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como siempre 遊人庵的日常

見たもの聞いたもの、日常の道楽などなどについて、思いつくままつらつら書いていくblogです。

篤姫 第36話「薩摩か徳川か」

2008-09-08 21:57:13 | 過去作倉庫07~10
 基本的に、大河ドラマなどを見て「史実と違うじゃねーかよ」とか言って、こういうところに悪口を書くのは好きではありません。まあ、ドラマはやっぱり楽しく見たいと思ってますし、そんなに史実の扱いが許せなけりゃ、とっくの昔に見限って、こんなに手間のかかることを毎週続けてないよ…ということで、適宜ないい加減さはあえて見過ごしているワタシなんですが、今回、はじめて
 それはねえだろうぅぅぅっっ!!
…ということがありました。ま…このドラマは『篤姫』なんで。『翔ぶが如く』じゃないんで。悲劇の同士討ちも「可哀想なヒロイン」の刺身のツマに使われてもしょうがないんでしょうけど。でもねえ、いくらドラマが陰惨になるからったって、あんなにアッサリきれい事にしちゃダメだよ。
 と、めずらしくイラついるわたくしでございますが、まあ、そこらへんは学習会にお付き合いいただくとしてですね。ドラマはドラマとして。篤姫第36回です。今週もおつきあいよろしく!

 先週、和宮の手をとって、♪ボクは今さわやかな君だけのプリンスになると決めたのさぁ~♪(古っ!)、と決意したリトル上様は、バカップル…いやおしどり夫婦への道をまっしぐら。殿中でも昼間っからラブラブです。
 それを微笑ましく見まもる天璋院。「見ましたよ~仲睦まじくってこの~!」「いやあ」とかいってお茶室でじゃれているところに、滝山が飛び込んできて、「島津久光が挙兵して京都にむかいました」との急報。
 そんなことをいま母上様のお耳にいれなくてもよい、と怒るリトル上様ですが、滝山が言わなくたってもうお城中のうわさです。本寿院様が「天璋院じゃ。糸を引いているに違いない」と意図的に悪意の誤解をしています。まあ、この人がいくら話を捏造したって大局にはなんの影響もないですけど。

 ファントム久光の行列は下関に到着しますが、先に着いて下関で待っているはずの西郷さんが、勝手に大坂に移動していて居ません。挙兵に便乗する過激派浪人の暴発をおさえるため…ということなんですが、ファントムは怒り狂って声も2オクターブくらい上がってひっくり返り、「西郷をひっ捕らえよ!そして島流しにするのじゃ!」と、すんごいショートカットして量刑まで決めてしまいます。
 とるものもとりあえず、帯刀・大久保コンビは大坂へ飛び、西郷さんに会います。西郷さんは「オイは久光様の下で働きたくなかと思うちょったので、島流しはちょうどよか」と投げやりな態度。なんかコレだと、上司が気に入らなくて職場放棄しただけの人みたいで、ちょっと事情を端折りすぎなんですけど…。とにかく「吉之助さあ、時がくるまで辛抱していると約束してくれ」「正助ドン!」とふたりで抱き合い、いるだけの帯刀が泣きながらウンウンうなずくという、いつものパターンでオチがつきます。
 そのころ、有馬新七たち誠忠組の過激派は、久光様の行列から離脱して、京都の寺田屋に集まっています。目的は、弱腰の開国政策を推し進めるために天皇をだまして和宮を拉致した幕府と、その関係者に天誅を加えること。ずばり言って関白と京都所司代の暗殺。これです。

 そのファントムはいよいよ京都入りし、天皇に…いや官位が無いので拝謁はできないため、お取り巻きの公家さん達に会って、引兵上京の目的をのべます。謹慎させられたままになっている松平慶永、一橋慶喜ら旧一橋派の大名を復活させて、幕政改革を促す、その旨天皇の勅状をいただきたいということで、その建白書も用意してきてます。
 ついに京都までやってきて、天皇に建白!ということで興奮している久光ですが、岩倉鶴太郎などは思いっきり見下して、「薩摩さんも思い切ったことをしはるわオホホホホ…」。このようにバカにされても、久光、いまいちピンときてないらしい。
 
