夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

sony HVC-F1 という大昔のビデオカメラ

2020-01-31 16:35:54 | Weblog
私のビデオカメラコレクションに80年代の民生用ビデオカメラsony HVC-F1というのがあります。

いつどこで買ったか、覚えていませんがキャリングケースに入っています。

一見業務用みたいな形ですが民生用です。


ケースから出した状態です。VFは180度左に回すと正規の位置です。


VFを正規の位置にしてロック。


このカメラは「カラーカメラ」であって、単体では使えません。ポータブルVTRと繋いでツーピースで使います。
カメラから直出しのケーブルが出ています。


これもコレクションのSL-F1というsonyの民生用BETAポータブルVCRです。


カメラのケーブルはここに繋ぎます。


なんでこんなカメラの紹介をしたかというと、これで撮ったテープが残っているから。今のカメラと違い日付けは入らないので撮影日時は不明ですが多分90年代半ばだと思います。撮影場所は現在の中野市、旧豊田(とよた)村の山の手、季節は秋です。
去年の秋からこのテープを編集してYouTubeにアップしようとやりかけたままになっていました。HL-79Eの調整はしばらく中断してこれを作品にしようというわけです。


いつだったかこのテープから書き出した静止画を紹介したことがあったような気がしますが、トリニコンという単管の映像が実に味があるんです。悪くいえば甘いし色もきれいとは言いがたいけど柔らかくて夢を見ているような曖昧さ、デジタルとは対極の典型的なアナログなんです。その特製にぴったりの素材が21カットあるのでどう調理しようかと久しぶりに右脳を使って編集中です。


明日はYouTubeにアップできそうです。
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朝から溶接作業&HL-79E 今後の進め方

2020-01-30 11:29:20 | Weblog
去年秋に工房の椅子がひとつ壊れてそのままになっていていました。いつか直そうと思っていたのですが溶接が必要です。今日は晴れて暖かいので思い切って外へ出て作業開始。長年使ってきたスズキッドの溶接機は重宝しますね。


ここの溶接が取れちゃったんです。前にも溶接部が割れて修理したんですが座り方が悪かったのかまた割れてガタガタ。サンダーで削るところまではやってあります。


この溶接機はΦ2溶接棒が一番相性がいいんです。


パチパチパチ。アーク溶接は見た目と違ってデリケートな作業です。神経を集中する必要があります。


溶接スラグを取ってワイヤーブラシで掃除。


出来ました。老眼鏡を掛けて回路図を追いながらプリント基板をいじるよりこういうのが向いていると実感。


Ikegami HL-79E の調整ですが、いくらやっても堂々巡りなので冷静に考えてみました。まず、手元に何があるか。
純正のマニュアルは調整に必須です。これは偶然手に入りましたが超貴重な資料です。


頻繁に開くページに見出しを付けてあります。


こちらの見出しは初めから付いていました。


今まではこのマニュアルを飛ばし読みしていましたが理解できるかは別として夕べからじっくり読み込みを始めました。


必要な測定器ですが、波形モニターとベクトルスコープはあります。


シンクロスコープは5MHzまでで完全に役不足です。機会があれば100MHzクラスが欲しいけど¥次第。


テスターはデジタルテスターが壊れたのでこれで代用。MAX500Vですが怖いけど730Vも測定できました。他にアナログテスターもあります。


貴重なマニュアルは付録があります。チャートです。


裏は


この赤いアクリル板も調整に使います。


苦心して自作したグレースケールチャートです。色紙でカラーバーもどきを作った人がいるそうで、それと似たり寄ったりですが。


作業工具はひと通り揃っています。理屈ではこれで調整は可能だと思っていますし、去年は同じIkegamiのHL-95とHL-79Dの修理に成功した実績があります。
今後マニュアルの半分でも理解して時間を区切って進めてみます。
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NIKON FM シャッター切り替え部を直そう

2020-01-29 11:35:44 | Weblog
シャッター速度/感度ダイヤル内部のパーツを正しい位置に直そうと悪戦苦闘です。ここは本来分解しちゃいけないらしいのですが確かに組み合わせが面倒です。
やみくもにいじると支離滅裂になりそうなので現状を記録しておきます。


