月山富田城に登城の際、月山入口に着いたときは正午を大きく回っていた。
腹が減っては戦は出来ぬ!
幸いにも目の前の道の駅でそばの看板を見つけた。
そば好きの私にとっては願ってもないこと、「出雲そば」で腹ごしらえをすることに。
出雲そばは、戸隠そば(長野県)、わんこそば(岩手県)に並び、日本三大そばの一つといわれているようだ。
冷たいのと暖かい(釜揚げ)のどちらにする?、やはりこの季節には冷たい蕎麦。
イメージしていた通りの「出雲そば」が出てきた。
引きぐるみで黒っぽいそばである。
朱塗りの丸い器(割り子)に分けられ、普通、三段で一人前のようだ。
薬味は、きざんだ海苔、鰹節、ネギの三点セット。
一段ずつ直接そばつゆをかけ、それぞれに好みの薬味を載せていただく。
このように食べるので、そば猪口は要らない。
一段目は海苔、次に鰹節、最後にネギと、それぞれの薬味を使いながら一人前を三つの味で楽しんだ。
小分けされているので、一見少ないように見えたが私には充分な量であった。
腹もこしらえ、気を引き締めて月山の登り坂に向ったのだった。