 こういう建白書の類は、すぐにコピーが出回って有力者のところに届くのがこの時代の常で(だから「写し」っていう古文書が沢山あるのね)、江戸城にもすぐ届きます。FAXかEメールかってくらいの速さで(笑)。
 外様大名の分際で、っていうか大名じゃない久光が天皇に建白したことで、千代田城では非難ゴーゴー。天璋院の立場も悪くなり、筆頭老中の久世広周に「薩摩から密書とか来ていませんか」と失礼なこと聞かれたりもします。
 そんな僭越な建白書のとおりに勅状が降りたりしたら、幕府の立場がないわけで、天璋院は、例によって奥の手を考える。それは「先手をうって、建白書どおりに旧一橋派を復権させるのです」って。おいおい。それだといかにも「天璋院が薩摩の陰で糸を引いて…」とか言われそうで、実際20分後くらいにそう言われるんだけど、上様は素直なので「それはよい考え」とすぐ実行しちゃうんですね。
 かくして一橋ヨッシーや、松平慶永あらため春嶽ちゃんたちが返り咲くことになりました。あしかけ4年の謹慎中に暗さが増したヨッシーは、「薩摩ごときの建白で返り咲くなど不愉快きわまりないことじゃ」とか恩知らずなことを言ってます。

 ファントムは、寺田屋に集結して突出しようとしている有馬グループを「説得して連れ戻して来い」と、使いを派遣します。使いも仲間内のことで、「でも、説得に応じないときは?」と不安がるわけですが、「そのときは臨機の処置があろう!」、つまり「斬ってよし」ということですね。
 そんなわけで、寺田屋に派遣された誠忠組の説得チーム。有馬さんの性格は知っての通りで、「ひとつ大人しく戻ってくれ」とかいっても応じないわけです。説得組も主命を帯びてきてるので、応じてくれないと上意討ちになってしまうよ…と泣いて頼むのですが、応じない。仕方ない…。「上意ーーーッッ!!」と叫んで抜きうちに切りかかり、巷間つたわる「悲劇の同士討ち」が始まるわけです。
 刀を折られた有馬さんは、討手を力技で壁際に押さえ込み、仲間に「オイごと刺せえーーーーッ!!」と叫ぶ。同志はキエェェェーー!!と気合一発ふたりを串刺し! 幕末劇のなかでも名高い場面です。ここ、『翔ぶが如く』では蟹江敬三の顔が血みどろになって凄かったですけど、今回は女性むけ・お茶の間むけということで(笑)。出血は最小限か、それ以下でした。

 こうして、身内を斬ってまで京都の治安を守ったということでファントムは男を上げ、京都政界でもチヤホヤされるようになります。「わるいけどあの連中の突出は幸いだった」と言うファントムに、帯刀はショック! もう殿なんか信じられない、江戸へもいきたくない、昇進もことわって薩摩に帰る!と。かあちゃん振り切って出てきたのは何だったんすかね。
 そんなダダッ子帯刀に、大久保さんは、「いや、実は寺田屋には、誠忠組にあてた有馬さんの遺書があって」と言い出します。その遺書っていうのが、「我々が突出して討たれることで、久光様は名をあげて働きやすくなることだろう。そのための捨石になる。これが我々のできる忠義なのだ」というもの。
 それはねえだろうっっ!!!…と、冒頭述べたのはこのことです。奇麗ごとにもほどがある。帯刀も、「ダメだなアーわたしは!!」なんつって簡単に心を入れ替えてる場合じゃないよね。
 いや…。でもこの「有馬の遺書」って、もしかして大久保さんの捏造なんじゃないの。
…と、なんとも微妙な、ウソともホントとも、何も考えてないとも判然としない大久保さんの顔をみて、そんなことを思ったりもしました。久光が「許せ……!!」とか言って号泣してるのも、大久保の仕込みだったりしてね。そう考えると、このあとのいろんな事のつじつまが合います(大久保が活躍するようにものごとが運ぶのが)。
 ということで、わたしの中では、この遺書問題は、勝手に「大久保の捏造!」ってことにさせといて下さい(笑)。

