裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

石川・京都ツーリング 2024-8-14~17 (メデューサに、石にされた話)

2024年08月20日 | オートバイ
お盆の石川・京都ツーリング。 
 
 
なんとか、事故なく無事に帰って参りました。 
 
これもひとえに、出発前にオイル交換などメンテナンスしてくれた仲間と、道中ずっと励ましていただいたバイクチーム「渡辺モータース」の皆んな、SNSで応援してくださった方々のお陰です。
 
ありがとうございました。
 
結果、ギリシャ神話に登場する、髪の毛が蛇のメデューサに睨まれたかのように、全身がカチンコチンの石になりました。
 
18日を休養日にしておいて良かったです。(;^_^A


 
「オール下道!総走行距離1132キロ!」という、「18歳! いえ、20歳代なら美しい青春の旅じゃない?」…ですが、50歳代のわたくしには無謀…正直 「もう石にはなりたくねー!」(>_<)…と言うのが現時点での本音です。
 
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8月14日(水)AM3:00起床 
実は大した荷物じゃないからと、高をくくって何もパッキングしておらず、なんだかんだしてたら、出発が5時近くになってしまいました。
 
長岡I.Cあたりの国道8号で、早速のヒヤリハット発生!!
 
首に巻いてた、凍らせてたコヤツが落下(^^;)
 
 
朝早かったので、後続車なく事故に至らず、損傷せずに回収できましたが、後続車いたら事故に繋がってたと思うとゾッとしました。
出発時は、キンキンに凍らせてて「お!これはいいぞ!」だったのですが、バイクの揺れとヘルメットで押されて落下したのだと思います。
 
にしても、20分も掛からずにその役目を終え、しかも結構な大きさでトップケースを占拠してた奴…嫌い、嫌いだ。(;^_^A 今後の外仕事では使えそうなので捨てずに持って帰りましたが、、、嫌いだわー。
 
日本海、、、西に向かってるので、ミラーに朝陽が金色に反射して背中に太陽がジワジワと乗っかってる。
 
「朝陽を背負う男」 なんとなく、気分は石原裕次郎だ。
 
初日の朝ごはんは、上越市の国8沿いの「ゆで太郎」。
 
 
オプションのコロッケを追加して、セルフ・コロッケ蕎麦にしました。
 
 
 
ミニかき揚げ丼。うな丼じゃないのに、気温はグングンうなぎのぼりに上昇。
 

親知らずあたりで、ポツポツとメットに雨が数滴あたりましたが、なんとか雨雲から逃げ切ることに成功。

富山に入ると、黒部市の新しい道の駅「KOKOくろべ」で休憩。
 

ランチはもう、金沢に入って金沢カレーをいただきました。


11時開店の「カレーのチャンピオン 津幡店」がジャストでした。

定番の一番人気メニュー 「Lカツカレー」。

金沢カレーは、上越にあったゴーゴーカレーしか食べたことがなかったのですが、ゴーゴーみたいに黒いカレーじゃないんですね。

コチラの方が好みでした。 うま~い♪


今夜一泊する小松市内に到着。 第一目的地の「日本自動車博物館」へ。


いきなり、トヨタ2000GTがお出迎え。


常時500台以上が展示されてるそうです。


10年前くらいに、名古屋の「トヨタ産業技術記念館」に行ったことがありましたが、こちらはより多種多様で実際に街中を走ってたような車が多く、生活館のある車が好感が持てました。






二輪もあるでよ~♪



中でも、マツダのコスモスポーツがカッコ良かった。

赤いラインを入れれば、そのまま帰ってきたウルトラマンの「マットビハイクル号」。


子供の頃はそうは思わなかったけど、今となってはいっちゃんカッコいいと思うのが、いすゞ117クーペ。


「どれか1台差し上げますよ!」ってことになりますと、私はコレです。



小松のホテルは、素泊まりで5800円也。 お盆ど真ん中でこの価格はありがたい。

夕飯は夜の小松市内に出かける気力もなく、近くのドラッグストア「GENKY」で買い出し。

新潟では見かけませんが、福井県が本社のドラッグストアなんですね。


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8月15日(木)AM4:00起床

小松のホテルを5時出発し、いざ京都!

