賽の河原

一度失敗すると、「死んで詫びてもまだ足りん！」くらいの勢いで、

バッシングされてしまう世の中。

一億総コメンテーター時代の到来だ。

いや、悪いことは悪いでいいんですけど。

ネットだったら、何を書いてもいいんだろうか？

匿名だったら、何やってもいいんだろうか？

人間　生きてれば　失敗のひとつやふたつ　ありませんかねぇ～。




ネットの世界は、「肉体を離れた魂の世界みたいだ」と言う人がいました。

幽霊みたいなもんになって、ふわふわとインターネットという蜘蛛の巣の中を彷徨ってる感じ？

綺麗な魂の持ち主なら、こんなに有効で便利なモノはないと思うし、

汚れた魂の人にとっては地獄みたいなもんじゃないのかな。

汚い言葉で罵り合って、人の失敗を喜々として楽しんで・・・

飽きると次のターゲットを見つけてまた叩く。

いくら叩いたところで、あなたは決して満足することはない。

空に向かって唾を吐いてるのと同じ。

落ちてきた自分の吐いた唾で　自分自身が汚れてくだけ。

それはまるで「賽の河原」で石を積んでるようなもんだ。

すぐに鬼がやってきて　その石を崩して行く。

石を積んでいるのも、崩しに来る鬼も、

どちらも・・・あなた自身。