 今回はあともう一個、見るものを微妙な気分にさせる場面が仕込まれてました。
 薩摩の同士討ちの話を聞いてショックをうけた天璋院は、さらに「天璋院が薩摩の黒幕なのでは」みたいなことを、そこらじゅうで言われてすごく落ち込んでます。しかも、リトル上様にまで「慶喜の復権は手回しがよすぎるとか、最初からそれ目的で嫁いできた母上のことだからとか、無礼なことを申す老中がおり」なんて言われて、「老中じゃなくて、貴方がそう言うんですね」とガックリ肩を落としてしまいます。
 そして、ご乱心。天璋院は庭でボンボン火を炊いて、部屋にあった薩摩ゆかりの品々を盛大に焼き始めたんですね。すぐにギャラリーが出来、和宮と観行院と妖怪メイコ、本寿院様ご一行、などが天璋院の破壊行為をボーゼンと見つめていますが、その前で、わざわざ「これは生家の父が愛した白薩摩…これは父斉彬公から賜った薩摩切子」とか口に出して言いながら、これ見よがしに火にくべていくわけです。
 いや、これ見よがしにやらないと、「徳川の人間としての覚悟を示す」ことにならないから。こっそり燃えないゴミに出してもしょうがないから。そりゃまあ分かりますけど、リトル上様が飛んできて「母上様、おゆるしください、わたしが悪うございました」とか言って泣いて謝るのは、思いっきりクサかったよなあ。
 いっそリトル上様の目の前で、幾島の形見の掛け軸とか尚五郎さんとおそろいのお守りとかを火にくべるまでやりゃあ、「私は徳川の人間です、薩摩など知らぬ!」って啖呵もドスがきいた思うんだけどね。なんだかなー…と、心は果てしなく妖怪メイコに同化していく、スッキリしない幕切れなのでした。

今週のなおくん
せっかく「これは戦じゃ!」とかキメ台詞をキメて出てきたのに、「戦になったら天璋院様のお立場はどうなるのでしょうか」ってなんじゃそりゃ。ジェニーには(笑)聞かせられないセリフですな。ここんとこいつも「うなずきお兄さん」で45分終わってしまうんだけど、来週は?

今週のファントム久光
ひっくり返ったキラキラ声は、今週も惜しみなく披露してくれましたが、あんまり乱発すると小物っぽく見えるから注意が必要ね。言ってもしょうがないことだけど、「許せ…」とか言って泣かないでください。半端な善人や常識人は貴方には似合わない。迷わず「小物のスーパースター」への道を歩んでいただきたいです。

今週のリトル上様
いつになくチークの色が濃いように見えたのは気のせいか。

 次週は生麦事件。これからドトウのように事件が続きます。できれば、天璋院と帯刀の再会とかにモタモタ時間を食わせずに、幕末史を飾る血煙生麦街道を、じっくり見たいもんですな。
 また来週!


10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんはです (ikasama4)
2008-09-08 23:32:11
久々に大河ドラマを見て唖然とさせられました(笑)
全てをキレイにし過ぎてますね。

なぁんか変な美化意識がありますね。

という事で庭田様とは御仲間になりました(; ̄∀ ̄)ゞ
最近は観行院が狐の妖に見えてきてます(; ̄∀ ̄)ゞ


別段そーゆーキレイな部分は天璋院に任せて
後の方々にはドップリとドス黒い展開を見せて欲しいんですけどね。

こーゆーのを見てしまうと
去年の大河が懐かしくなります(苦笑)


