裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

未来は僕らの手の中

2006年10月21日 | ひとりごと・日記
数年前の大水害からようやく立ち上がりはじめた我が町。

避難していた方々も落ち着き先が決まり、
プレハブの仮設住宅もすっかり片付き、
暴れた川の改修工事も軌道に乗った。

そんな折、地元の市長が任期を残し、
(健康上の理由もあったようだが)急遽、引退を表明した。

水害や地震などの自然災害を連続で経験された
現市長の心労を考えれば、誰しも「お疲れさま」の
声があって然りだと思うのだが、その功績の評価や、
引き際にあたって賛否が二分されている。

まだまだ、やり残している事も沢山あり、
その責任の取り方、そして親心からだろうか?
「後継者」という形で、国から派遣され、
災害復旧に手腕をふるい、現市長を盛り立てた
キャリア組の関東出身者の34歳を指名。

一部の議会や有力者などは、
「地元出身者にもっと優秀な人材はいないのか?」
と嘆いているようだが、これと言って有力な
対抗馬も今のトコ声が聞こえない。

もともと、地域性として、
「よそもん=他所の人」と言う考え方が強い土地だ。

方言で「者」を「もん」って発音する時は、
少し否定的な意味が含まれる。
よそもんを「これだから他所から来た人はダメだ」
と訳しても差し支えないと思う。

かと言って保守的かと言えば、
結構、新しもの好きなのだが・・・少々飽き易い。

将来も安泰の国家公務員の立場を捨て、
何かの間違いで、この田舎町に赴任した若者が、
「妻や子を呼んで、この町で市長として頑張りたい!」
と、言ってくれるだけで、もの凄く有難いし応援したいと思っている。

残念ながら我が町が、利権渦巻く、
うまみのあるオイシイ市政財政で、あるはずがない。
将来は悲観的にならざるをえない。

「同世代」と言っても良い、彼の志は尊敬に価するが、
本音は「お気の毒」としか言いようがない。
本人の将来を考えると、もの凄く申し訳ない気持ちになる。

いや、その申し訳ない気持ちが少しでもあるのならば、
微力ながら大いにバックアップするべきだ。
特に同世代の僕等が少しでも、
彼が持ってる能力を最大限発揮できる環境を与えるべきだと思う。

もしや、日本一の若者の市政が誕生するかもしれない。
基本的に思いやりのある正直で人の良い「おぼっちゃま」な
僕らの世代は、結構、「楽しく新しい住み良い町」を、
いとも簡単に作っちゃうような気がする。

いつでも未来は無謀だとか、馬鹿者とか言われた
若者が切り開いていくのだ。

まだ選挙まで時間があるので、
どうなるかわからないが、いずれにせよ政治家は、
高い「志」を持った者が選ばれるべきであり、
それは何よりも尊く代わりの効かないものだと思う。

♪未来は僕等の手の中~♪

そして、握ってるだけじゃダメなのだ。

そろそろ、その手で未来を作る番なのだ。

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