シャッター速度表示板と感度ダイヤル表示板を外します。


ダイヤルを外します。


ダイヤルと噛み合う相手も。


ストッパーを180度逆向きにしてみました。


組んでみました。シャッター速度は1/125にしてあるから表示板はこの位置です。

あれ、感度表示が見えなくなっちゃったぞ。

シャッター速度表示板を取ると、

これじゃあ窓から見えないはずです。

ストッパーを元の位置に戻しました。


このパーツはこの位置でやってみます。


頭が混乱してきたけど組みました。設定はこれで統一。


昨日と同じ条件でワークステーションのモニター画面に向けて露出を調べます。


昨日とあまり変わりません。F4だとシャッター速度はこんなスロー。パーツの組み合わせがどこか違っています。


その後パーツの組み合わせを何回か変えましたが神経を集中したので途中経過を記録しませんでした。
何度目かの後、確認。


シャッター速度と感度はそのままでファインダーを覗いて三つのLEDの真ん中が点くように絞りを調整しました。


絞りはF2.8-4あたりです。同じ条件のFEはF4。


成功!

やれやれです。
このカメラを使う可能性はほとんどありませんがコレクションとしても可動状態じゃなきゃ面白くないですよね。
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今日はNIKON FM

2020-01-28 17:21:06 | Weblog
HL-79Eは収拾がつかなくなっちゃたので再び中断です。そのうち気が向いたら再開します。

先日もったいないから組んだNIKON FMですが、使えるようになったと喜んでいましたがとんでもないミスがありました。このカメラはシャッター速度切り替え機構を分解すると中の部品の組み合わせがわからなくなるんだそうです。軍艦を分解する場合は頭のカニ目ネジを取ってはいけない云々。「早く言ってくれよ」

電池を入れたらもっともらしくファインダー内のLEDが点いたのでほっとしていたのに。

そんなことは知らないから自作カニ目レンチで


取っちゃったじゃないか。先日組むとき大変だったのはそんなわけです。

元はといえばもしかするとこのネジがPLYMPUS PEN D3の行方不明のネジと同じかもと抜いてみたんですが、PENが左ネジでこれは右ネジなのは緩めるだけでわかったんで、何も取っちゃうことはなかったんですが後の祭り。その時点ではこのカメラは装着していたAIレンズが欲しくて手に入れただけで本体は使う気はありませんでしたけど。

軍艦をバラす場合は横のビス(3本)を緩めてごっそり外すんだそうです。


使えるようにしないともったいないので再分解です。


内部にこんなに部品があります。


一番奥にあるツメのある部品はこの奥にある可変抵抗を回す物らしいんです。何の抵抗も無くフリーで回転しますがファインダーのLEDの点灯条件が変化します。


他にひとつ気になる箇所があります。ファインダーを覗くと左端に何か見えます。(この写真を撮るのは大変でした)

シャッター速度の表示です。シャッター速度切り替え部と連動していますがずれています。この機構は糸でつないでいるので弛むとこうなるのは持病でよくあることだそうです。この表示はずれていても使うには支障がないので当面そのまま。

ではこれからどうしましょう。
仮に奥側の部品を入れました。これは逆に入れるとシャッター速度が正しく全部切り替わらないので正規の入れ方はわかります。

シャッター速度は1/125 ASA400に合わせてあります。問題は奥のツメの位置です。

手元にNIKON FEがあります。フィルムカメラの人気が最低の頃本体のみ¥540でしたが問題なく使えますよ。

いつか撮るつもりでモノクロフィルムが入っていて、凝ったことにYA3フィルターなんか付けてあります。
こいつと条件を同じにしてシャッター速度と絞りの値が同じになるようにすりゃあいけるかもと、いつもの安直な考えが浮かびました。

神経を集中できるのは半日なのでもう少しだけバラバラの部品を観察します。
この部品は何の役目かな?


