長和町(長野県小県郡)の特産品として、ダッタンそばがある。
もともとダッタンそばは苦みが強く、食用には適さないとされていたそうである。
ただし、ここ長和産の「信濃霧山ダッタンそば」は、実際に食べても気になるような苦みは感じない。
私は、日頃、ダッタンそばの実を焙煎したものをお茶代わりに飲んでいる。
健康食品としての効能を期待してである。
長和町の「信州 立岩和紙の里」に、「焙煎ダッタンそば」を購入しに出かけたので、そこで昼食をとった。
店頭に下がった暖簾には、”地粉・自家製粉 手打ち”とある。
蕎麦好きにも、そうくれば申し分なしである。
写真を撮る時間にも蕎麦の味は変わる。
早速手を付ける。
手打ちのシコシコとした食感、口に広がる蕎麦の香りを楽しむ。
保存状態が良いのか、蕎麦の風味が残る。
そば一本一本は、真四角というより少し平べったく見える。
「どうだ!」と言うばかりに、定規で測ったようではないが、それは手打ちの良さでもあろう。
余談である。
そば処を出ると、建物の角に「100均」があった。
そこは、地元の野菜を、すべて一袋100円で販売する無人販売所だった。
お昼を過ぎ、売り切れのものもあったが、ナス、みょうが、ジャガイモを買う。
かなりのお値打ち感がする。