福井県福井市から敦賀駅までのルートは気持ちの良い山道(峠)で、敦賀に出ると若狭湾が綺麗。

この旅で一番、気持ちよく走れた区間でした。

↓敦賀駅。 

ゴールデンウィークは北陸新幹線で京都に行ったので、この新しい駅は馴染みがあります。新幹線を待つ間、反対側の出口から福井名物ソースかつ丼を求めて、祖である「ヨーロッパ軒」を目指しましたが、タッチの差で行列に並べなかったことがありました。


琵琶湖の湖西道路(バイパスになってました)を走って、いよいよ京都に到着。



京都駅は鏡のようなガラス張りでモダンすぎてないかと思ってましたが、京都タワーや空や雲などが映り込み、京都の風景をそのまま借景のようにしちゃうので、逆に違和感なし。

朝10時半。

無事にホテルに到着し、昨日から北陸新幹線で京都入りしてた先輩と合流。


バイクを宿に停めさせてもらおうと思ったら、2輪はNGとのことで近く(っても200m位離れてますが・・・)の2輪OKのコインパーキングに入れて、荷物はホテルに預かってもらい、ふたりで徒歩にて地下鉄 九条駅へ。

ゴールデンウィークにも重宝した「地下鉄・バス1日券 1100円也」で、タイムトラベルです。


朝飯を食べてなかったので、九条駅の構内で売ってた天むすを1個頬張ります。


「あぢい!」 ゴールデンウィークの京都も暑かったですが、さすがに真夏の京都は息をするのも辛いくらい暑い。

烏丸線今出川駅を出ると、赤レンガ風の立派な同志社大学の今出川キャンパス。

このキャンパスは、足利義満が建てた「室町殿」の跡地で史跡が沢山残っています。


警備の受付にお聞きしたら、お盆は休館で中には入れないとのことで諦めかけてたのですが、敷地に入らずとも道路から見れる場所を教えてくれました。

室町殿の基礎?を見ることが出来ます。室町幕府と呼ばれる元になった建物なのだそうです。


そして、ランチタイム。

京都行ったら、やっぱり「なか卯」でしょう!…ってことで、「迷わず行けよ 行けば分かるさ!」


なか卯に牛丼があったことすら知らない人もいるのかも? すき家と同じゼンショーグループの傘下になって、2014年にメニューから牛丼がなくなりました。

とは言え、「牛すき丼」があるじゃないかー! しかも、牛丼より好きかもしんなーい!


何故か? なか卯の牛すき丼の写真多め。(笑)


サンマは目黒、なか卯は京都にかぎる!!


いつもは絶対、蕎麦派ですが、京都なので、うどんにしてみました。


少し歩くと、御霊神社があり、この地が「応仁の乱勃発地」なのだそうです。



 狛犬が、ウルトラマンレオみたいです。(^^♪
 

地下鉄東西線で移動し、二条城前駅へ。

珍しく、観光らしい観光。(笑) ほんと、珍しいんですよ。(汗)




二条城は1603年(慶長8年)、江戸幕府初代将軍徳川家康が、天皇の住む京都御所の守護と将軍上洛の際の宿泊所とするため築城したそうですが、奇しくも徳川幕府の最後の将軍である徳川慶喜が、1867年にこの二条城で大政奉還を行い、将軍職を返上することで徳川幕府に終焉を告げました。


煌びやかな装飾は、徳川幕府の威厳を見せつけるものだったそうです。





そして、私も二条城前に別のお城を発見!! その名も「天下一品 二条城前店」

ずっとわたくし…本場、京都で天下一品を食べとうございました。


10年前くらいまで新潟市内に1軒だけあったのですが、あれからずっと食べたいと思いながらなかなかタイミングが合わなかった天一。


「こってり 完飲。 」

チェーン店とは言え、新潟のお店より、年季を感じる一杯でした。

「なか卯」食っとる場合じゃなかった。(;^_^A


いやはや、バイクの疲れもありましたが、灼熱の京都を歩いたのも効きました。

一旦、ホテルに戻って、さっとシャワーを浴びて、夜の京都へGo!

