夢地蔵

田舎の映像作家の備忘録

八ヶ岳の東を訪れる&夕べ考えた事

2019-05-25 21:39:23 | Weblog
今日はカメラの調整はお休み、次男坊の住む八ヶ岳北東一帯へ。
息子の話では白樺の新緑とツツジが盛りとのことで、現地で彼のminiに乗り換えて走り回って写真を撮ってきました。
このあたりを訪ねるのは数回、なかなか花の最高の状態に遭遇するのは難しいのですが今日は白樺も山ツツジも最高でした。












帰りは菅平を通ったのですが、車窓の西日のレタス畑に思わず車を停めました。


我ながらどれも実につまらない写真です。撮るだけ無駄ってもんです。

今日はそんなネタしかないのですがひとつ考えたことがあります。
私の手元にこんな本があります。


今は改築工事中ですが、長野市城山に東山魁夷館があってこの絵は実物を見たことがあります。


昨日、ふと思ったのはビデオの世界でよく言われる「高画質」って、何?。
「今度の4Kはこんなに綺麗です」。TVがHD放送に切り替わる時にも聞いたセリフ。じゃあ今までは汚かったのでしょうか。
高画質って、一体何なのか。「こんなに細かいところまで鮮明に見えます」って、視力検査か!。
東山魁夷の絵を見てください。どう見ても「高画質」じゃあありません。「いや、筆の微妙なタッチが」という突っ込みは無視するとして、この絵はレベルの低い「画質」という観点では語れません。
映像の世界では未だに細部まで鮮明なことが高画質と考えているようなのです。これではいつまでたっても映像は絵画のレベルに到達するのは不可能です。
私は時代遅れの3管カメラをなんとか使える状態に復活させようとしていますが、可能な限り工場出荷状態まで持っていった先に「高」画質という概念を根本的に覆すチューニングをしてみたらどうかと、変な事を考えてみました。
私の考えって、ピントがズレているのかも知れませんが。
コメント
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