夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

振り向いた時、そこに見えるのは

2024-08-31 14:44:23 | Weblog

台風の影響でしょうか、午後は空気が入れ替わって気温が下りました。

こんな土曜日は好きな音楽を流しながら静かに過ごしましょう。

昨日、セリアで見つけた熊よけの小さなベルです。小さいのに一人前の音が出ます。

これ、小道具に使えそう。

新作の構成は徐々に固まってきました。

メビウスの輪の2週目で使う要素も揃いました。

歩く Mr.Möbius の足元です。

短いはずのトンネルは奥が深くて入り口で振り向いた彼の目に入る風景は

そこに見えるのは、長い道程。

東の窓から見える現実の空。小雨は上がりました。

雀の声が聞こえています。

静かな午後です。

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つかの間の陽射しにまたロケハン

2024-08-30 15:02:38 | Weblog

台風の行方が気になりますが午前中は青空から残暑の陽射し。

これはチャンスです。

もう行かないことにしたあそこへ。往復40㌔ですから近くはありません。

一番デジイチで撮りたかったのがこれです。右手を走る車道のトンネルが入り込まない位置から。

他に応用が効きそうな位置と画面構成を考えて階段を降りたり上がったり。

鉄階段を真裏から。

先日とほぼ同じ位置ですが微妙に違います。

階段の隙間から。

俯瞰で歩道と階段。構成によっては使えそう。

問題は茂った草です。以前はこんなに生えていなかったんですが。

撮影位置を変えてもう一枚。どう見ても草が気になります。特に階段の下。

草は事前に刈り取ることも考えます。いわゆる雑草ですから刈っても問題はないでしょう。

これは予定した写真です。この位置でこの画面構成は前に撮った覚えがあるのに見つかりませんでした。

午後になって雲が出てきて陽射しが弱くなってきました。

昼前に行って正解でした。

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1975年4月6日撮影の8ミリフィルム

2024-08-29 13:46:30 | Weblog

何年か前にも書いた記事ですが再び。

1975年といえば昭和50年、私は当時26歳、前途揚々の若者でした。

8ミリに熱中していた頃で頼まれて何組かの結婚式を撮りました。

そのうちの1本は編集の途中で後回しにしたままになっています。

これはいつか必ず仕上げようと昨年6月に GOKO TC-20 と SONY HVR-Z5J で HD テレシネでデータ化しました。

ところがそのデータがいくら探しても行方不明です。

幸い HDV テープは保管してありました。

これを改めてキャプチャするんですが、HDV デッキの調子が変です。

どうやっても Premiere 2.0 がデバイスコントロールを認識してくれないんです。

中古で買った古いデッキのこと、原因を追究するのは時間の無駄。それは後日にします。

では HVR-Z5J でやるしかありません。

これはしっかり認識しました。

ただし、カメラからのキャプチャだとキャプチャモニターには映像は出ません。(こういう仕様)

