防衛省は9日、中国海軍のフリゲート艦3隻が同日午前、沖縄本島と宮古島の間の公海上を東シナ海から太平洋に向けて通過したと発表した。8日にも同じ海域で8隻が航行しており、計11隻の中国艦艇が2日間で沖縄近海を通過したのは過去最大規模という。
中国艦艇は今後、太平洋で訓練を行うとみられ、海上自衛隊は警戒監視を強めている。
防衛省によると、海自のP3C哨戒機が9日午前9時ごろ、沖縄県宮古島の北東約100キロの海域を時速約30キロで通過する3隻を確認した。公海上の航行のため、国際法上の問題はない。
制服組トップの折木良一統合幕僚長は、9日の定例会見で「中国海軍が活動を活発化させているのは事実であり、大きな関心を持っている。必要に応じて警戒監視を実施する」と述べた。 (MSN産経)
中国艦艇8隻、沖縄近海を通過 遠洋訓練「常態化」…外務省、抗議しない方 2011.6.8 21:51 (1/2ページ)
防衛省は8日、中国海軍の艦艇8隻が沖縄本島と宮古島の間を通過したと発表した。昨年4月にも駆逐艦や潜水艦など10隻が同じ海域を通過し、沖ノ鳥島近くで訓練を実施しており、中国海軍が東シナ海で遠洋訓練を常態化させたことが裏付けられた。東日本大震災への対応に追われる自衛隊に対する“配慮”をやめたと宣言したに等しい。
防衛省によると、8日午前0時ごろ補給艦と潜水艦救難艦など3隻、正午ごろにはミサイル駆逐艦とフリゲート艦など5隻が通過したのを海上自衛隊の護衛艦が確認。いずれも沖縄本島南端と宮古島の中間地点の公海上を抜け南下している。潜水艦は確認されていないが、潜水艦救難艦が含まれていることから潜伏している可能性が大きい。
呉勝利・海軍司令官は一昨年4月、海軍創設60周年の観閲式で「海軍の5大兵種(艦艇や潜水艦など)は毎年数回部隊を組織し、遠洋訓練を行う」と宣言。中国海軍の遠洋訓練の活発化は既定路線だとされる。
東シナ海での遠洋訓練は、九州-台湾-フィリピンを結ぶ「第1列島線」を越えるものを指す。沖縄本島と宮古島をつなぐ海域も第1列島線に重なっており、今回の艦艇進出も遠洋訓練の一環として年度計画であらかじめ予定された公算が大きい。(中略)
外務省は「公海上で国際法上問題はない」と抗議しない方針。ただ、弱腰の対応を続ければ、昨年9月の尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件のように中国側の「示威行動」をエスカレートさせる恐れもある。 (MSN産経)
約3年ほど前、中国が米国に太平洋東西分割を持ちかけたというニュースを読んだことがある。
国際法上問題はないとはいえ、中国は着実に既成事実を積み上げているように見える。日本の国際的地位が低下し続けているように見える昨今、こんな記事を読むと、民主政権が中国海軍の活発化を引き込んだのか、
これは中国の規定路線であり、そして親中民主政権の規定路線なのかと薄ら寒い気持ちになる。現民主政府も外務省も存在感が感じられない。昨年の尖閣問題といい、民主党にはf”疫病神”という言葉しか思い浮かばない。