。
今度は本気です。映写機はSH7じゃなくてFUJICA SCOPE SOUND SH9でした。ランプが点かないのを¥1,080で買ったもので、ランプはソケットの接触不良で磨いたら点灯しました。速度調整ができるので好都合です。


ランプは12V20Wのハロゲン球ですが元は何用だったか忘れました。(ブログで書いた気がするけど)
苦労して取り付けてあります。


まず8ミリ映写機の台をなんとかしないと。
これは前に8ミリのテレシネ用に作った残骸です。


短くカットして下駄を履かせました。木工ボンドが固まるまで放置。


この映写機は本来12V100Wのランプですがテレシネ用に置き換えた20Wでは光量が足りません。

ガラクタの中に反射鏡がありました。
これを使って光をアパーチャー部に集めたらどうかな。都合よくフィルム面に一様に光が集まればいいんですが。

前に改造した部分です。またアルミ板を切ったり曲げたりが始まります。


最初にやるのは本来の映写ランプ取り付け部に反射鏡を取り付ける作業です。

アルミ板は必要な寸法にカット済みです。

考えが決まればひたすら加工作業です。材料はいくらでも余っています。
ここで私の独自の穴加工をお見せしましょう。
ドリルで端材の帯鋼に穴を開けます。


穴開けに使ったドリルの尻の面取り部をグラインダーで落として平らにします。


ドリルを上下逆にチャックにセット。ドリルは回しません。

ドリルが穴にスムーズに入る位置に帯鋼を置きます。

今回やろうとしているのはアルミ板に半円の切り欠きを入れようというのです。
アルミ板の切り取ろうとする位置を合わせてボール盤のハンドルを勢いよく「ガーン」。


ほら、きれいに打ち抜けました。


丸ヤスリで削るよりもっともらしい出来栄えです。ドリルはシャンク側が微妙に細いのでこんなことができます。工場労働者時代に思いついた手です。パッキンの穴の打ち抜きにも応用できますよ。


今日はここまで出来ました。左が本来映写ランプが取り付けられている部品です。


反射鏡はどうやって取り付けましょうか。

こういうのを考えるのって、楽しいですよ。


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16ミリテレシネ装置 まだ残件があった

2020-07-22 14:39:30 | Weblog
一段落したと思ったテレシネ装置ですがまだ残件がありました。映写機の位置決めです。
20mmのアングルが余っていたのでこれを加工。


ベースへの取り付けは鬼目ナットを板に埋め込み。


映写機の前側のY方向の位置決め金具のために長穴加工。


ベアリングを入れます。こんな凝った構造の必要はないんですがセンスの問題です。


ベースはそのままでは汚い手で汚すので分解してセリアの水性塗料を塗ります。


夕べはすごい雨でしたが今日は止んだので庭でのんびり仕上げ。


映写機前方の位置決めバーはこうなります。塗装しようとしたら艶消し黒が無かったので簡易黒染め、のつもりがあまりきれいに仕上がりませんでした。


いいセンスです。


後ろの位置決めです。M6のビスで微調整できるようにしました。


まだ完成じゃありません。ELMO 16CL映写機は電子ガバナー付きDCモーターで、モーターユニットの半固定抵抗で回転数が変えられるんですが、裏側で不便なので基板のVRを外して線を引き出し大きなVRを付けて外部で調整する予定です。(面倒臭いなあ)
それと、8ミリのテレシネにも使えるようなサポートも作る予定です。(8ミリ映写機はFUJICA SH-7をテレシネ用に準備済みです。)
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