goo blog サービス終了のお知らせ 

como siempre 遊人庵的日常

見たもの聞いたもの、日常の道楽などなどについて、思いつくままつらつら書いていくblogです。

真田丸 第20回

2016-05-26 22:55:38 | 過去作倉庫15~
 キリ番回です。ドラマ自体の大きな定点観測ポイントは折り返しの6月終わり、第25回くらいにくるので、そこにむけて、大事な仕込みの続く段階なのですが、今回は、はっきりいわせてもらうけど、ひどくつまらなかったです。  まあ、去年までさんざん駄作を見てきた心身の飢えから、とにかく楽しもう、楽しまいでかとガツガツしてみてきたのも、20回ともなってだいぶ落ち着いたのでしょう、アラというか、このドラマがはら . . . 本文を読む

真田丸 第19回

2016-05-16 23:30:20 | 過去作倉庫15~
 今週は、なんというか、あれですね、「神回」という言葉が一瞬あたまをよぎったんだけど。  神回なんていったら大げさですが、真田丸に関しては、毎週面白いのは確かなんだけど、その先をいって、なんか圧倒されるような回というのがいまのところなかった印象なんですよね。すごく正直に言わせてもらえば、ドラマの面白さとか迫力が、制作側の作為を超えたところで疾走するような回というのが、はっきり言ってなかった気がする . . . 本文を読む

真田丸 第18回

2016-05-11 23:19:02 | 過去作倉庫15~
 GWの一日をつかって、上田にいってまいりました。いやあもう、話には聞いていましたが呆然としましたね。なんという人の多さ。上田城の櫓と大河ドラマ館の入場待ち行列。ふだん静かな地方の町が異様な熱気を帯びているのを見て、そうそうそう、このミーハーさ。これだよ。1年限りの町を挙げてのお祭り状態、期間限定の臆面もない商売っ気。何でもないおせんべいに「だまれ小童」というアイシング文字を書いて派手に並べて売る . . . 本文を読む

真田丸 第17回

2016-05-05 21:16:40 | 過去作倉庫15~
 突然ですが、今週いちばん心に残ってしまったのは、加藤清正の描き方でした。 なんだろう、このむかつくようなバカっぷりは。持って生まれた頭の悪さ、育ちの悪さ、馬鹿と純粋を勘違いして自分に酔って、一方的な正義感にうっとりできる愚劣さかげんは。  先週、そういうのがもの悲しいといいましたけど、そんな甘っちょろいものじゃないようです。  前回、秀吉が不快に思っているというだけの理由で人を井戸に投げ込んで殺 . . . 本文を読む

真田丸 第16回

2016-04-27 22:11:02 | 過去作倉庫15~
 先週、「やってる方が見てるほうより面白がってる」とネガティブなことを書きましたが、正直真田丸については、ちょっと運転を誤るとそっちに落ちてしまう危うさを、常に感じながら見ています。  さんざん駄作をみせられた心身の飢えからくる脳内補正も、そろそろ期限切れとなってきました。とにかくアイキャッチャーがやたらに多く、見るのが楽ではなくて、昔の大河ドラマみたいに身をゆだねて楽しむという具合にはいかないの . . . 本文を読む

真田丸 第15回

2016-04-21 21:02:30 | 過去作倉庫15~
 この4月から、日曜のお昼に「武田信玄」の再放送をやっています。放映当時わたしは学生で、あまり地元にいなかったのですが、ご当地大河の盛り上がりっぷりというのは見ていて、なかなかのもんだなと思っていました。でも、肝心の本編のほうは、そんなにじっくり腰を据えて見たという記憶がありません。  正直、大学生から20代の遊び盛りのころは、日曜日の夜に家で大河ドラマなんて見ちゃいませんでした。なのでリアタイで . . . 本文を読む

真田丸 第14回

2016-04-13 23:08:18 | 過去作倉庫15~
 前回で、全体の4分の一にあたる1クールめを終わり、中盤の前半・2クール目にかかりました。ここでガラッと世界を変えてくるというのも大河ドラマの展開の面白いところといえます。  前回で退場した源次郎(堺雅人)の初恋の人にして最初の妻・梅(黒木華)ですが、局面が変わったとあって実に潔く、回想シーンひとつ入りません。  というか、わたし思うんだけど、上等な大河ドラマは回想シーンをそんなにいれないものなん . . . 本文を読む

真田丸 第13回

2016-04-04 22:56:13 | 過去作倉庫15~
 先週、真田丸にしてはまったりしたエピソードで1話つぶし、第1クールの最終回「主人公の大人への旅立ち」を1週あと倒ししたのはなんでだろう、と考えてましたが、その謎が解けました。 諏訪大社御柱祭・上社木落し(平成28年4月3日)  だって7年に一度のめぐりあわせですよ。7年に一度、大木に男衆がみんなで乗って山から落とし、諏訪大社に建てるという大イベントがたまたま大河ドラマと巡り合ったのですから。 . . . 本文を読む

真田丸 第12回

2016-03-30 21:29:26 | 過去作倉庫15~
 3月最終週は、大河ドラマの定点観測ポイントなのですが、1クール目のピリオドにあたる回は次週、第13回(4月第1週)にずれ込むようです。まあ、そのあたりはエピソードの都合で多少前後しても全然かまいません。ようは、「主人公が大人に旅立つ」という明確な一線が、インパクトのあるエピソードで引かれるのが大事です。  男主人公の場合は、父や父的存在の人との別れがここに来ることが多く、死別、または別の土地での . . . 本文を読む

真田丸 第11回

2016-03-21 22:21:00 | 過去作倉庫15~
 なんかこれもしょっちゅう言ってる気がしますけど、優れた大河ドラマは、放送同時期の突発事件とふしぎにシンクロすることがある。これも大河を見る楽しみの一つではあります。  これが実は優れたドラマだけのことではなく、駄作でも、というかむしろ突き抜けた駄作だからこそおこる、ということを、去年の「花燃ゆ」はなんども実演してくれて、もう無かったことにして闇に葬るのが一番なような作品だけど、そういう意味では価 . . . 本文を読む