食事処や居酒屋で、最初の飲み物を頼むと、多くの場合「お通し(突き出し)」が添えられてくる。
あれやこれやと好みの料理をオーダーする前に、とりあえず、これで始めていられる。
お通し一つと言えども、お店によっていろいろである。
決して板前さんが手を抜いていないことが分るお店はうれしいものである。
昨晩出されたお通しは、「菜の花の煮浸し」。
春を先取りした食材を使った一品である。
菜の花とアサリの煮浸しにウドが添えられ、削り節がかかっている。
つまんでみると、春野菜や山菜の持つ「えぐさ」もちょっぴり感じる。
いい塩梅の出汁が浸みこんでいて、お酒のスタートにはとてもいい。