幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

富山湾のうまい魚を食いに行く

2021-11-09 | グルメ

カニ漁解禁のニュースを見ていて、うまい寿司を食べたくなり「新湊」(富山県射水市)出掛けた。

 

北陸新幹線の開業以来、ずいぶん便利になった。

東京からだと、「かがやき」に乗ると2時間ちょっとで富山に着いてしまう。

駅前から「富山 ぶりカニバス」に乗ると40分ほどで新湊の「きっときと市場」に到着。

このバスは10月から3月、ぶりやカニのシーズンだけ運行されるようである。

氷見まで行っているので、寒い時期のカニや、ぶりを目当てのこちら方面の旅には都合が良い路線である。

 

「きっときと市場」に並ぶ海産物をひやかしていると、ちょうど昼時になる。

寿司の暖簾を見つけ、席の空くまで少し待つ。

たくさんある寿司のメニューから、「すし御膳」をオーダー。

新鮮な寿司ネタは期待通りであったが、あふれるばかりにカニとイクラがのったいなり寿司が珍しかった。

また、セットになったみそ汁は、カニ、エビ、ぶり、つみれなどがふんだんに使われていて、これだけでも頼みたくなる逸品であった。

 

その晩は、「寿司」夜の部。

夕方、新湊にとってあったホテルに着くと、さっそく、お薦めの寿司屋さんを挙げてもらう。

いくつかのお店を紹介いただき、そのうち移動に便利なところを予約した。

寿司は好きでも、昼に夜にと連チャンは始めてである。

富山湾は「天然のいけす」と言われるほど豊富な魚が獲れる海である。

何を食べるか? とにかく、板さんにおまかせとする「富山のすし」。

いか、メジマグロ、あじ、カニ、カニみそ(軍艦)、甘えび、スズキ。

さらに、ばい貝、白エビ、のどぐろ。

ビールのお供に出てきたカニみそも贅沢なものだった。

 

さらに日付が変わった翌日は、高岡市に移動。

市内何か所かを見物した後の遅い昼ごはんも「寿司」にする。

例により、観光案内所で「お薦めの寿司屋さん」を教えてもらう。

「待ってました!」とばかり、さっと2店を推薦してくれた。

予約するよう促されて電話をしたが、どちらも昼の営業を終える間近であり、今からだと無理だといわれてしまった。

それではと、3軒目に教えてくれたのが回転ずし。

こちらは時間の制約はないが、ちょっと遠いという。

それでも、駅前からタクシーに乗るとあっという間についた。

回転ずしと聞いたが回転はしていなく、注文はタブレット端末からするとそのつど握ってくれる。

さすが富山湾に近いだけあって、ネタは豊富で、のどぐろや白エビもある。

 

一泊二日、急きょ計画した旅であったが、寿司ざんまいの旅であった。

さてさて、もう少し経つと「寒ブリ」の季節になる・・・。