裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

曲がれ!スプーン

2011年10月19日 | 映画・TV
いやはや、久しぶりに「コレ・・好きかも!」と言える映画に出会ちゃった。



なんだろ?!地味だけどだんだんその世界に引き込まれ、
大きく口をあけて笑うわけでなく、笑うのを我慢して肩で笑っちゃう感じとでも言えばいいのか?

馬鹿だけど愛くるしいキャラクター達が、映画が終わってもどこかに居て、
今でもそのまま存在しているような、いや、居て欲しいような気持ちになれる作品。

小演劇の演劇を映画にしたような作品には、そんな佳作が多いけど、この映画もまたそのひとつ。

原作が「サマー・タイムマシン・ブルース」と同じ、監督は「UDON」(踊るの本広)ということで、
ロケ地も、出演者も、登場人物も、多くの共通点があり、
たしかに、独特の雰囲気が同じ空気だ。

共通とは知らずに三本とも見ているが、この作品は自分の
好きなファンタジー色が強くて一番好みだった。

数ある「クリスマスに見て欲しい映画」の中でも、かなりのお薦めの一本になってしまった。

このタイトルで、唯一メジャー感を無理やり出すためにヒロインに長澤まさみを持って来たが、
他はどっかで見たことあるようなないような小劇団出身の役者やお笑いの方々・・・

「まったく・・・売れる気がしねぇ~」

・・・だが、ちゃんと映画になってる今の日本の映画界は良い意味で恵まれてる気がします。

いえ、ほんとに良い映画だと思います。

あ、長澤まさみ以外・・・。(笑)

だって、まったく「長澤まさみ」じゃなくて良くなくない? だし・・・

敢えて!と言うか・・・ワザと?と言うくらい

どっこにも「ヒロイン・長澤まさみ」に愛情を感じない映画ってのも珍しい。

主役なはずなのに、ほとんど、

「そこからじゃなくって」のカルピスのCMのパロディなのか?・・・しか印象に残ってない。

「君ね!ヒロインに長澤まさみくらい使わんと、あまりにも地味すぎじゃないかね?!」

・・・なんてスポンサー側の意向があったんじゃないだろうか?と勘ぐってしまう。

まだ見てない人は、ぜひ、今年のクリスマスまで大事にとっておいていただきたい一本なのであります。






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