夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

webcamでムクドリを撮る (ホオジロだと思っていました)

2018-04-29 17:26:22 | Weblog
先日来、我が家の二階の換気口にホオジロムクドリが棲みついています。(野鳥は詳しくありませんがホオジロだと思います)
この換気口はフードがプラスチックで、築30年の家ですから劣化して欠けていて野鳥が棲むにはうってつけ。
昨年、最初にスズメがこれに目をつけてつがいで入居、子育ての後どこかへ行ってしましました。それから間もなく今度はヒヨドリが棲みついて一時はにぎやかでした。冬の間空き家だったのですが今年はホオジロムクドリが住まいにしています。

「そういえばハードオフで¥324で買ったwebcamがあるぞ! これを撮らない手はない。」遠くから望遠で撮るならベーカムからHDまでカメラはいろいろありますが、そういう趣味はないしせっかくの状況ですから広角レンズで致近距離から撮りましょう。ちなみに私は望遠で背景をぼかす手法が大嫌いです。主題を浮き立たせるつもりが実際は逆効果で奥行きのない平面的な画像になりますから。(ぼかすならいっそ全部ぼかせば)

さっそく換気口の脇の小窓の網戸にこの超小型カメラをセット、USBコードを継ぎ足してノートPCに接続。あいにくフルHDではありませんがまあいいとしましょう。画質はそこそこ実用になります。

状況はこうです。


棲みついたホオジロムクドリ これは♂

スズメよりひとまわり大きくてハトよりちょっと小さいです。
鳴き声が面白くて「一筆啓上仕り候」午前中裏の林で盛んに鳴いて縄張りを主張しています。
確かに聞いたので棲み付いたのはホオジロだと思い込んでいました。

この写真はWebcamじゃなくてCanonのコンデジです。

使ったカメラは Logicool HD Webcam C270

720p PCとの接続はUSBです。

では、以下実際にC270で撮った動画から

外の様子を見ています


いざ出発


後姿が精悍です


何かくわえてきました


一瞬ホバリング


子供たちに順番に与えます


午後はしばらく休憩して夕方に再開です


夫婦で交代で餌を運んでいます

今までインターレース動画ばかり扱って、初めてのプログレッシブ動画ということで、ここにアップするために静止画を切り出すのに一苦労しました。静止画にすると動きのあるコマはブレて二重になってしまうんです。インターレースならフィールドの処理でうまくいくんですがプログレッシブはこの点で扱いにくいですね。
(後で確認したらこのカメラは720pの場合15fpsなんですね。それじゃあ静止画がきれいに書き出せないわけです。)
ま、せっかくの動画を静止画にしたり静止画をズームやパンで動画風にするってのは、邪道だと思いますが。


5月17日追記
その後、5月17日未明に雛は無事に巣立っていきましたが、毎日3台のWebCamでムクドリの生態を克明に記録することが出来ました。
これから編集にかかって、完成したらYouTubeで公開しましょう。
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再びお気に入りの場所を下見

2018-04-26 17:13:24 | Weblog
Google Earthであたりをつけて気に入った田圃の風景の様子を再び見に行ってきました。
木々は芽吹き草は元気に生えてまさに春爛漫でした。
でも時間帯が昼前後とあって、光が強すぎてイメージしていた情景とは少々違ってましたが。
間もなく田植えが始まりそうな雰囲気ですから、それを待って本番ということにしましょう。

手始めに先日は場所が頭に入っていなくて何処なのかわからなかった田圃へ。
今日は見つかりました。平らな水田地帯の中のおおらかに曲がる道です。

今はこんな状態ですが、田植えから稲刈りまでこの風景は劇的に変化していくでしょう。

次に今年になって何度も訪れた所です。前回は今月3日でした。

水を湛えた田圃。

3週間前は一面枯れた色でしたが、今は畦の草が伸び始めています。


この一帯で一番気に入っている風景ですが、この状況だと立体感に欠けます。

早朝か夕方なら全く違って見えると思います。

集落の先の溜池。

農業用じゃなくて自然の池みたいに見えます。

更に山道を進むと

静かにしていると田圃の水の中で蛙が賑やかに鳴きはじめました。遠くからウグイスの声も。

視線を左に振ると

遥か先に残雪の山々。

微妙なカーブの先に立っているのは

はざかけのための柱です。秋が待ち遠しいですね。

存在感のある杉です。


手前の畦にスミレ。


春ですねえ。


前に来たときはフキノトウが出たばかりでした。


今日3週間ぶりに行ってみて季節の移り変わりの速さを改めて実感しました。
連休明けがいよいよ写真と映像でこの風景を写し取る作業の本番です。
それまでにいろいろ準備しないと。
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生録のテストと余禄

2018-04-24 07:50:45 | Weblog
marantz PMD660のマイクステーを作り、ケーブルも手に入れていよいよ使える状態になりました。
ウグイスが盛んにさえずる信濃町の或る林へ生録のテストに行ってきました。
あいにくウグイスはまだ来ていませんでしたが、近くの川が雪解け水が流れて心地よい音だったので予定を変更してこれを録音。


録音機材はこのバッグに全部収納しています。


マイクは簡易ファーをかぶせました。ダイソーの「フェイクファー」です。


録音の結果は問題ありませんでした。
ただ、主観ですがマイクがダイナミックマイクなので良く言えば柔らかい音、反面高音の切れが悪い感じがします。
このレコーダーは記録媒体がCFなので操作は楽です。昔カセットデンスケの時代は結構大変でした。

実はここは山菜のコゴミが群生しているんです。
コゴミは私の大好物!