じゃあ来年の大河を楽しみにしようかと思ったりしたんですけどねぇ。

Wikipediaで調べた結果がこれ↓
http://ikasama4.at.webry.info/200809/article_12.html

なんか・・・なんか・・・すっごい不安です(; ̄∀ ̄)
返信する
有馬の遺書問題 (猫八百)
2008-09-09 05:10:50
こんにちは、
有馬さの遺書問題なんですけど、こんなページを見つけました。

ttp://plaza.rakuten.co.jp/yamamomo02/diary/200809070000/
ポンコツ山のタヌキの便り 9月7日
 篤姫ドラマと寺田屋事件の史実

これによれば、遺書そのものはなかっただろうが、有馬らの京都挙兵計画に関わった岡藩士小河一敏による『王政復古義挙録』に、それに類するような記述があるのだそうです。(ただし個人的には、そこに引用されている文章を読むと、少し違うように読み取れてしまう。)

幕末事件ファイル 寺田屋事件、
その2、(もしあれば…)
期待しています。
返信する
寺田屋 (SFurrow)
2008-09-09 08:04:36
この前の学習会を読み、あ~知らなかった事が多すぎる!と脳みそ負荷過重状態で今回へ・・・出だし、下関にいるはずの西郷がいない!なるほど予習しといてよかった!と好調に進んでいったのですが、庵主さん、ikasama4さんのおっしゃっているのと同じような事を途中から私も感じ始めました。
遺書の件は「大久保の捏造」ってすごく良い!(すでに私の脳にはそのようにインプット)
でも、すでに妻のいるリトル上様がいつまでも天璋院にベタベタして(ベタベタは勝手だけど、政策的にもあまりにも言いなりだ)いるのも頼りなく、天璋院の「焚火お片づけ」も、単なる無駄遣いにしか見えなかった・・・(江戸の庶民は物価高で貧窮してたのにっ!)

>天璋院と帯刀の再会とかにモタモタ時間を食わせずに、幕末史を飾る血煙生麦街道を、じっくり見たい
来週は、私も↑切望します。
返信する
いろいろ不安です(笑) (庵主)
2008-09-09 20:55:09
ikasama4さん

わたしもはじめて庭田さまに深く感情移入しましたわ(笑)

>別段そーゆーキレイな部分は天璋院に任せて
後の方々にはドップリとドス黒い展開を見せて欲しいんですけどね

そのとおりですね。
よくない大河ドラマのパターンとして、歴史の汚点を無理やりにきれい事にしてしまうのと、なんでも主人公の手柄にしてしまうというのがありますけど、そういうドツボにはまらないで欲しいと願うばかりですね。

幕末史は、これから、もっと黒い、単純な善悪で割り切れない事件が起こってきますけど、そういうところの処理をどうするんでしょう。

>来年の大河

いやーいやー、めちゃくちゃ心許ないですね(笑)。何より不安なのは「歴史ドラマより現代劇を見せたい」とかいう、脚本家かプロデューサーかの発言だったりしますが…うわー、利マツの悪夢再び?(笑)。

…とかいいながら、ikasama4画伯のお宅の風林火山勢ぞろいにキャーキャー興奮して、なんか満足してしまったわたし^^;。
返信する
遺書問題。 (庵主)
2008-09-09 21:09:30
>猫八百さん

いらっしゃいませ。コメントどうもありがとうございます。

ご紹介のページ拝見しましたが、そうですねえ、これは解釈の問題だと思うんですよね。

たぶん、有馬新七が小河一敏らに、久光が「大処置」を行うための起爆剤として事件を起こすと言ったのは、その通りだと思うんです。
ただ、ここで期待されている久光の「大処置」というのが、ドラマの解釈とは全然違いますよね。

有馬新七はものすごくストイックな尊王主義者で、この時代、藩主と天皇と、どっちのお役に立つのが武士として正しい道なのかということを考え抜いていて、考えた末、「天皇である」という結論に至ったようです。
そして、尊王の立場を貫くには結局「討幕」というところに突き進むしかないわけで、自分が起爆剤になることで久光が退路を絶たれ、討幕の道に進むなら、藩主を尊王の道に導くことにもなり、それが「自分に出来る忠義になる」と、こういう理屈かと思うんですが。どうでしょうか。

