ハリ天狗マネージャーの笑顔いっぱい!

走り回る鍼灸師・ハリ天狗を操るマネージャーの日々奮戦

「騙し絵の牙」塩田武士・著 読了しました♪

2018年06月07日 | 
大泉洋を充てて書いたというこの小説。

 <表紙>

 <こちらは裏表紙>

最初の登場人物である小山内甫が大泉洋なのかと思ったら
どうやら違うみたい。

大手出版社の雑誌編集長。
シュッとした着こなし、巧みな話術、
ひとあしらいも上手く、人望も厚い。
編集者としても能力高く、、、

それが主人公の速水輝也。すなわち大泉洋。

しかし出版社は紙の時代が去り、会社存続においても
厳しい時代となり。
紙の雑誌こそ小説家や漫画家や編集者の生命線。
紙にこだわる速水はついには経営陣に盾突き、
責任を負って退社する。。

なんて無念なんだ!
こんな有能な人材を放っておいていいのか⁈

と、思わせておいて、、、

速水の華麗なる転身が始まる。
それも見事な変わり身。真逆の世界に。

「騙し絵」と比喩されるものはなんだったんだろうと
読み進む間ずっと疑問だったことがここで解決を見る。。

「彼は、華やかな美人と思ってても、視点を変えて見たら牙を剝く悪魔が浮かび上がる、、みたいな『騙し絵』だ」
との、小山内のつぶやき。。

速水の本当の正体は⁈
騙し絵のように外面からは想像つかない
見方によっては真逆な姿の速水。

その速水の過去、生い立ち、正体を突き止めるのが
最初に登場していた速水と同期の小山内だったという。。

最後の章までタイトルの謎が解けない小説。
最後にバッチリ堪能させてもらいました☆
すごいな!

まさに大泉洋が目の前で演じてくれていて、
映像的にも楽しかったです♪






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