逆から見るとストッパーらしいぞ。シャッター速度B~1/1000の範囲を決めているのか。


その上に載る部品は可変抵抗のツメが入るらしい。切り欠きは三つあるけど恐らく真ん中だろう。


スプリングを介してASA感度切り替えプレートが載り相手と歯が噛み合うようになってるのか。プレートは相手の角穴で位置が決まります。


シャッター速度の表示プレートはカニ目ネジで締め付けか。


大体わかりました。一番下に入るストッパーの向きだけが不明だけどあっち向きかこっち向きか、正解率は50%だから違ってたらやり直せばいい。
ウルトラマンのランプ点滅!集中力が切れました。
部品を絶対失くさないように綿棒ケースに入れてお仕舞い。


夕方になって退屈なのでカメラを見ていて面白いことを思い付きました。さっそくFMを仮に組んで、
使える方のEFでこんなことをしました。

ワークステーションの背景を白の単色にセットして画面に向けて明るさを調べたんです。

ASA感度は400 補正は0


シャッター速度は1/125だと絞りはF4という結果でした。


次に仮組みのFMです。ASA400。


こちらはF4だとシャッターは1/2でした。

まるでズレています。
シャッター速度設定部の可変抵抗を回す切り欠きの位置が違っているんですね。切り欠きは3箇所あるので明日位置を変えてみます。
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Ikegami HL-79E またしても堂々巡り

2020-01-27 15:49:15 | Weblog
PEDESTAL調整に掛かりましたがまたしても堂々巡りに陥りました。分厚いマニュアルに手順が書かれているのですが、基本をわかっている技術者向けなので素人には理解するのが困難です。そこに加えて各基板のパーツが正常とは限らないので完璧に調整するのはほとんど不可能、とわかった上での作業です。とんでもない事に首を突っ込んだものです。
今日の作業はPROC-3 のPEDESTAL調整です。


TP1の波形をシンクロスコープで見ます。


調整するのは前段のPROC-1AのPEDESTAL R,G,Bです。


Rchは調整してもブランキング期間とビデオ期間のレベルが合いません。前にもつまづいたところです。


Gchはマイナス側まで調整可能です。平らに調整しました。


Bchは一杯に下げてこの状態です。


PROC-3 を元々入っていた物と入れ替えても傾向は同じです。


この状況では次のステップに進めません。現状で波形モニターを見ると、
GchはPEDESTALがこの状態です。浮いていません。


Rchは浮いています。


Bchも同様。


当面の手段として、PROC-2 を違う物と入れ替えて傾向を調べました。


完璧じゃないけど元のユニットよりいい傾向です。調整後のシンクロのRchの波形です。


Gchは、


Bchです。調整したら下がりました。


波形モニターも確認。Rch


Gch


Bch


かなり良くなりましたがこの組み合わせで最初に戻ってSHADEユニットからPROC-2の調整をやり直す必要があります。
全然進まないじゃないか!
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日曜日はカメラいじりはお休み 木製三脚のコレクション紹介

2020-01-26 17:05:38 | Weblog
午前中自治会の総会に出席して半日つぶれて午後は恒例のウォーキング。カラッと晴れて絶好の運動日和り、いつもの長野新幹線車両センター外周道路です。
センターの西側の様子。泥はほとんどかたずけられていますが細かい土は残っていて平日はダンプが通るとすごい土埃が舞い上がります。


日曜日はアップルブリッジ下に車を置けます。台風19号の災害後ここは流れてきたゴミの仮置き場になっていて山のように積まれていました。


盛り土の上が車両センターになっています。解体を待つ車両がなんともいえない情景です。


今はコンクリートのがれきが仮置きされています。


脇のりんご畑はまだ手付かず。枝にひっかっかっている袋は水が入っていました。そう、ここは完全に水没したんです。


この藁も流れてきてひっかかったんです。


一帯のりんご畑の下はおびただしい数の腐ったりんご。


ウォーキングは当分日曜日にします。今日はほとんど車も通らず埃をかぶることはありませんでした。

そんなわけで今日はカメラはいじりません。替わりに自慢の木製三脚を紹介しましょう。
これはΦ60サイズの私の三脚で一番小型です。

芯の棒は本当はアルミの丸棒でしたがいろいろ流用しちゃったので替わりに亜鉛メッキのスチールパイプで作りました。
木部はニスを剥がして柿渋を何度も塗り、亜麻仁油で仕上げました。
遠い昔、新宿のヨドバシカメラへ行ったついでに近くのキムラでしたか、寄ったとき同じ物を見た覚えがあります。
コンビのヘッドです。BOLEXかBELL&HOWELLを載せると似合います。UNIVERSAL製。




これはΦ75、先日ヤフオクで手に入れて整備しました。

これもニスを剥がして柿渋を塗りましたが仕上げはエクストラバージンオイルです。
相棒のヘッドです。こちらはArriflex16S用。




この重厚なのはΦ100、昔東京へ行ったとき東映堂でOSKAR HEILER 3000というヘビー級のヘッド込みで¥3,000で買った物です。重くて御茶ノ水駅まで歩くのが大変でした。