当時の尊王主義主のメンタリティも、なかなか現代では想像しにくいものがあり、理解が難しいのですけど、ドラマ内で「久光に功業をさせるために捨石になった」と解釈されたのは、有馬新七の意図を都合の良いように曲解したようで、残念でした。
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言いなり上様 (庵主)
2008-09-09 21:19:16
SFurrowさん

遺書捏造説にご賛同いただき、ありがとうございます^^。

>ベタベタは勝手だけど、政策的にもあまりにも言いなりだ

いや、ホント。素直っていうかなんというか、言われればそのまま従ってしまう体質なのかしら(笑)。
でも、老中のいいなりにもなってるし。
あっちもこっちも言いなりになってるうちに、京都くんだりまで借り出され、にっちもさっちもいかなくなって過労死…ということなんでしょうか。天璋院にの言いなりになってるのも、ある意味この上様の人生を暗示しているような(笑)。

>天璋院の「焚火お片づけ」も、単なる無駄遣いにしか見えなかった

くれ好きなんだから、みんなに分けてあげればよかったのにね。それともまとめて薩摩に送り返すとか。
それにしてもツボやガラス製品を焼いてどーなるんだろうか、とちょっと思った…。割るとかすれば凄みも出たのに。

生麦事件は楽しみですが…。どうも「再会の碁」のほうが扱い大きそうですね…(トホホ)。
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妄想 (ねーねー)
2008-09-09 22:49:35
TVが壊れてしまったので、こちらで場面をアレコレ想像させて頂いております。
妄想しやすいニックネームのつけ方がサイコーです!
ところで…「おとうと36話」になっておりますが…^^;
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ひゃー! (庵主)
2008-09-10 07:30:40
ねーねーさん

いらっしゃいませ。コメントありがとうございます♪

おとうと36話………ひゃーーー!!!!
ご指摘ホントにありがとうございます。直しました。こういう馬鹿って、しょっちゅうやっています(滝汗)

テレビはやく何とかなるといいですね。
そういう非常時にお役に立てるとは嬉しい限りです。
返信する
走れメロス? (ブガッティ)
2008-09-12 17:03:18
今回は、明らかに有馬新七らの意図を曲解してますね。

君命を無視して突出した以上、上意討ちされる覚悟はしていたでしょうが、それが目的だったとは思えません。
だとしたら、暗殺計画自体が狂言だったということになりかねません。

ドラマとはいえ、あまり史実からかけ離れた創作は避けてもらいたいですよね~。



さて、番組終盤で天璋院が薩摩ゆかりの品を次々と燃やしていたシーンで、幾島から贈られた掛け軸が火にくべられる寸前にリトル上様が駆けつけるだろうことは、予想できました。
あの掛け軸が燃やされてしまっていたら、なぜ現代に残っているのか説明が付かなくなってしまいますからね(笑)

リトル上様が天璋院に駆け寄って、
「お許し下さい! 母上様を少しでも疑ったのは間違っていました…」
という場面は、まるで走れメロス。

さすがに「母上様、私を殴って下さい!」なんて台詞はなかったですけど(当たり前か…笑)。
返信する
掛け軸問題 (庵主)
2008-09-12 23:49:18
ブガッティさん

>だとしたら、暗殺計画自体が狂言だったということになりかねません

それですわ。
変なふうに話をこじつけたり、きれい事にすると、根本的に矛盾が生じる恒例です。

幕末の歴史はきれいごとや正義ばかりでは割り切れません。
ドラマのつごうで、あんまり無理のある処理を重ねるのもいかがなものか。

>あの掛け軸が燃やされてしまっていたら、なぜ現代に残っているのか説明が付かなくなってしまいますからね

あっホントだ!
と、いま、この春の江戸博「篤姫展」の図録を見ています。「天璋院所要・薩州桜島真景図」は無事に出品されていました(笑)。

>母上様、私を殴って下さい!

いや、それは和宮の見ていないところで……(エエッ?)
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