幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

自然災害にやられた「信州リンゴ」

2021-11-25 | 日記

長野県の北信(長野市・須坂市・中野市、等)は、リンゴやぶどうの産地である。

ところが、いつもなら「ふじ」の出荷最盛期で活況を呈しているはずなのに、今年は地元の表情が暗い。

 

生産者の直売所では「もうこれしか無い」と、少なくなった在庫を見せてくれた。

一方、農協系のスーパーに立ち寄ってみたが、「品不足で、ものが入ってこない」と訴えていた。

 

訳を訊くと、

春先に、花芽が霜にやられ、結実する数が減り収穫量が少なくなった。

もう一つ、場所にもよるが、雹(ひょう)が降り、リンゴの実を傷つけた。

この影響は大きく、特に「贈答用」になる出来の良いリンゴは少ないようである。

 

傷ついたリンゴ。

売り物にはならないのだという。

 

自然災害とは言え、生産者にとってはつらい結果になっているようだ。

まだ、19年の水害で、水に浸かったリンゴの木の記憶がまだ消えてないのに・・・。

ところで、多少の傷は味には何の影響もない。

私は、この「キズリンゴ」を積極的に食べるようにしている。