裏ユキヒロック

ロックとバイクとラーメンが大好きだ。

ほとけさま

2009年09月19日 | ひとりごと・日記
本当は今夜、会社でお世話になった方の送別会なのですが、
その前から約束してたことがあり、どうしても出席できず、
花束でも用意して、他の方に頼んで渡してもらうことにしました。

いつも、ブカブカな制服を着ていて、車の中や、
担当の現場事務所などが汚ったなくて、
まるでRCの「僕の好きな先生」のような人で、

見た目や、そういう所はまったく無頓着なのですが、
仕事のことになると、スパっと目が覚めたように、
コレと決めたらコレになるまで突き進む。

パソコンも自分で努力して、覚えられたし、
国発注の大きな仕事でも、構えず、たじろかず、
とにかく、他人にも自分にも壁を作らない人でした。

この方は「仏様」なんじゃないかと思うことさえありました。

何かと、社内でもあの人がこうだ、どうだみたいな話しになっても、
この方から他人の悪口を聞いたことがない。

いつも、にこやかに健やかな精神を持った方でした。

恐らく、人より強い精神力を持っていて、
だからこそ、良い意味で人のことが気にならない・・・
見た目とか、そんなことより、本質さえきちんとしていれば良く
・・・惑わされない・・・ブレないでいられるのだと思う。

すんません、書けば書くほど、
死んだみたいな言い方になってしまいますが、
今回は普通の定年退社です、あくまで退社。(笑)


数年前に奥さんが倒れられた時も、辛い顔ひとつ見せず、
よく看病&介護をされていて、
「立派な方だなぁ~」と、心から尊敬をしてました。

何かと声を掛けてくださり、可愛がってくれた方だった。

本当に自分が尊敬できると思う、数少ない先輩がまたひとり
いなくなってしまうのは寂しい。

建築と土木の違えはあれど、
苦労されて、築かれた先人の思い、意思は、
微力ながら、少しでも「継いでいければなぁ~」と思います。

仏様までにはなれないけど、(あまり、なりたくもないかな?w)
私も見習って、少しでも周りを笑顔にできる大人になりたいです。


長い間、お疲れさまでした。