裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

36度7分 微熱展

2009年07月27日 | ひとりごと・日記
栃木から帰ってきた翌日。

夜中3時頃家に着いたばかりなのに、朝、10時出発で、
弟と一緒に、弟の仲間のヤマクラコウジ君の個展、
いや、今回は三人展「36度7分 微熱展」というのを観に行った。

以前も、個展を開いたことのある、
長岡市呉服町の「ギャラリーmu・an」。

http://www.mu-an.net/muan/index.html

今回は、どういう繋がりなのかわかりませんが、
飯塚富久+笠原もなか+ヤマクラコウジの三人による
合同の展覧会。

7月23日までだったので、 この日を逃すと、
観に行く日程がとれなさそうだったので、
眠い目をこすりながら、行ってきた。

作品は、イラスト(絵画)と、版画と、写真・・・
三人三様の表現方法だったが、
繊細で、恥ずかしがり屋さんで、
暗闇の中でポッと灯されたロウソクの灯りのような作品という面で、
三人、共通していたように思う。

ヤマクラ氏のモノクロの写真は、
「光の中の闇」でなく、
「闇の中の光を印画紙に焼き付ける」行為のように思っていたが、
最近の作品は、どうも、光が強すぎるせいか、
以前より、キツさが少なくなってしまったように思える。

技術や、作品性は高くなってるように思うが、その分、
今までの「闇」がどこかに消えそうになってるのが残念だった。

ヤマクラ君に送ったこの展覧会の感想メールを抜粋すると、

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人間の内には宇宙があって、
それぞれに沢山の輝く星を持っている。

残念ながら、周りの人達には、
暗闇の中でないと、その輝きが見えないのです。

沢山の孤独や、痛みを知った者ほど、その闇は深く、
一際輝いて見えるのではないかと思う。

ヤマクラ君の作品は、ずっとその闇の中の光を、
印画紙に焼付けてるのではないかと思います。

出来るだけ、深い闇の中の光を僕等に見せてください。

・・・な~んてな。

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(ま、メール打ってた時、酔っ払っていたのですが・・・すんません。)


ゲイジュツの世界・・・何事もそうかもしれませんが、
初期衝動の表現したい事が、技術力より上回ると、
「やりたいことはわかるのだが・・惜しいね~」なんて言われ、
少し上手くなると、こんどは「面白くない」と言われちゃったりして、
なかなか、難しいと思いますが、所詮シロートの意見ですので、
気にせず、どしどし自分の道を突き進んでいただきたいと思います。

余談ですが、確か、中島みゆきさんで、
「36.5℃」ってアルバムがあったと思いますが、
自ら「ご乱心時代」と読んで、自虐にしていますが、
弾き語りから、シンセや打ち込みなどを多用し、
海外のアレンジャーを起用したロック調の曲が多かった時代。
今となっては、音の古さを感じてしまいますが、
この「ご乱心」があってこそ、今でも中島みゆきさんが、
現役でいられるのではないかと思います。


「変化を恐れていてはいけない!」

ヤマクラコウジ君の次の作品展を心から楽しみにしております。

って、思っていたら、来月・・・今度は個展をやるのね。

ヤマクラコウジ写真展 「サキオ」
8月17日(月)―8月23日(日)

良かったら、皆さま足を運んでやってください!!

(冒頭の写真=撮影 ヤマクラコウジ)


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