メーカーはUNIVERSALです。これもΦ60と同様の処理をしていい色になっています。


相方はこれです。今までビデオ撮影に活用してきました。






このセットは使い込んで手に馴染んでいます。昔の放送用/業務用カメラは8~10Kgと今では考えられない重量ですがこれは耐えてくれました。今後も3管カメラに使います。
機会があって400feetマガジン装着のArriflex16Sを使うならこれでないとΦ75では危険です。

もう一本ありました。短く切ったUNIVERSAL。いわゆるベビー三脚にしました。


これ以外にも当たり前の業務用三脚は持っていますがそんなのは紹介しても誰も興味がないでしょう。
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Ikegami HL-79E調整 午前中限定でじっくり

2020-01-25 11:17:45 | Weblog
のめり込むと頭が熱くなるので午前中だけ作業することにしました。
ここからです。

PROS-1Aでブランキング期間を0Vに調整。若干ずれていました。

これはBchを見ているところです。


Rchを0Vに調整。


Gchです。


Bchも。


オフセットはPRE AMPで調整します。


これはBchのOFF SET VRです。


何か的外れの事をやってるような気がするけど自力でやるしかありません。誰も助けてはくれません。

次はBLACK SHADING調整ですが完全には決まらないので6dB優先で妥協。要は感度の切り替え機能です。


BLK SETで調整します。


0dBです。


これと


6dbが


大体同じになるように調整。


お次はPROC-2です。


このTPで0.4Vp-pを見るのですが、


0.4Vと言われても


R,G,B共とんでもない値です。






ここは前にもつまづいた覚えがあります。記憶をたどるとひとつ前段のPROC-1AのGAIN VRを回したら変化したぞ。


Rchが0.4Vp-pに調整できました。


Gchです。


Bchも。


ここで心配なのが昨日調整したPROC-1AのCALレベルが変わっちゃうんじゃないか。調べました。

大丈夫、変化していませんでした。
おぼろげながら回路構成が見えてきました。「なるほど、そういうことか」。安心するのは早いけど。

ここまでにしておきましょう。
精密な機械は時々動かした方がいいのでBVW-70に収録済みテープを入れて再生にながら一服。ずいぶん前に撮った秋の黒姫山麓、広大な蕎麦畑です。

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Ikegami HL-79E 時間が取れなくて1項目だけ

2020-01-24 17:33:44 | Weblog
今日は実家の故障した蛍光灯を持ち帰って修理、届けるついでに車で40分、友人の家まで出掛けて整備を終えた木製三脚とOLYMPUS PEN D3を見せて話がはずんで79Eの調整はできませんでした。彼も古い物が好きで妙なコレクションを持っているのですが対象が私とは微妙に違います。夕方まで話し込んで帰宅。

では、夕べちょっとだけ79Eの調整をやったのでその結果だけ。
フローチャートの順番はPULSE ユニットの続きです。

ここは難しくてわからないのでパス。

これは前にもやった気がしますが改めて確認。


1Vp-pが高めです。シンクロスコープのレンジは0.2V/DIV。


PULSE基板のTP1で1Vp-pになるようにVR2で調整します。


これでどうじゃ。


この調子だといつになったら見通しがつくのか。前から考えているのですが朝から夕方まで取り組むんじゃなく時間帯を決めて進めたほうがいいでしょう。明日からは午前中だけ集中してやってみます。

ここで思い出したことがあります。先日復活したNikon FMですが露出計の動作テストがまだでした。
SR44が転がっていました。指定の電池はアルカリ電池LR44(1.5V)ですがまあいいか。

ケースの中は軽い腐食が見られたので清掃しました。

最初極性を間違えてLEDが点きませんでした。こりゃ壊れてるかもと早とちり。


ここに入れる方向が表示してありました。


巻き上げレバーをここまで引くとスイッチが入ります。


おー、点いたぞ。


これで完璧に使えることが判明。めでたしめでたし。
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Ikegami HL-79E 調整再開だあ

2020-01-23 15:07:42 | Weblog
本日の記事第二弾です。HL-79Eの調整を開始して先程の記事に追加するより新規に書いた方がいいだろうと考えてのことです。
去年やったことは無視してマニュアルのフローチャートに従って最初から。