日当たりのいい雑木林の下はもう時期が遅くて葉が開いていましたが


杉林の下は食べごろのがたくさんありました。


茹でておひたしにして削り節をのせてポン酢でいただきます。

味は甘くもなく苦くもなくかすかな風味と独特の歯触りでウイスキーのつまみにお勧めです。

帰りに昔は見事だった原の閑貞桜の様子を見に立ち寄ると

素晴らしかった桜の大木はこんな姿になっています。

幸いクローンの子孫がたくましく育っています。


これは90年代半ばにフィルムカメラで撮った写真です。貴重な写真になってしまいました。
弱り始めて樹木医の手で治療を始めた頃です。初めてこの桜を見たときはもっと立派で黒姫山を背にした姿は見事でした。

この桜が弱ったのは思い当たる出来事があるのですが、過ぎたことですから追求しません。

上の写真より前に私がビデオカメラで撮った映像が出てきました。90年代初頭です。
使ったカメラはsony EDC-50。映像を静止画で書き出しました。

冬の情景なので元気な頃の枝振りがよくわかります。
右奥の山は黒姫です。
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今年密かに目論んでいる或る地域の写真

2018-04-03 16:18:02 | Weblog
以前から訪れる度に独特の空間に惹かれる地域があります。
今後何年かかけて写真と映像で四季折々にその風景を捉えるべく準備を進めているところです。
Google Earthであたりをつけたポイントは数百箇所に及びます。
今日は買い物のついでということで(本当はこっちが目的)、その一部を下見に行ってきました。
この場所を訪れるのは先月から3回目、今日はロケハンということでEOS20Dを持参し何枚か撮りましたが、想定した通り私の感性にぴったりの情景でした。
昼前後はひどい黄砂で霞んでいましたがそれはそれで結構。
前々回はまだこのあたりは深い雪の下で、前回だって残雪の片付けの真っ最中でした。
地元の方ならこれが何処なのか一目でおわかりでしょうが、具体的な場所はまだ伏せておくのが懸命でしょう。

今日の写真は調子が変だと思ったらEOSの露出補正が-1になっていました。超初歩的ミス。





前回3月14日はこんな状態でした。



















結果論ですが、ロケハンなんて悠長なことを言ってないで本番にしてフィルムカメラを持っていくべきでした。
というのは今回計画している写真はフィルムで撮る予定なんです。
デジカメ、特にデジタル一眼カメラは「記録」という面では優れもので、見た目のまま写りますが、それが致命的欠点でもあると思うのです。
私の場合は写真と映像で「事実をありのままに切り取る」という考えは全くありません。
若い頃夢中で8ミリカメラでさまざまなものを撮って自主映画にも取り組み、その後はビデオも手がけた経験が写真も映像も究極はフィルムという結論です。
デジタルは モノノ アハレ を表現できないのです。
今度の計画で実際に使うカメラはメインにKONICA 現場監督を考えています。サブはハーフのOLYMPUS PENと中判のZENZA BRONICAという、普通は考えない組み合わせです。
現場監督はご存知のように全自動カメラです。絞りがどうのシャッタースピードがどうのは一切考えなくていいのが最高です。
PENは意外に写りが良好なのは試し撮りで確認済みです。これも全自動撮影が可能です。
BRONICAは完全手動カメラで露出計としっかりした三脚が必須ですが、ここ一発のカットはこれで決めましょう。
ついでに動画も予定していますがこれは経費の関係でARRIFLEXというわけにもいかないのでHDVで我慢。

お楽しみはこれから。
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生録用マイクのコード加工

2018-04-02 15:21:31 | Weblog
marantz PFESSIONAL SOLID STATE RECORDER PMD660を運用するにはマイクコードが無いので毎度おなじみのハードオフで2本買ってきたのですが、長さが3mと5mで具合が悪いということで加工しました。5mの方を切って合わせました。


机の上で老眼鏡をかけて作業開始です。


5mのコードを切ります。



慎重に被覆をむいて端末を処理。
シールドの編素線は熱収縮チューブをかぶせました。これはオリジナルと全く同じ処理です。


苦手な半田付け。端子はあらかじめ半田をきれいに除去しておきました。

ここであわてると失敗してコードを短く切るはめになります。

めずらしく失敗なしで完成です。


PMD660に差し込んでみました。

黒のXLRコネクタが決まっています。

こちらはマイク側。
ここで問題発生! 片側のコネクタが奥まで入らなくてロックできません。
調べたら嵌め合い部のゴムパッキンが変な具合に挿入されていました。このパッキンは断面が凸形ですが裏返しになっていました。
なんとか正規の状態で収めようとしましたが変形していてうまくいきません。
そういえばジャンクの箱に同じコネクタがあったはず。「あったあった」そいつからパッキンを失敬して解決。


ノートPCのバッグにうまいこと全部収納できました。


あとはダウンロードした説明書を印刷すればいつでも使用可能です。





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