少しずつではあるが秋が近づいてきている。
いつもの「橙や」さんのお薦めも、この間とはがらりと変わっていた。
取り敢えずのビールはそこそこに、日本酒をいただく。
秋の味覚のひとつギンナンは、殻付きで、たっぷりと塩がまぶしてある。
殻をむくときに残るわずかな塩が、いい塩梅である。
モチモチとしたギンナンの実と塩だけのシンプルな味わいは、酒の味を引き立てる。
その他の肴も秋の素材を使ったものが主となり、良い酒の友となる。
これは、「お凌ぎ」としてちょうどよいサイズのお餅。
秋らしくシメジ、シイタケ、エノキなどのきのこの入った餡がかかっている。
改めて言うまでもないが、秋は良い季節である。