「ただ、もう、歩けましぇん!」

ホテル前のバスから、京都駅まで戻って居酒屋さんで打ち上げ。


京都の居酒屋さんと言えば!「山内農場」(笑)


いえ、九州料理の全国チェーン居酒屋です。


京都駅前に、1階~5階だか6階だかまで全フロアに居酒屋チェーン店が入ってるビルがあって、G.Wには「和民」と「はなの舞」だったので、全店制覇!居酒屋統一の野望を持って、「山内農場」を攻めました。



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8月16日(金)AM7:00起床

京都のホテルは朝食バイキング付きなので、朝8時に朝食。


9時半くらいにホテルを出て、コインパーキングのバイクの元へ。

駐車料金は、前日の昼~1晩停めたにも拘わらず600円でした。ラッキー♪

往路は琵琶湖の西側を走って来たので、復路は彦根経由で東側を走ります。


恐怖なくらいの強風(駄洒落です、笑うとこです。)で、琵琶湖も波が立ってました。

250ccなのに200キロ近い重量のあるスズキVストローム号の上に、ライダーが100キロ乗ってますので、強風に負けない安定走行を実現。

「太ってて良かった。」(ライダー談)


しかし、琵琶湖を過ぎ、越前市に抜ける山道(峠)は…雨。


ただ、峠を抜け越前市では雨も上がって、濡れたTシャツも乾きました。

復路は敦賀市を通らずに、南越前町に出て、越前市に入ります。

ランチは、福井名物ソースかつ丼を目論んでましたが、前回食べ損ねた敦賀の元祖と言われる「ヨーロッパ軒」はリベンジならず。

行きしなにチェックしてた鯖江市の国道8号沿いにあった「ソースかつ丼」の看板を目当てに走ってると、見つけることができました。


だがしかし…お弁当屋や総菜(惣菜バイキング)がメインで、一応、店舗内のイートインできる食堂も併設してるって感じのファーストなお店でした。


果たしてこれを福井名物ソースかつ丼と呼んでも良いのか甚だ疑問の残りますが、まー良しとしてください。




今宵は、小松市でなく金沢市内にホテルをとってありました。

その名も『トリフィート ホテル&ポッド 金沢百万石通』素泊まり4500円也。

予約する時は半信半疑でしたが、やっぱりカプセルホテルでした。


ただ、都心のサウナの付いたカプセルホテルとは違い、綺麗で広くてお洒落。

でも、音漏れはやはりカプセルホテル。

無駄にお洒落な大浴場とサウナはあったので、この旅で初めて大浴場に浸かることが出来たのは良かった。

入浴後、食事は外に出る気力もなく、コンビニで買ってきて、部屋では飲食禁止なのでロビーでこんな感じ。


バッグひとつで世界中を旅するバックパッカーにあこがれていましたが、音を出しちゃいけないプレッシャーは、思っている以上に負担でした。疲れなんか全く取れやしない。

もう1000~2000円も出せば、個室に泊まれるので、次回からは絶対に個室にしよう。欲を言えばやっぱり畳が良いですね。日本人は畳が一番!

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8月17日(土)AM5:00起床

朝風呂に入りたかったけど、金沢市から新潟までは280キロ、7時間とGoogleマップさんからのお達しですが、往路の経験を元に、休み休み帰ると8~9時間は掛かるだろうと踏んで、朝風呂は諦めて6時頃には金沢を出立。