なにはともあれカラーバーを出してみたら変です。波形モニターの波形はとんでもないことになるしベクトルスコープの波形も「なんじゃこりゃ」。しばらくして気が付きました。PULSEユニットのCALがONのままだったんです。


CALをOFFにしたらきれいな波形が出ました。




調整の順序が逆になってしまいましたが各電圧の確認から。これは絶縁カバーを被っているマザーボードの端にチェックのための穴があります。


DC12Vは今まで無視していましたが今回は調べました。ところが11.18Vしかありません。電源スイッチを何回か入れなおしたら11.22Vに上がりましたが、回路図を追うと回路の途中には何も入っていません。バッテリー又は外部電源からスイッチ経由で来ているだけです。カメラ自体は11Vまで許容だと思いましたが気になります。


9.6Vは9.68~9.69Vでした。調整してピッタリです。


6Vは、まあいいでしょう。


-4.8Vは4.83V。


255Vは、


730Vですが、使ったペンシルテスターが500V MAXなのにこれで測っちゃいました。危ない!。でも何事もなく値が出ました。前はここだけ別の半分壊れたデジタルテスターで測定していました。


DC12Vが低いのがどうしても気になります。東芝製のHM-87というDC電源を使っていますが、無負荷で12.51Vです。


HL-79EはDC入力コネクタが5pinなので自作の4pin/5pinケーブルで繋いでいますがちょっと短いので延長ケーブルを間に入れています。


これが5pinコネクタです。横のリード線はシンクロスコープのマイナスを繋ぐためです。


接触不良を疑って各コネクタを接点復活剤で掃除しました。スイッチも接点が酸化していそう。


電源切り替えスイッチは何度も操作を繰り返しました。


以上の結果電圧はちょっとだけ上がりました。


電圧の件は一次側の変動に関係なく二次側は定電圧を維持する回路になっているはずですから問題ないでしょう。
調整を続けます。次はPULSEユニットのCAL信号。これも自作の延長基板を噛ませて


CALをON。


シンクロスコープはしばらく使っていないのでCAL調整してから波形を見ます。

基準は5Vp-pですが低めです。

CAL信号のレベルはここで調整します。


こんなもんですかね。


今日はここまでですが最後に電源の延長ケーブルは被写体を撮像する場合にカメラを自由な位置に持っていくためなので外してダイレクトにつないでみました。
電源の無負荷電圧は


マザーボードの12V端子は

ということでした。
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Ikegami HL-79E 再生計画再開の準備

2020-01-23 10:02:51 | Weblog
昨日はOLYMPUS PEN D3の修理と補修を完成させましたがここでひとつ話題があります。PENは枚数設定部の左ネジを紛失したのが事の始まりでしたが、前にHARD OFFでAIレンズ付きのNIKON FMのジャンクを格安で買ってきたんです。前から持っているFEはレンズがAIではなくて面白くなかったのでレンズだけ使うつもりでした。
そのFMにPENで失くしたのと似たネジがシャッター切り替え部に使っています。これ、もしかして使えるんじゃないかといつもの安直な考えです。
このネジを取ったらダメ、右ネジでした。ということで元に戻そうとしたら中の部品の順序がわからなくなってそのままにしていました。が、どこにも不具合のないカメラなのでもったいないので組み合わせを色々やって元に戻すことができました。

レンズはFEに付けていた非AIレンズを付けました。外装をメラミンスポンジできれいにしてこれ以上はいじりません。ファインダーのスクリーン裏にゴミがあるけどペンタプリズムを外して云々なんて、やりません。

使えるかもと考えたのはダイヤル中央のネジです。


非AIレンズを使う場合はこのツメを起こします。


これでFMは使える状態になってコレクションがひとつ増えました。

ではIkegami HL-79E整備の再開です。やりかけたままになっています。


マニュアルと記録ノートを出して


シンクロスコープの波形撮影アダプタも作ってあるし


マニュアルのフローチャートもコピーしてあるのでバッチリ。心機一転、フローに従って最初から。


機器間の接続は、あれからいじったのでもう一度確認しないと。


昨年は79Eに関してその都度blogで自身の備忘録として記録しておいたのでこれから大いに役に立ちます。

例年なら東の窓が雪で半分埋まるんですが今年は視界良好です。しばらくは79Eに掛かりっきりです。
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