約45分のテープは正常にキャプチャできました。

この撮影は当時同時録音カメラではないので音声はカセットデンスケを使いました。

それがまた問題で、テープが見つからないんです。

実家の屋根裏にあるかも知れないんですが、探すのは至難の業。それと今は屋根裏は灼熱地獄のサウナ状態。

涼しくなったらじっくり探すとして、今日は映像のデータ化に成功したので佳しとしましょう。

当時のコダックスーパー8フィルムは品質が良くて退色は全くありません。

テレシネ作業は昨年ですが、撮影から48年経過したあの時点でも感心しました。

上の静止画で右の車の後姿の色調が変なのはテレシネの際のカメラ側のホワイトバランスの問題です。

昨今のデジタルデータの場合はどうなんでしょうね。テレシネでデジタル化しておいて矛盾していますが。

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新作のアイデアが幾通りも湧いて収拾がつきません

2024-08-28 15:13:20 | Weblog

あの魅力的な立体空間を使って作ろうとしている映像作品についてです。

ロケハンは先日を最後にしようと考えましたがまた行くかも。

当面は撮りためた写真を使って構成をああでもないこうでもないと相変わらず解けないパズル状態です。

今日は Mr.Möbius の登場シーンを違う構成で考えてみました。

彼はこの短いトンネルの向こうに現れます。

トンネルの出口に進んで

トンネルを出て歩道を進む Mr.Möbius を真上から。

鉄階段の横を歩く Mr.Möbius 。

歩道を歩く Mr.Möbius 。横の要壁の上から。途中で立ち止まり、振り返ります。

トンネル出口から。歩道の奥で彼はバッグから小さなカメラを出してこちらを向いてシャッターを切ります。

彼の視線の先。

ますます面白くなってきました。

この調子のまま先に進むことにしましょう。次は鉄階段のシーンです。

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猛暑の中でまたロケハン

2024-08-26 14:19:07 | Weblog

寝床の横の本棚に分厚いノートがあって手に取ってみました。背表紙に「マルチメディア 2級」。

ずいぶん古いノートです。

この参考書も保管してありました。

蛍光ペンでなぞった跡が至るところにあります。

平成不況で大手電機メーカーをリストラされ、今後を考えて必死で勉強したのが昨日のようです。

最初に試験を受けたのはマルチエディア3級でした。

翌年は2級を受けようと50の手習い。意欲満々でした。

試験当日の朝まで勉強して結果は合格。

あの頃の自分には感心します。それに引き換え今の自分は...。

でもまだまだ。今日もあそこへ行って写真によるロケハンです。

納得のいかないカットの撮り直しに加えて別の視点でも撮ってきました。

車道の先のトンネルが隠れる位置です。

鉄階段は今までよりローアングルで。

歩道のトンネルを真上から。これは前にも撮りましたが念のため。

トンネル出口から真上。先日は曇っていて条件が悪かったので。

一番撮りたかったのがこれ。画面構成を考えてのこと。

これも画面構成上階段の角度を考えて撮り直しました。

現地に着いて最初に撮ったのはこれです。今まで目の前にあるのに見えていませんでした。

参考のためにこんなカットも。もうちょい右に振っても良かったかな。

車道の向こう側から。こんな光と影が欲しいんです。

ロケハンはこれで最後にします。いくら出直しても100% 納得は無理です。

これからコンテの写真を見直して差し替え作業に掛かりますが、暑い!

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SEKONIC Elmatic 8ミリカメラのレンズが抜けない

