「朱鷺が見附市へ!」
佐渡から放鳥された朱鷺が、なんと隣町までやってきた。
日本の最後の朱鷺「キン」が2003年死んでから、
たった5年で隣町に飛んでくるまでになったのだ。
中国からの預け入れ、人口ふ化・・・
絶滅させたのも人間、再生させたのも人間。
発信機付きの朱鷺が増えたところで、
それは自然界の法則に合っているのか?
倫理的なことは疑問が残るけど、単純にこのニュースを聞く限り
・・・驚いてしまうばかりだ。
もう何年かすると、普通に朱鷺の群れが飛んできて、
今度は「田んぼを荒して困る!」
・・・みたいな話になるのも、またそれはそれで恐ろしい。
片や山を荒され民家に降りて来た「熊が危ない!」と殺しまくり、
片や「種が絶滅しそうだ!」と保護している。
あまりにも、矛盾した人間のエゴに恐ろしさしか感じないが、
それもまた朱鷺にはまったく関係のないこと。
大空を悠々と朱鷺の群れが飛んでる姿をみたら、
実に勇壮だろうなぁ~。