ぐずついた天気ですが、国道に出るまで金沢市内をパチリ♪


金沢城公園を横切りました。残念ながら金沢城は現存しておらず後世の方が建てたもの。

あくまで城跡。




実は今夜、地元の結婚式場で毎年2日間だけ開催されるビアホールに出席せねばならないのです。

ほんとは金沢市内をいろいろ観光して帰りたかったけど、早目に新潟に帰って少し休んでからビアホールに行かないと…倒れそうなくらい疲れはピークに達しておりました。

まずは、富山県射水市で休憩道の駅 カモンパーク新湊で「富山湾の魚たち」


水槽の結露が酷くて、「富山湾の奇妙な魚たち」になってました。(;^_^A


今年は能登地震の影響か?白エビが不漁だと聞いてましたが、こんなところまで影響してまいした。


てか、こちらの水槽も結露で見えないんだけども。


そして、すぐ近くの帆船・海王丸(海王丸パーク)を見学。


20年前くらいだと思うのですが、子供たちを連れて訪れたことがありましたが、当時はまだ「新湊大橋」は無かったような記憶。

調べたら、2002年着工で2012年に完成したそうです。

この後、このカッコいい橋を通ることが出来ました。富山湾が一望できて美しい橋ですね。


富山と言ったら、立川志の輔さん。

「ぜひ、だいてください。」 (富山弁で奢ることを、だく…というらしいです。)


…と、ここまでは順調だったのですが、富山市内に差し掛かったら大雨。

暫し、コインランドリーで雨宿り。


コインランドリーの建物は造ったことがあったのですが、使うのは生まれて初めて。

3日分の洗濯をして雨宿り。


待ってる間に、靴の洗濯と乾燥ができるマシーン発見。ずぶ濡れの靴も乾燥だけしました。


急に現れたカマキリ。 なんかの「虫の知らせ」でしょうか?


午後からは晴れる天気予報でしたが、バッチリ晴れてきました。

乾燥させたTシャツに着替えて、新潟まで戻ります!!


上越市内に入ったのが、お昼の12時過ぎ。 朝から何も食べてないのでお腹がグー。


上越市内で一番好きなラーメン「上海軒」。 久しぶりにいただくことができました。


無料で「アブラ」を入れてもらうことが出来ますが、燕の背脂ラーメンと違って、カシラ肉の脂身を示します。


夕方4時頃、ようやく家に到着。 イエー♪ と言え~!!(家とイエーと言え。)

地元の結婚式場「ピアザデッレグラツィエ」の2日間だけのビアホール…なんとかギリギリ間に合いました!!


ギャー! 酔いが回る~う。


でも、肉美味しい~♪


ツーリングでは大して美味しいものをいただくことが出来なかったので、ここでガッツリ。





〆のラーメンは背脂。 「新潟に帰ってきました!」を実感。




ここまで読んでいただいて「えー!喰ってばっかやん!」という、ご感想かと思いますが、、、あえてフィーチャーしてますので、切り取り方ですよね。印象操作ってやつですね。

「旅とは、食べることである。」

…という名言ふうの言葉で〆ようかと思ったのですが、そんな綺麗なもんじゃなかった。

もう正直、、、絶対にバイクで下道で京都には行かない。(笑)

新幹線は夢の超特急だ!素晴らしい!…ということに気がつきました。(気がつくの遅~い!)

そして、タイヤは四つあった方が良い!(それを言っちゃーおしめーよ!)

「われら青春真っ只中!」な18歳ならまだしも、50過ぎたおっちゃんには過酷が過ぎた。

1000キロを3泊にして距離を4等分すれば楽だと思ったけど、その分、宿泊が多く時間が長くなるので無駄に持久戦になってしまい、かえって疲れました。
やはり、高速道路で時短するのが良き。 そうなると、250ccだと厳しいのかもなぁ~(弱音)

まずは、ちゃんと休める宿を確保することが、次回の課題ですね。

教訓「宿はケチらない!」(;^_^A

冒頭の石になった話に戻りますが、翌18日は身体バッキバキで一歩も外に出れませんでした。

ただ、嫌じゃない疲労感ではあります。おそらく達成感の方が上回ってるのだと思われます。

たとえ、メデューサに石にされても、Like a Rolling Stone…まだまだ石のように転がり続けたい。

日本一周(横断?)の野望。 とりま、北海道~京都まで繋がりました。

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追伸
8月18日 孫2号が誕生してました。 
富山の雨宿りしてたコインランドリーで現れたカマキリが「孫産まれるよ!早く家に帰りなー!」と言う、虫の知らせだったのかも知れません。(虫の知らせの使い方、合ってる?)

お爺ちゃん、まだまだ頑張ります!!