上田市に隣接する青木村には、この村特産の蕎麦「タチアカネ」が栽培されている。
蕎麦畑を埋め尽くした白い花が実になると、その名の通り「茜色」になる特徴がある。
初めて見たとき、白い花に赤い色が混じった美しさに、思わず見惚れてしまった。
青木村では、何軒かのお蕎麦屋さんがタチアカネの蕎麦を提供している。
「道の駅あおき」の食堂もその一つである。
このご時世、客は一方に向いてテーブルに着き、互いのディスタンスを確保。
お蕎麦は、シンプルに「ざる」を注文。
噛んだ時、タチアカネの香りとうまみが口に広がる。
あー、この味!、一口噛んだ感じで思い出す。
ちょっと薄めに感じるつゆがうまみを引き立ててくれる。
他にも、どんぶりやセットものもあるのだが、やはり蕎麦の注文が多いように見える。
野菜の浅漬けで箸を休めながら、久しぶりのタチアカネの味を楽しんだ。