英語と仕事の好きなワーキングマザーゆきの日記

小4、小1のボーイズを抱える、管理職ワーママの日記。お酒、ランニング、旅行とショッピング、仕事について綴ります。

機関車トーマスが好きな理由

2012-05-06 17:33:20 | 読んだ本
3歳Yuは機関車トーマスが大のお気に入り
そろそろ戦隊モノに移行しちゃうかなと思いきや、
まだまだトーマスLOVEのようです。

息子のトーマス好きは私がそのように仕向けているせいかもしれません。
きっかけは2年ほど前に手にしたこの↓本。


機関車トーマスと英国鉄道遺産 秋山岳志 集英社

タイトルに「機関車トーマス」とありますが、
トーマスシリーズの裏話に特化したものではなく、
TVシリーズの原作『汽車のえほん』の作家ウィルバード・オードリーが
イギリスの鉄道遺産に魅せられ、
その支援を目的に作品を残していく様子が描かれています。
機関車が全盛だった時代は遠く昔に過ぎ去ってしまったけれど、
賛同者から資金を募った保存協会が機関車や線路といった資産を譲り受け、
機関車運行のためにボランティアが労働力を提供して運営を行うという、
イギリスならではのボランティアリズムをベースとした鉄道遺産の姿。
ちょうどイギリス旅行中に手にしていたので、
古き良きものを民間の手で保全する清々しさを実感しながら読んだのでした。

機関車トーマスシリーズの中にはテレビ放映のために作られた話もあるのですが、
ウィルバード・オードリーが手がけた作品の日本語版は↓のようです。
我が家では数冊ずつ図書館から借りてきて楽しんでいます


ミニ新装版 汽車のえほん (全26巻) (ミニ新装版 汽車のえほん)  ポプラ社

『汽車のえほん』シリーズは『機関車トーマスと英国鉄道遺産』によると

 ・徹底的にリアリティにこだわり、内外の鉄道で実際に起こった、
  もしくは起こり得る事故やハプニングに基づいている

 ・牧師だった作者ならではの強い教育的メッセージがこめられている。
  意地悪だったり、傲慢だったり、怠け者であったりする機関車が
  何かしらの失敗を犯すが、それを反省したりほかの機関車に諭されたりして、
  最後には失敗を帳消しにする。

 ・見開きの片側に絵、その対向に文章を置くという本の体裁や
  子どもが持ちやすい小さな版を採用しているなどあくまで子ども目線。
  語られる言葉も1ページの単語数を80-90語と極限まで削り、
  残された単語に豊かな表現力を与えようと考えられている。

実際に読んでみると機関車同士の韻を踏んだ会話、
個性的な機関車たちがその個性故にしでかしてしまう失敗、
そんな機関車たちを厳しく温かく見守るトップハムハット卿(絵本ではふとっちょ局長)etc
が楽しめます。
TVシリーズよりもそれぞれの機関車が個性的に描かれているように思います。

『機関車トーマスと英国鉄道遺産』には『汽車のえほん』に出てくる機関車たちの
モデルとなった実際の機関車なども触れられていますし、
えほんのエピソードの背景なども分かります。
息子と一緒にTV、DVD、そしてえほんとトーマス三昧(!?)の今、
『機関車トーマスと~』を読むとなるほどねー!と納得することがたくさん

こうやって改めて書くと私も結構トーマスが好きなんだなぁと実感です



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