ピアノレスナーKaoriのわくわく!ブログ

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何が起こるかわからないピアノレスナーの日記

時間

2013-03-16 08:01:25 | レッスン
大人の生徒、一番の古株
もう、教え始めてかれこれ20数年
ダンナサマと出会うより前だからすごい

私の結婚式にも出てくれたし
彼女の結婚式には
なんと主賓で呼ばれ、汗かいた…

彼女自身、ピアノの先生として頑張ってる

ただ、
彼女には社会人の割に時間がありすぎた
子どももいない、ご主人も帰宅が遅く…
生徒もそんなにいなくて
たっぷりの練習時間

それがここに来て
忙しくなってきたようで時間が取れないと
だから弾けないという

案の定、聴いてみると、演奏が泳いでる
曲に完全に負けて、オロオロしているだけ

そんなん、たっぷり練習時間取れるのなんて
学生までよ

社会人になったら、いかに少ない時間で有効に練習して
聴かせるか、でしょ

みんなそれに苦労しながら頑張ってるんだから
今までが超幸せだったのよ

生徒の発表会の最後に演奏するのなんて
数週間前から自分の練習なんてどこにも入れる余地はなく
前日当日も準備や搬入に走り回り
発表会の間もMCでずっと舞台の上
タイムスケジュールも気になり
「何分押してる?」ばっかり聞いて

気がついたら自分の演奏って
……えっと何弾くんだっけ?みたいな状況の中
クタクタな中で、バリッと弾かなきゃならないのよ
最悪な状況の中弾くんだから

(そういえば、他所の先生って、自分の演奏の時
ドレスに着替える人いるよね
どうやったらそんな時間あるんだろ?
子どもの発表会には、そんな時間、ないわ~っ)

でも、それが先生でしょ

ああ、「先生のようになりたいなあ」って
生徒が目標にしてくれるように
「あの曲いつか弾けるかなあ」
憧れてくれるように…

追い詰められたら出来るんだよね、
きっと誰でも

それは
ワタシ自身にも当てはまる