裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

ビッグ・ハッスル

2005年10月17日 | 映画・TV
スポーツの秋 食欲の秋 読書の秋・・・

各々に様々の秋がある。

僕の今年の秋のテーマは、「感動の秋」に決めている

が しかしだ、

日々日常の中にそうそう感動することは少ない。

昨日は久しぶりに「ひとり早朝映画鑑賞会」(DVD)が開催された。

「開催された」と言っても、
開催したのも自分だし、参加したのも自分だけ。(笑)

「感動」するにはこの1本が良いのではないかと、
前々から心に決めていた1本が、ティム・バートン監督の
「ビッグフィッシュ」

ビッグフィッシュ公式HP

公開時に映画館に行こうか?どうしようかかなり悩んだのだが、
結局行けなかったのだが、DVDリリース後もタイミングを逸し、
やっと昨日観ることが出来た。

タイミングというのは、確実に泣けるだろうと思われる映画を
観るというのは、それなりに覚悟が必要なのです。
気持ちがそういうものを欲する時でないと、逆に疲れてしまうから。

結論としては、号泣。
「感動の秋」に相応しい1本でした。
後半、グジュグジュになって泣いてしまった。
大人の御伽噺(ファンタジー)と簡単に安っぽく語るには、
よく出来すぎていると思う。

若き日のエドワード役のユアン・マクレガーが、
なんだか人間に見えない、人形やCGみたい。
父親の本当なのか、作り話なのかそこらへんの微妙な部分が、
彼の人形っぽさと、すごくリンクしていて、
死へ向かう父と、その父を受け入れられない内向的な息子との
対称的であり、表裏が対になっているリアリティーが光る。
(カッコよく言おうとしてるが、全然言えてないよ 俺。)

ああ、久しぶりに泣いたー。
「涙は心の汗」というが、心の運動不足解消に
一役かっていただいた。よかです。よかです。

もう一本は、「哀しみや泣くだけが感動じゃない・・はず」
という、別の意味で感動させてくれるんじゃないか?
と思い借りてみたのが、「カンフーハッスル」

いわずもがなの「少林サッカー」チャウ・シンチーさんの
アクションコメディーだ。

カンフーハッスル公式HP

泣かすのは簡単だが、笑わすのは相当難しい。
哀しみのツボってのは、ある程度お決まりのパターンがあるけど、
笑いのツボってのは人それぞれで難しい。

俺、実はこの笑いにはついていけなかったのです。

少林サッカーでは、笑って許せる過剰演出も、
今回の暴力シーンが、やり過ぎててなんだか鼻について
ついて行けなかった。

「ありえねー」のコピーは秀逸だと思うけど、
「ありえすぎる」流血的な部分の必要性がわかんねー。

やっぱ、笑いは難しいよ。

そういった過剰演出に隠れてしまい、
「おまけ」程度な印象しか残らないけど、
ヒロインのアイス売りの娘さん(決して大家さんのオバちゃんではない)が、
すげー可愛いー。

思わず 萌えーだ。(W

ラストの飴屋さんで、ぐるっとカメラがふたりを廻ると、
子供の時の二人に変わるシーンが、
テクニック的にはありがちだけど、すごく良かった。

ちょいそこだけホロリとしたりして・・・。

「ツボってのはそれぞれなんだなー。」
と、改めて自分でも感じました。
あの映画で、このシーンが一番良かったなんて
言う人はかなり少ないと思う。

早朝5時頃に、映画2本観て泣いてる俺が、
きっと一番「ありえねー」だ。

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