古民家(ゆう工房)・スローライフの織り織り記

日々のシンプル生活を紹介している。自給自足的生活は結構忙しい。畑仕事、染め織り、ヨガなど。味噌、梅干しも作る。

カラムシで織りもしています

2011年07月20日 | 織り

たまには織りのことも載せなくちゃ、ね。

去年収穫したカラムシで織ってします。
お引きを満足にしていない状態のものを爪で細く裂きながら
シャトルを使わずに手で入れていきます。

緑がかたっ所と茶の所とあって色目を見ながら
生皮をそぎながら織っていきます。

経糸はラミー。
ラミーの原料はカラムシなのですが、
お引きをしない紡績糸です。

出来上がった布は軽いです。涼しげです。

 カラムシと葛で織ったタペストリーを下げてみました。

 

こちらはお引きをしたカラムシ繊維。
お引きが下手なので白くなりませんが、
この青みが好き。

カラムシのお引きの仕方、水の晒し方で色目が違ってきます。
この緑色を残したい。

まだ、お引きをしたもの100%で織っていません。
お引きの手間がなかなかです。
ある程度、貯めてからでないとできません。

たくさん貯まったらこれで服を作りたいものです。
多分、できても冬になってしまう。

来年の夏に着ることを目標に、
お引きをしましょう。
まだまだ足りないな~。

カラムシで有名は昭和村では毎日お引きをしていることでしょう。
お引きをもっと上手に早くできるようにならなくちゃ、ね~。

一昨年取った葛の繊維。
メタリックな光沢がたまりません。
中国産の葛を買ったことがありますが、この光沢がないのよね。

今年も8月早々葛取りします。
まっすぐに伸びた葛が出ている所を探すのが一番。
空き地にまっすぐ伸びた所があり、
まだまだ伸びそう。
土地のにの持ち主に予約済みです。

いい葛があっても刈られてしまうことがあり、
がっかりしたことが度々あります。

カラムシと葛の繊維取り、どちらが楽か?
葛でしょうね。

葛は煮て、皮を発酵させてぬるぬるになったら
それを洗い流し、芯を取ればいいことです。

カラムシは煮ない分、楽とも言えますし、
どっちもどっち?でしょうか。

葛は煮なくても発酵がうまく行けばいいのですが、
その年によっては天候も関係して、
煮たほうが早く発酵が進み、
後の処置が楽になります。

自然の繊維はそれだけで力があり、
魅せられ、大変だと思いながらついつい手を出してしまうのです。

しばし、カラムシ織りは続きます。

 

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
織り (Shiracha)
2011-07-20 15:58:35
天然素材で頑張っていますね。
感心しています。
手間をかけたもの程愛しいですよね。
画像も見れて最高!!!
どんな作品になるか楽しみにしています。
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やっと・・・ (tumugi)
2011-07-20 18:21:35
やっと織りのテーマが出ましたね。
先日は禁断の質問をしてしまいました。
だって気になるんです、人ごとですが・・・

これから私も少しは真面目に織りに取り組みましょう。
よそ様のブログ拝見しながら刺激にしていきたいと思います。
返信する
素敵です (茶ノ葉猫)
2011-07-20 19:58:57
こんにちは。
先日は失礼をいたしました。

カラムシの緑味や茶色味のものを組み合わせての織りはとても素敵ですね。
写真でこれだけ綺麗なのですから、実物の色味はもっと深みがあるでしょうね。
経糸のラミーは、どのくらいの太さのものをお使いですか?
差し支えなかったら教えてください。
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Shirachaさm (ゆう)
2011-07-21 09:02:41
手間が掛かりすぎです。
はぁ~。
でも、嫌いじゃないので・・。
他の部分が犠牲になっていますけど、ね。
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tumugiさま (ゆう)
2011-07-21 09:08:10
気にしていただきありがとうございます。

畑をしていると
こちらにお構いなしにいろいろと・・ね。

興味が織りだけでないもので、
ひとつに絞れません。
ひとつのことに専念できる人が羨ましいような羨ましくないような・・。
ま、人より余分に時間が掛かるということで、
長生きすっか、と思っておりますので、
気長にお付き合いくださいませ~。
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茶の葉猫 (ゆう)
2011-07-21 09:13:12
ありがとうございます。
実物はもっと綺麗?かも。
糸の番手というものをよく理解しておりませんが、2/60とコーンの裏にラベルが貼ってありました。
でも、これより細い糸も使っています。
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