裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

親切なクムジャさん

2007年10月09日 | 映画・TV
「復讐者に憐れみを」
「オールド・ボーイ」
に続き、復讐三部作のラスト。

オールド・ボーイを以前、観ていて
かなり面白かったので、いつか暇な時に観ようと思ってた、
「親切なクムジャさん」
韓国公式サイト日本語訳↓
http://leeyoungae.her.jp/geumja/

美しい女性の残酷な復讐劇。

韓国ではR-18の指定がついたようですが、
確かに後半はホラーって言ってもいいくらいの、
スプラッタな残忍なシーンはあるものの、
かなり映像や衣装やメイクなどがスタイリッシュで、
この監督独特の間で笑えるシーンも挿入されてるので、
全体にはエンターテイメントになってるとも言えるし、
逆にせっかくの復讐三部作の〆としては、
詰め込みすぎて、見所が曖昧になった感じも残る。

・・・にしても、
この女優さんの演技の素晴らしさが光る。

なんと!?NHKで放送され大人気となった
「宮廷女官チャングムの誓い」のチャングム役、
あの清純な美しい「イ・ヨンエ」さんが、
この冷酷で残忍な復讐者になる!ってのが、この映画の肝ですね。
ま、そこが最も素晴らしかったとこでしょうか?

復讐を成し遂げた後の、泣き笑いのアップの顔なんて、
般若のようであり、天女のようでもあり・・凄い!圧巻!!

朝青龍似の娘役もコケティッシュでなかなか面白い。

以前も何度か同じようなことを言ってますが、
韓流映画の魅力ってのは、一言で言うと
喜怒哀楽の他に存在するという「恨み」(ハン)

これは存在しないお化けを怖がるアジア人と、
モンスターが襲ってこないと怖いと感じられない
西洋人の違いにも見られる部分なのかも?

この復讐三部作は、まさにその「恨み」を
テーマにした作品で、アジア映画の核になってるのでは?

そういう意味でも、
この復讐三部作はみといて損はないのかも?

オールドボーイもカッコ良かったけど、
綺麗なおねいさんの方が好きなので、
僕はこの「親切なクムジャさん」良かったけどね。

ちなみに、「クムジャ」さんてのは、
韓国でも昔の人の(65歳以上の方)
一般的なよくある名前のようです。
日本で言えば、「花子さん」とかなのかな?

自分の中で韓流もとっくに過ぎ去ってもいいのだけど、
やはりパワーがあってどうしても気になっちゃうなァ~。

あ、そういやー、
最近、「グエムル」も観ました。
もっとB級な笑える映画なのかと思ってたけど、
怪獣自体が、なかなかの出来きで、
かなりブラックユーモアの混じった
シュールな映画になってました。

まだまだ韓国映画から抜け出せないかも。
ちなみに暫定my韓国映画ベスト3

1位 永遠の片思い

2位 ラブストーリー

3位 オーマイDJ

ブラザーフッドや、シルミドやシュリやJSAも良かったけど、
戦争物好きじゃないので・・・。

韓国映画は、観た後に、激しく鈍器で
殴られた跡のようなものが残るとこがいいのかもなァ~。

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