2024-08-24 16:03:15 | Weblog

工房のコレクションの中にあるレギュラー8カメラです。

このカメラを使う予定はありませんしフィルムが手に入らないのでコレクションと割り切っています。

各部の動作は正常ですが、広角と望遠レンズが固着していて抜けません。

わざわざ抜いてみる必要はないんですが気に入りません。

13mm の標準レンズは抜けるんですが。もちろんこの時代ですから D マウントです。

これは 9mm の広角レンズです。若干動くんですがマウント部はびくともしません。

望遠の 32mm も固着しています。

実は CRC556 を浸み込ませて一日放置したんですが効果なし。アルミ材を当てて軽くたたいても駄目です。

解決策はありますが材料が無いので保留。

でもこの過程で外した 13mm は数十年経過しているのに透かして見るとクリアーそのもの。

これには感心しました。

やはり工業製品は古い程品質が良好だと実感した次第です。

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ほとんど知られていない池ですが

2024-08-23 19:39:07 | Weblog

野尻湖の北側、山道を入った所に小さな池があります。

実は昨日通り掛かって面白い空間だと思ったのですが通り過ぎてしまいました。

今日も室温が30℃に達してJr.のノートPC が動かなくなって HDD が壊れました。

私のワークステーションも危ないので休ませてあそこへ改めて行ってくることにしました。

それはこんな所です。

午後の日差しを受けて水面が輝いていました。

可憐な花も咲いていました。

ふと見ると魚がいるじゃありませんか。でもここは私有地なので釣りと山菜採りはできません。

池の縁にベンチがあってゆっくり過ごせます。

他に訪れる人も通りかかる車もなくてヒグラシの声だけが聞こえていました。

これは次回来るとしたら写真じゃなくじっくり水彩画を描きたいと思いました。

どこを見ても絵になりそうな空間です。

素敵な空間ですがひとつ気になるのは池の縁にある足跡。熊かも知れません。

ここでゆっくりするなら熊対策は必要でしょう。

モミジの葉とそのの間からの木漏れ日も素敵でした。

Jr. のノートPCはその後ハードオフでSSD を買ってきてCドライブと入れ替えたら解決しそうです。

ちなみに彼のノートはLinuxです。

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8ミリフィルムでメビウスの輪

2024-08-21 10:46:57 | Weblog

前にもやったことですが、8ミリフィルムでメビウスの輪を作ってみました。

ネットでこんなことをやった人がいるかもと検索したら私以外居ないようです。

8ミリフィルムはパーフォレーションが片穴なのでスプライサーは使えません。

セロテープで留めました。

これが接合部です。撮影地は京都駅だったかな? 昭和48年と思います。

ひとひねりしたので接合部で裏面になって左右が反転します。

2周目はそのまま左右反転で進み、3週目に入った所で正規の画面。

これは新作に使おうというひねくれた考えです。

これ以上はネタばれになるので内緒。

放送用レンズの VTR スイッチを外部から操作するスイッチは解決しました。

ホームセンター回りをしてこれを買ってきました。穴を拡大するだけで済みます。

三脚のパン棒のグリップにこうしてはめ込みます。脱着はワンタッチで操作性は良好。

艶消し黒を塗るかサンポールで亜鉛メッキを剥がして簡易黒染め、おっと、また余計なことを。

そうそう、昨日サドルを探しに出たついでに毎度のハードオフでヘッドホンを買ってきました。

audio-technica ATH-AVC500 MADE IN TAIWAN

今、これで
El Dorado Orchestra "The Last Of The Mohicans" and "Regueton Ponchit" を聞いています。

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放送用レンズの VTR スイッチ

2024-08-20 10:36:01 | Weblog

昨日やりかけた放送用レンズの VTR スイッチを外部から操作するアダプタです。

こんなことをしなくてもコネクタのプラグが手に入れば話は簡単ですがねえ。

秋月あたりにあればと調べましたが一般に出回っている物じゃないみたいです。

これは前に作ったとき使ったコネクタのキャップ代用品。三脚の部品だったかな?

もしかすると雌ねじのピッチがレセプタクル側と同じかもと期待してカット。

ピッチは合いませんでした。

ガラクタの中にこんなゴムキャップが出てきました。

レセプタクルに押し込んだらいい感じ。

挿入するピンは改めて準備します。盆栽なんかに使う被覆を被せた針金です。

鋼線なので酸化気味です。サンドペーパーで磨いてリード線を半田付け。

老眼鏡をかけてモーメンタリー押しボタンスイッチも半田付け。

ヒシチューブも工具箱にあったのでしっかり被せました。

コネクタ側はこんな具合にしました。

挿入した感触は良好です。

ゴムキャップもバッチリ。

残る問題はスイッチを三脚のグリップにどうやって固定するか。

同じ寸法のサドルを買ってくるのがベター。サドルはワンタッチで脱着できて便利です。

午前中は奥方が車を使っているので午後ホームセンターへ行ってきましょう。

これでカメラの操作が格段に楽になります。

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放送用レンズの VTR スイッチを外出しする

2024-08-19 16:35:09 | Weblog

Ikegami の放送用カメラに装着しているレンズについてです。

この系統のレンズは各種コネクタが装備されていて、ケーブルを用意すれば VTR START/STOP は三脚のパン棒側で可能です。

前にコネクタのピン配列を調べてリモコンできるようにしました。

サドルでパン棒のグリップにはめ込みます。

ところが押しボタンスイッチがオルタネイト!。押しているときだけ ON です。

テストすればすぐにわかったはずですがこれでいいと思い込んでいました。

ガラクタをかき回したらモーメンタリーの押しボタンスイッチがあるじゃないですか。

念のためレンズの VTR ボタンの動作を確認したら間違いなくオルタネイトです。

コネクタのピンは "E" と "F" です。マーキングしておきました。

リモコン側はこんな具合です。

スイッチを取り替えれば作業終了、のはずですがサドルの穴が大きくて取り付けできません。

もう一度ガラクタをかき回しましたがサドル又は代用品はありません。

そんなことをやっているうちに雷が鳴りはじめました。

今日はここまでです。

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